2018年12月31日月曜日

2018年ベスト・ワン



今年のベスト・ワンは「ゆるキャン△」で決まり!
次点は「メイドインアビス」、次々点は「宇宙よりも遠いところ」かな?
映画はすべてがほどほどにいい感じで抜きん出たものはなかったような。
音楽は来年の新生ベビメタに期待。
以上

2018年11月29日木曜日

「デビルマン crybaby」を観た

 永井豪先生 ✕ 湯浅政明監督『DEVILMAN crybaby(デビルマンクライベイビー)』対談
 『DEVILMAN crybaby』は、永井豪画業50周年記念として制作されたアニメーション作品。
2018年1月5日より、Netflixで全世界同時ストリーミング配信。
漫画版デビルマンのアニメーション作品としては、初めて物語の最初から結末までが描かれたが、
原作そのままではなく一部の展開はアニメオリジナルとなっている。


iPhoneを買い替えた機会にNetflixに入会したので、噂になっていた「デビルマンcrybaby」を観た。
感想は、そんなに悪くはない・・・いやまあ結構面白いかも・・・でもやはり原作には及ばないなあ・・・でな感じです。
そもそもデビルマンのリメイク作品はすべからく駄作ですからそれらの駄作群に比べるとまだ鑑賞に堪えうる作品ではありました。しかもかなり原作に近い筋でした。
音楽は電気グルーヴでなかなかよかった。「墓場鬼太郎」も電気グルーヴだったような。
アニメの質は、「墓場鬼太郎」>「デビルマンcrybaby」ですが。
そろそろ原作に忠実なアニメ版デビルマンをつくってくれないかなあ・・と切に思うのでした。
更新乙!

2018年10月30日火曜日

YUIMETAL脱退


結局、ついに、YUIMETALは脱退となりました。
おそらくアミューズやコバメタルの説得は続いていたのでしょうが、彼女に翻意を促すことはできなかったようです。
SU-METALの代役はききません。つまりSU-METALが脱退したらベビメタは解散です。
しかし、YUIMETALの代役は見つけることができます。
もしMOAMETALも脱退するならSU-METAL単独のユニットでいけばいいだけのことですが、YUIMETALだけが抜けたとなるとこれはすぐに代役を見つける必要があります。
早く新たなYUIMETAL役を見つけましょう。
それがベビメタにとって最良の選択肢だと思います。
2人は不安です。現在の7人なんて論外です。
3人で安定したユニットへ戻るべきです。

ということでなんとか更新・・・・。

2018年9月30日日曜日

バーフバリを観た


バーフバリ 伝説誕生』は、2015年公開のインド映画。全2部構成の叙事詩的映画の第1作目である。
インド国内で最高額の予算で製作された本作は公開直後から高い評価を受け、インドの歴代興行収入最高額を記録した。海外配給版もシッチェス・カタロニア国際映画祭、ブリュッセル国際映画祭、釜山国際映画祭など各国の映画祭で上映され、サターンファンタジー映画賞にノミネート、テルグ語版は第63回ナショナル・フィルム・アワードの最優秀作品賞、最優秀視覚効果賞を受賞した。
2017年に第2作『バーフバリ 王の凱旋』が公開された。 

