2009年7月28日火曜日

自作動画No.2 綾波レイ VS 長門有希

 
綾波レイVS長門有希

「新 世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイと「涼宮ハルヒの憂鬱」の長門有希は、非常に似たキャラクターであります。感情をあまり表に出さないその姿に惹かれる人 は多いようで、アスカとハルヒ(この二人も似たキャラではありますが)組よりは確実に人気が高いようです。で、綾波と長門は二人とも読書が好きなようで、 特に長門はいつも本を読んでいます。何の本を読んでいるかを解説したビデオもあり、それによると阿部和重「グランドフィナーレ」や綿矢りさ「蹴りたい背 中」、笠井潔の作品などがあるということです。しかし、わたしにとってはそんなことはどうでもいいことで、彼女たちが読んでいる本は、梶井基次郎の「檸 檬」以外には考えられないのです。なぜか?おそらく、「檸檬」を読んだ時のその文庫本のあとがきの印象が強いためだと思います。群ようこさんが書かれてい たのですが、彼女が女学生の頃、梶井基次郎のファンであったが、彼の写真を見て、愕然としたことなどが書かれていたと思います。とにかく女学生の間では、 梶井基次郎は絶大な人気を誇っていたようなことが書かれていたような気がし、その為か、中学高校の女子が読むのは「檸檬」という先入観がわたしの脳髄に刻 印されたようです。その梶井基次郎の「檸檬」の文章と綾波・長門をいっしょにしようと思って作ったのがこの動画です。N0.1動画よりは画 質はよくなっています。ただ、これをまずYouTubeにupしたところすぐに、「WMGより著作権うんぬんの連絡があり、オーディオ部分のみミュートさ せていただきます」というメールがYouTubeより届き、チェックするとupした動画が早速削除されていました。WMGは、Warner Music Groupのことで、自社の音楽に関して厳しい態度をとっているようですが、なんかどうもよくわかりません。今回の動画では、Within Temptationの曲はCDからupしたもので、それがよくないのかもしれないのか・・・どうもよくわかりません。YouTubeを検索してみると他 の作者の動画で、同じ曲を堂々と使っているのもあるのに・・・どうしてでしょう。ちょっといろいろと調べてみます。ということで、YouTubeにupし たものを張りたいところなのですが、それができませんので<その他>にそのままQuick Time Movieで張りました。また、以下のURLでニコニコ動画で観ることはできます(こちらも削除されるかもしれませんが)。http://www.nicovideo.jp/watch/sm7767440

2009年7月12日日曜日

Vocaloids

AVTechNOさんによる初音
ミク「NEL」。
4/29にニコ動にupされると
4/30には、巡音ルカ「NEL」
がupされ、7/5には鏡音リン
「Noiz are NEL」がupされる。

最近観た映画・・・ではなくて、最近聴く音楽は殆どがVocaloid ものになっています。音楽を聴くのはジョギング時(大体10kmを1時間くらいで走ってます)や水泳時(1.5kmを30分くらいで)が主で、iPodで 聴いてます(泳ぐ時もゴーグル装着可能なアタッチメントを使って聴いてます)。殆どが、ニコニコ動画からmp3におとしてますが、おとせないやつは他の動 画サイトや音楽サイトからおとしてます。元々、高校生の頃から好きな音楽といえばprogresssive rockというやつで、European progressive rock collectionなどを購入しては聴きあさってました。なかでもTangerin dreamやクラフトワーク、エドガーフローゼなどのドイツ系が好みでした。ですからテクノ音楽というのが好きなのはもちろんで、95年以降はフランスか らDaft punkが出てきて、わたしにとっての神となってました(Daftはハウス系だと言われる方もいるかもしれませんが)。で、最近では、日本では中田ヤスタ カ関連(Capsule,Perfume等)、Cutie paiなんかを聴くことが多くなってましたが、vocaloidの曲はテクノ系が結構多くて、それも質の高いものが多くてもっぱらボカロばかり聴いてま す。vocaloidの数も徐々に増えており、初音ミクが初代ですが、今はどんどん進化してきておりGumi曲として最近upされた「blue bird」などは楽曲のすばらしさとともにvocaloidそのものの完成度の高まりを実感させてくれます。もちろん、人間の声質に似てくるのが完成度が 高まることなのかどうかは異論もあることだと思いますが、また別の方向への進化も含めてvocaloidの可能性には今後も注意していきたいと思っていま す。ちなみに男性vocaloidとしてはKAITOがいまして有名な「しねばいいのに」を下に張っておきました。でもこれはYouTubeで観るよりは ニコ動で観る方が圧倒的に面白いです(コメントの何々死ねばいいのにが圧巻です)。
で、最近のお気に入りですが、AVTechNO という人の一連の作品です。この人、なんかすごく内向的なブログも書いておられるのですが、すべての曲がいいなあと感心してしまうのです。「NEL」とい う曲はRemix versionも2つあり、どれもがすばらしいの一言です。「Synchronicity」も現状2つのversionがあり同じ曲でもかなり感じが違っ ています。プロではないと思うのですが、楽曲自体の完成度はそんじょそこらのプロ作家を軽く凌駕していると思われます。こういう人の作品には金を払っても いい、いや払わせてくれえと言いたくなるのですが、そういいう課金システムが今のネットではまだうまく機能していませんので、そこが残念なところです。
下にYoutubeにupされたやつを張っておきますが、いずれにしてもニコニコ動画で観た方が音質も画像もmuch betterです。