たまたまWOWOで放映されていたので、なんとなく20年前に観た「ムトゥ踊るマハラジャ」を思い出して、まさにたまたま録画していました。「伝説誕生」と「王の凱旋」の2本が同時に放映でしたので2作ともに録画しましたが、どちらの作品も2時間30分くらいの上映時間で、まあ2本ともに観るのはいつのことになるやらという感じで録画したままになっていたのですが、まめきちまめこさんのブログ(こちらをクリック)でバーフバリが取り上げられており、これを読むとどうしてもやはり観たくなってきて、ちょっと暇がある時に録画したものを観てみました。
で、まず第一部の「伝説誕生」ですが、まめきちまめこさんのブログを思い出しながら時々なんじゃこりゃという感じで笑いながら観て、それでも退屈な箇所ではちょっとうとうとしながら観ていたのですが、後半に進むにつれ、徐々に面白くなってきて、うーん、こりゃ第二部の「王の凱旋」もすぐに観なければとなったのでした。
で、第二部はもう滅茶苦茶面白くて、一気に観終わってしまったのでした。
なにが面白いって、やはりこのバーフバリはインド映画の王道を描いているからです。
主人公バーフバリの設定、容姿は言うまでもなく、随所に登場するダンスと音楽は、わたしに「ムトゥ踊るマハラジャ」を思い出させました。しかし、この「ムトゥ踊るマハラジャ」は3時間近い上映時間でわたしは楽しみながらも結構退屈したのですが、バーフバリは違ったのです。その大きな原因は、バーフバリの途方もないCGにあるようです。これは今回初めての遭遇でインド映画のCGの凄さに驚愕するのみでした。CGの細部が凄いというわけでがありません。むしろ細部はダメダメです。しかし、こんなシーンをこんなでたらめなCGで乗り切ってしまうというその大胆さに驚愕してしまうのでした。それにバーフバリが強するぎる。こんなん反則ですやんと思うくらい強すぎるのです。
とにかくインド映画はこうして時々観るとびっくりさせてくれて、楽しませてくれます。
これをいつも観るとなると辛いものがあるような気がします。ストーリは大体お決まりで、あのダンスと音楽。10年間に1作観るくらいでいいかなあとも思ったりします(笑)。 でもとにかくこのバーフバリは一見の価値ありです。
インド映画のダンスとアニメの主題歌をリンクさせる動画というのが一時期、ニコ動で流行ったのですがその名残を下に貼っておきます。いま見てもやはり名作です。


ついで「ムトゥ踊るマハラジャ」のオープニングとバーフバリのダイジェスト映像も貼っておきます。







2018年8月31日金曜日

ニコ動とスカパー



ニコニコ動画(ニコニコどうが、略称: ニコ動ニコニコ)は、ドワンゴが提供している動画共有サービス。
事業の拡大につれ、ニコニコ生放送やニコニコ静画など、ニコニコの名を冠し、動画共有サービスの枠を超えた多くの派生サービスが展開されている。従来「ニコニコ動画」という名称はこれらのサービスの総称でもあったが、2012年5月1日に新しい総称である niconico が発表されて以降、
ニコニコ動画は niconico のサービスのひとつである動画共有サイトという位置づけとなっている。(Wikipediaより)

ニコニコ動画とスカパーが危うい。
ニコ動はプレミアム会員が減少傾向にあるがそれよりも肝心の視聴数が激減しているらしい。それはコンテンツの質が落ちていることが第一の原因かもしれない。コンテンツの質が落ちた原因は動画のプラットフォームの改善が遅れたことと、YouTubeの圧倒的な隆盛によるものと思われる。YouTubeは動画投稿による収益機能を整えたことが現在の繁栄の主な原因と思われる。
ニコ動のコメントが流れるシステムはとても面白いし、今でもアニメなどはこのコメントが流れる中で観ないと観た気になれない。だからアニメを観るのは必ずニコ動でとわたしは決めているがその肝心のアニメも最近は面白いコンテンツがない。だからわたしも最近は1ヶ月間ニコ動にアクセスしないということもある。
困った、困った。
ニコ動のボカロやMMDなどの文化は長く引き継がれていくべきものだと思われる。
ニコ動が一番面白かったのはやはり2010年頃のように思われる。プレミアム会員が100万人を達成するまではまさに勢いがあり、面白いコンテンツが次ぐから次へとアップされた。しかし、会員が増えるに従って、その質は落ちていった。おそらくこの時期から質の高いコンテンツ制作者たちはニコ動から離れていったのではないだろうか?ニコ動の超会議室など京都に住んでいるものからしたら参加するのもバカバカしく、勝手にやってろという感じだったし、夏野のおっさんが高級ワインをひけらかして飲む姿を見るにつけ「おまえ、死ね!」と叫ぶだけだった。
おそらくニコ動はこのまま縮小傾向になり、しかし潰れることはなく、細々と続いていくことになるのだろう。そこからまた新たな文化が生まれればそれはそれで喜ばしいことなのだが、そのためには現在の経営陣を一掃してしまったほうがよいと思う。
同様に、スカパーももうすぐ死にそうである。
UEFAチャンピオンズリーグをDAZNに奪われてしまっては、もうスカパーを見る理由などなにもないのである。Foot!は観たいので、仕方なくFoot!とプレミアリーグだけを視聴できるコース(月額1000円)に入会しているが、Foot!もどうも徐々に面白くなくなってきているのでいつまで入会しているかは不明である。とりあえずFoot!にお笑い芸人は出さないでほしい。不愉快なだけである。死ね、お笑い芸人!
もちろんDAZNには入会した。もうDAZNさまさまである。
オンデマンドで観れるし、ライブでもすぐに自分の好きな場面を後追い再生できる。こういう環境に慣れれば、CMがあり、後追い再生ができず、同じシーンを何度も観させられる地上波などはもうそのチャンネルを選ぶことなど決してないのである。
死ね、地上波!

2018年7月31日火曜日

YUIMETALの行方

水野 由結(みずの ゆい、Yui Mizuno)は、日本の女性シンガー、ダンサー、アイドル。
神奈川県出身。所属事務所はアミューズ。
2010年より、メタルダンスユニット「BABYMETAL」のスクリーム&ダンスをYUIMETAL名義で担当する。

昨年12月の広島で開催されたSu-Metal生誕祭以来、YUIMETALは欠席している。今年の欧米ツアーでもYUIMETALの姿はなく、代わりにバックダンサーが2人加わった。

 今後どうなるのかを論理的に考察してみた。 

このままBABYMETALを脱退してしまうのか?

それが決まっていればそれなりの発表がアミューズよりあるはずである。
ないということは、復帰する可能性があるということである。
10月の日本公演のチケット販売が7月中旬から8月中旬に延期になったということは、YUIMETALの日本公演での復帰を示唆しているかもしれない。もしくはその方向性で動いていると考えられる。結果として、復帰はさらに延期ということもあり得るが。あるいは日本公演後にYUIMETALの脱退がアナウンスされるかもしれない。
いずれにしてもYUIMETALが脱退するならBABYMETALの大幅な構造変革が必要である。
YUIMETALに変わる新たな女性をリクルートするか、SUMETAL単独のユニットにするか。SUMETALとMOAMETAL二人のユニットというのは考えにくい。
あるいはこれを契機に消滅もあり得る。

ということで7月更新乙!

2018年6月30日土曜日

森田童子、死す。


 森田 童子(もりた どうじ、1953年(昭和28年)1月15日 - 2018年(平成30年)4月24日)は、
日本の元女性シンガーソングライター。本名は非公開。
1975年10月、シングルレコード『さよなら ぼくの ともだち』で、ポリドールよりデビュー。
以後主にライブハウスを中心に活動。1983年までにアルバム7枚、シングル4枚をリリースし、同年のアルバム「狼少年 wolf boy」と新宿ロフトでのライブを最後に、引退を宣言することなく活動を休止。
カーリーヘアにサングラスというスタイルが特徴で、コンサートはもちろんレコードジャケットなどでも素顔を見せることはなかった。実生活についてもほとんど公表せず、作詞した歌詞の内容もありのままの実体験ではなく願望を投影したものであるとしており、普段も寡黙で、独特の世界観を表現した作品に生活感を滲ませることを避けていた。


 ぼくは大学受験の浪人時代に森田童子を知った。
きっかけはレコード店で偶然彼女のファーストアルバム「グッド・バイ」を手にし、そのジャッケットの鮮烈な印象に、つまりジャケ買いをしてしまったのである。
ジャケットには収録曲「まぶしい夏」の歌詞が記されていた(上の写真を参照)。

玉川上水沿いに歩くと
君の小さな
アパートがあった

夏には窓に竹の葉が揺れて
太宰の好きな君は
睡眠薬飲んだ

暑い陽だまりの中
君はいつまでも
汗をかいて眠った

あじさいの花より鮮やかに
季節終わりの
セミが泣いた
君から借りた太宰の本は
寂しい形見に
なりました

ぼくは汗ばんだ
懐かしいあの頃の
景色をよく覚えてる

太宰の小説はかなり読んでいた当時のぼくは太宰のことがどちらかというと嫌いだったのだが、なぜかこの歌詞にひかれて彼女のアルバムを購入した。
それからぼくは森田童子の世界の虜になった。
リリースされるアルバムはすべて購入し、コンサートも2度行った。
まさに森田童子と同時代に彼女を体験した。
だから90年代になってTVドラマ「高校教師」がきっかけとなって彼女の曲が大ヒットしたことには苦々しい思いしかない。