2009年7月9日木曜日

最近観た映画

映画「no country for old man」
監督 コーエン兄弟
写真 怖い怖いシガー(ハビエル・バルデム)

10 代・20代の頃はよく映画を観たものですが、30代以降はあまり観てないというのが現実で映画について何か話せるようなことはないのですが、まあ、最近 (3ヶ月以内くらい)観た映画で気に入ったものを幾つか。まずは、コーエン兄弟監督の邦題「ノーカントリー」。これは怖かった。コーエン兄弟の映画では、 「ファーゴ」も好きな作品で、これは警官のおばちゃんがコーヒー飲むシーンとか普通の人が普通のキチガイに見えるシーンなどが好きで、後半の怖いパートは それほど好きでもないのですが、「ノーカントリー」は全編怖くて、その怖さはわたしの好きなタイプの怖さでありました。「好きなタイプの怖さ」というとた とえばスプラッターものは全然嫌いで、エクソシストなんかもダメ。13日の金曜日系もダメで、「羊たちの沈黙」もダメで、SAW系もダメ。 ダメというのはあまり面白く感じないという意味で、でも、「シャイニング」は最高に怖くて好きで、ジョン・カーペンターのもの(なかでも「パラダイム」) も最高で、クローネンバーグ(なかでも「スキャナーズ」)も大好きな怖さで、邦画だと中田秀夫監督のもの(なかでも「リング」)も最高に怖いと感じます。 コーエン兄弟の映画の初見は「バートンフィンク」でなんかデヴィッド・リンチみたいだなあと感じたのですが、その後の活躍はリンチとは違う系統の映画だと 感じている次第です。そのリンチですが、作品集BOXをamazonで購入しましたがまだ開封すらしてません。まあ大体の作品は観てますので、いつ開封し て観る日が来るのかわかりません。同じような境遇にあっているのがJA・シーザーの音楽作品集で、これも購入したもののまだ開封されていません。リンチの 作品の怖さは好きです。が、最新作「インランド・エンパイア」は録画したものを途中まで観て、以降、まだその後を観てません。おそろしく不気味で面白い映 画なんですが、元気な時に観ないと眠ってしまいそうです。コーエン兄弟の映画の良いところは、怖い流れのなかにふとありふれた日常の場面(といってもよく 考えるとありふれていないのですが)が挿入されるところかなと思っています。「ノーカントリー」の次に面白かったのは、「There will be blood」! 監督は、ポール・トーマス・アンダーソン〔略してPTAで覚えてます)。あの「マグノリア」の監督ですよ。「マグノリア」も面白かったですが、 「There will ・・・」も最高でした。次回作が待ち望まれる監督のひとりです。
Clover field」は期待しないで観ましたが、「ブレアウィッチプロジェクト」と方法論は同じでもこちらは面白かったです。「ブレア・・・」は最悪でした。フィ クションと分かっているのにノンフィクション的につくってしまっては興ざめです。それに比べ、「Clover・・・」は、フィクションであることを前提に ノンフィクション的手法できちんと観る者を楽しませる要素を絡めて撮っているという芸がわかりそれなりに楽しめました。この制作に名を連ねているのが JJ・エイブラムスという人で、この人が監督をした最新作が「スタートレック」ということで、このスタートレック最新作は非常に評価が高いのでいずれは観 たいなあと思ってます。でもこのJJさん、「アルマゲドン」の脚本書いてるんですよね。「アルマゲドン」は最悪の作品でした。映画館で鑑賞後、周りの観客 をみると皆が涙を流していたので、思わず心中で「この愚民めが!」と叫んでしまいましたよ。同じような気持ちに浸ったのが、クリント・イーストウッドの 「グラン・トリノ」。これが面白いか?と思わず、涙を流して感動している観客をみて、心中で「愚民め!」と叫びました。「硫黄島からの手紙」と同じタイプ の作品で、もうイエローを啓蒙する映画はやめてくんろと言いたいです。まあ、白人さまさまに啓蒙されて涙流してありがたく思う輩が多いということは、小 泉・竹中のやり方は間違っていないということでしょう。ああっ、でも、イーストウッドでも「ミリオンダラーベイビー」は好きです。まあこの作品をアイルラ ンド人が観たらどう感じるのかは知りませんが・・・・。
最 後に意外と感動した作品。「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪」。何も予備知識なしで観ていると(それも途中から)、出演者たちが真面目に「ネチコマ ネチコマ」とビートたけしのコマネチ踊り?をしており、これは何?とあっけにとられてしまいました。こんな映画が撮られることが許されている邦画界が恵ま れているなと感じ、だから内輪受けしかしない愚作しか撮れないんだよと心中で、「この邦画界の愚民どもめが!」と罵りました。基本的に洋画より邦画が好き なわたしはまともな邦画が観たいと切に思ってます。あっ、でも、ギララは「デビルマン」よりはましでした。