浪人時代、ぼくの通った京都の予備校に変わった女の子がいた。
歳は高校3年生のそれで高校は中退して大学検定を取得して大学受験のため予備校に来ていた。確か京大医学部を受験した時に同じ教室に彼女がいたことを覚えていた。
少しずつ彼女を知るようになって、彼女が田舎の中高一貫教育の出身であり、中学3年の頃から担任の先生とつきあうようになり、それが原因で高校を中退することになり、中退してもその先生とはつきあい続けていたが、ある日いつものように朝の逢瀬を重ねている時にその先生は彼女の上で腹上死してしまったということで、彼女は仕方なく田舎を出て、京都で大学受験に励んでいるとのことだった。当時のぼくは彼女がまだ高校生のくせに熾烈な人生を歩んでいるんだなあと痛く感心したものだった。
彼女は中学時代にサドの全著作を読破したと言っていた。
彼女の下宿には本棚にいっぱいの本、特に少女漫画が置かれていた。
ぼくは彼女に感化されて、彼女の家に行くといつも少女漫画を読み漁った。
小劇場の演劇を観に行くようになったのも彼女のおかげだったし、天井桟敷や状況劇場、つかこうへい事務所を教えてくれたのも彼女だった。
当時のぼくは彼女に多大な影響を受けていた。
そんなぼくが唯一彼女に影響を与えのたが、森田童子だった。
彼女は森田童子を偏愛した。

あの当時を今思い出すに、あの眩しい夏を思い出すに、汗をかきながら彼女の下宿でふたり並んで少女漫画を読み、ボルヘスやマルケスの海外小説を読みふけっていたあの日々を思い出すに、その記憶にはいつも森田童子の歌声がついてくる。
彼女の言うことは本当だったのだろうか?
中学の先生との恋愛、先生の死による帰結は事実だったのだろうか?
今思うに、それらはすべて彼女がつくりだした幻想だったのかもしれない。
十代のぼくは彼女の作り話にふりまわされていただけのことかもしれない。
ぼくは京大医学部に進んだけれども、彼女は、京大医学部を落ちて、翌年に京大理学部を落ちて、そして翌々年に阪大理学部を落ちて、結局、10歳以上離れた新しい彼を見つけて、神戸に引っ越し、そこで結婚し、子供を生んだ。
そこまでは、ぼくは知っている。
「別れてほしい」と言われた時、肩の荷が降りた思いで、安堵した嫌な思いが甦る。
その後、彼女はどうしているんだろう・・・・

森田童子が「高校教師」で話題になった頃、ぼくは留学先の米国でこのドラマを観た。そして、まさに彼女を 思い出した。主演の桜井幸子が彼女にみえて仕方なかった。
森田童子は脚光を浴びたが、表舞台に出ることはなかった。

そんな森田童子が死んだ。

彼女の曲、すべてが好きなのは言うまでもないが、ここでは3曲だけ貼っておく。
「まぶしい夏」はその歌詞が森田童子を知るきっかけになった重要な曲。
「蒼き夜は」は彼女が好きだった曲 。
「哀悼夜曲」は自分の死に際して、流してほしい曲である。

まぶしい夏

蒼き夜は

哀悼夜曲

2018年5月31日木曜日

Superorganism, CHAI and Alan Walker


Superorganism
日本人の17歳の少女 Orono がボーカルを務める8人組スーパーバンド  
.バンドはニューイングランド、ロンドン、ニュージーランドなど多国籍出身のメンバーで結成されている。

CHAI
 ピンクを基調にしたポップなルックス。
コンセプトとして「NEOかわいい」、「コンプレックスはアートなり」を掲げて活動している。
 2016年、ソニー・ミュージックとアメリカ・SxSW「JAPANNITE」が主催するコンテスト
『グランプリ、いきなり米国フェス出演オーディション』にて、グランプリに輝いた。

 
Alan Walker 
アラン・ウォーカーは、ノルウェーを中心に活動する音楽プロデューサー。
出身はイギリスで拠点はノルウェーである。1997年生まれ。 
2012年、ゲーム仲間であるオンライン上の友達の力も借りて初めて自分のパソコンで作曲するとヒットした。イギリスのレコード・レーベルを通してYouTubeにリリースしたFadedは瞬く間に世界中で大ヒットを記録。
2018年3月6日時点でストリーミング再生は18億回を、MVの再生数が15億回を超えている。

最近よく聴いている音楽を3つ紹介。
上にあげた3組のグループです。アラン・ウォーカーは個人ですが・・・。
スーパーオーガニズムはネットから知り、そのスーパーオーガニズムを介してチャイを知りました。どちらも素晴らしい音楽性で中毒になります。
アラン・ウォーカーは京都のFMラジオアルファステーションのヘビーローテーションで知りました。欧州ではめちゃくちゃ人気があるようで、下に貼った地元ノルウェーでのライブでは会場が一体となって合唱してます。びっくりです。彼が着ているパーカーが格好いいです。アマゾンでも売ってますので購入したいです。
ということで今回は簡単に。
なんとか更新しました。
下にそれぞれの動画を貼っておきます。




2018年4月18日水曜日

ゆるキャン△に癒やされる



 ゆるキャン△』は、あfろによる日本の漫画作品。
山梨県周辺を舞台に、キャンプ場でのリクリエーションや野外調理などといったアウトドア趣味の魅力と、
それを身の丈に合った範囲で満喫する女子高校生たちのゆるやかな日常を描く。
『まんがタイムきららフォワード』(芳文社)にて、2015年7月号より連載中。
2018年にはテレビアニメ化され、AT-X、TOKYO MXほかにて1月から3月まで放送された。

先月はついにやってしまいました。
そうです。ブログ更新を忘れてしまったのです。
こうなったら毎月最低1エントリーという約束はもう反故にしてもいいかなと思ってしまいますが、そうなると最近はあまり書きたいことがないので半年にわたって放置ブログになってしまう可能性もありますので一応毎月最低1エントリーは守りたいと思います。
で、今回は、「ゆるキャン△」について。
今年1〜3月のアニメは「ポプテピピック」がもっとも関心を集め、覇権をとった感じでしたが、いやいやそうにあらず。「ゆるキャン△」という貴重なアニメがあったのです。
「ポプテピピック」は6話くらいまでは観ましたがあまり面白いと思いませんでした。声優オタクには支持を受けるのでしょうが、わたしは声優にはそれほど関心がありません。また、そもそもギャグとかお笑いのようなものには一切関心がないので 「ポプテピピック」はわたしにとっては退屈なだけで24分が長すぎて、半分の12分でも十分過ぎる長さに思えてしまいます。一方、「ゆるキャン△」はあっという間に24分が過ぎていきます。カット割りはゆっくりで各シーンはゆったりしているのですがそれでもあっという間に時間が過ぎていくのです。
「ゆるキャン△」は、「けいおん!」の系譜にあるアニメです。
ただし、進化というべきものがあり、それはグループでわいわいするだけでなく、ボッチで楽しむという要素も加わり、また、「孤独のグルメ」ばりに、食い物要素も加わっています。ボッチ要素を担うキャラは下に貼った志摩リンです。


志摩リンは、いうなら綾波・長門の系譜に繋がるキャラで、ひとりでするキャンプ(ソロキャンプというらしい)の達人です。決して主舞台の野外活動サークル(略して野クル)と行動をともにしようとはしません。かといって野クルと仲が悪いわけではなく、お互いにお互いを認めあっているという感じです。「けいおん!」だったら部員全員が仲良く活動していたのに「ゆるキャン△」ではそんなことはありません。そこがまた良いところだと思われます。
「けいおん!」では楽器の詳細な解説などはありませんでしたが、「ゆるキャン△」ではキャンプ道具の詳細な解説があります。ここもまた進化した点です。
また「ゆるキャン△」で流れるBGMは秀逸です。癒やされます。
なにかがおこることもなく、ただたんに少女たちがキャンプするだけですが、背景の景色や食事、名所などとあいまって話はなぜか豊穣なものとなっています。これこそアニメの進化系だと思います。それに比べると「ポプテピピック」はちょっと狙い過ぎて、その背後にみえる野心がうざいと感じてしまいます。
ともかく今年イチオシのアニメになる可能性の高い「ゆるキャン△」に感謝!
おそらく2期もあると思いますので見逃した方は2期に期待してください。それよりニコ動で課金して観るという手もありますよ。

2018年2月22日木曜日

9周年


我が家の猫。ヒメ(手前)とモチ。


今日は2月22日。つまり、猫の日です。つまりこの創作実験室が創設されてから9
年経ったということです。
それだけのことです。
糞みたいなことです。

とここまでは昨年といっしょ。
で、例年はあまり書くこともなくお茶を濁して終わるのですが、今回は2月に2回もエントリーしているのでやはり書くことなし。
ということで、これでおしまいです。
来年はいよいよ10年か・・・。

2018年2月13日火曜日

「菊とギロチン」を観た。


ギロチン社
中濱鐵(東出昌大)、古田大次郎(佐藤寛一郎)らによって1922年に結成されたテロリストの結社。
1921年,古田は農民組織化のため小作人社をつくるが成果なく,テロリズムに訴えることを決意,中浜も同調した。翌年6月同社解散後,ギロチン社を結成。22~24年にかけ,訪日中のイギリス皇太子のテロル計画以後,一連の襲撃事件を起こすがいずれも失敗した。とくに,古田があやまって第十五銀行員を刺殺した小坂事件(23年10月),殺された大杉栄の復讐をねらう和田久太郎,村木源次郎と古田らによる福田雅太郎大将狙撃事件(24年9月)は警察の警戒を強めた。


以前のエントリー(こちら)で紹介したわたしが出資した映画「菊とギロチン」がようやく完成して、その初号試写に行ってきました。
平成16年秋に撮影は終了し、編集および追加資金集めなどで完成が今まで延びてしまったようです。一般公開は今年夏の予定ということ。
試写会場は京都松竹撮影所ということで、京都は太秦の帷子ノ辻駅近くにあるということで行きましたが、昔々、その近くの京都大映撮影所で寺山修司主催天井桟敷の「奴婢訓」凱旋公演を観に行った記憶があったので同じ場所かと思いましたが、実際はちょっと離れていました(これはグーグルで調べてわかったことですが)。
懐かしい思いの帷子ノ辻駅からすぐに京都松竹撮影所はあり、受付で試写の件を伝えると入館証のようなものをくれ、試写会場はすぐそこであることを教えてくれました。
入口からすぐの建物が試写会場で、試写会場といってもそこは普通の映画館のような感じでした。試写会場入口には瀬々監督がおり、わたしが挨拶すると「ようやく完成しました」と声をかけていただきました。
試写会場に入るとすでに多くの方が座っておりわたしは真ん中より前の最前から4番目くらいの前方の一番右端に座りました。周りに誰もいないというのがわたしにとってベストのポジションなのです。
試写が始まる前にプロデューサー?の短い挨拶があり、瀬々監督は前から3番目の前方真ん中の席で試写を観てました。
映画が始まり、上映時間は189分。かなり長い上映時間でしたが、その長さはまったく感じませんでした。「ヘブンズストーリー」の時に感じた後半の冗長さは今回はまったく感じませんでした。
ここで一言言っておきますが、自分が出資したということでその作品の評価になんらかのバイアスがかかるという人間ではわたしは決してありません。それに瀬々監督に対してそこまで思い入れもありません。どちらかというとちゃんとした作品をつくってくれるかどうか疑いの目をもっています。それはこれまでのわたしの瀬々に対する言説を読めばわかると思います(こちらも参照)。
で、面白かったのか?
面白かったのは言うまでもありません。わたしの個人的感想では、これは瀬々監督のベスト作品です。「ヘブンズストーリー」も越えています。
なぜか?
それはこの作品には映画の神が舞い降りた一瞬のシーンがあるのです。
正確には一瞬ではありません。5分くらいのシーンでしょうか。
「天皇陛下、万歳!」
とスクリーンのなかの登場人物皆が叫ぶシーンがあるのです。
まずは女相撲の朝鮮人十勝川関が嗚咽するように呟き、それに呼応するように十勝川関を拷問していた在郷軍人たちが叫び、十勝川関を救おうとしていたギロチン社の中濱鐵が叫び、古田大二郎が叫ぶのです。
なんじゃあ、こりゃあ!? !!
とてつもない、意図されたものではない、まさに映画の神が降っておりてできてしまったとてつもないシーンを目撃してしまったのでした。
そして、わたしの眼からはとめどもなく涙が降り落ちていくのでした。
落涙の理由なんてわかりません。まさに、なんじゃあ、こりゃあ!?でした。
そしてこの瞬間にこの「菊とギロチン」はわたしにとって神映画になったのでした。
神が降りてくるシーンとは、たとえば黒澤明の「八月の狂詩曲」の最後のおばあちゃんの傘が吹き飛ばされそうになるシーンとか、キューブリックの「2001年宇宙の旅」の最後のシーンとか、「シンゴジラ」のゴジラが熱線で東京を焼き尽くすシーンとか、 ルコントの「髪結いの亭主」での最後のダンスシーンとか、まあいわゆる神映画には必ずあるのです。


 先にも書きましたが、公開は今夏の予定。おそらく小さな劇場での限定公開となることでしょうから多くの人の目に触れることはないのかもしれません。それでも口コミで評判が評判をよび、何らかの映画賞でも受賞すれば評価があがるかもしれません。でもまあわたしにとってはおそらく今年のベスト1映画になるだろうという確信のもと、静かにこの作品の動向を見守っていきたいと思います。
そして、最後に、こんな素晴らしい神映画をつくってくれた瀬々監督に感謝です。
今ではこの映画に出資したことが本当に誇らしく思えます。おまけに最後のクレジットで製作委員会の項に、わたしの名前があったりして、単に金を出しただけでなにもしてないのですが、とりあえず恐縮してしまいました。
本当にありがとうございました。
一般公開になったらまた観ようっと!

2018年2月6日火曜日

われ一塊の肉塊なり@永遠の戸川純



 戸川 純(とがわ じゅん、1961年3月31日 - )は、日本の歌手・女優である。
本名は戸川 順子(とがわ じゅんこ)。
歌手としてはゲルニカ、ヤプーズなど、またはソロのヴォーカリストとして活動している。

 何かのキッカケで「戸川純」の名前を久々にみて、おっとそういえば戸川純は今何してるのかなあ・・まだ生きてたっけえ?などと思いながらググってみるとなんと昨年にニューアルバムをリリースしているではないですか!
戸川純を今更紹介するのも何なので、わたしが「これが戸川純だあああ!」と思う、動画を下に貼っておきます。こんなものがあったのもびっくりですが・・・。

諦念プシガンガ

空の彼方に浮かぶは雲  嗚呼わが恋愛の名において  
その暴虐の仕打ちさえ  もはやただ甘んじて許す  
牛のように豚のように殺してもいい  
いいのよわれ一塊の肉塊なり  

空に消えゆくお昼のドン  嗚呼わが恋愛は終止せり  
あの泥流の恩讐が  もはやただあとかたもなしや  
愕然とする間もなく  腐敗し始める  
われ一塊の肉塊なり

1984年・・ 作詞:戸川純

圧倒的な歌詞ではありませんか。
今、現在、久しぶりに聴いても魂が身震いするのを感じます。
まさに、永遠の戸川純です。

で、その戸川純が昨年発表したアルバムから2曲を下に貼ります。




いやあーーいいなあーーー戸川純の世界ですよ。

このVampilliaという音楽集団も素晴らしいです。
戸川純の音楽性と通奏低音で一致しております。
Wikiで調べると簡単には次のようになります。

Vampillia(ヴァンピリア)は、日本のロックバンド。自称10人+αの「ブルータル・オーケストラ」。2005年頃関西で結成。

下に彼ら(彼女ら?)のオリジナルの曲を貼ります。これを聴くと最初の部分はアニメ「惡の華」のエンディング曲を思い出します。



あーともかく久しぶりに戸川純の音楽に触れ、まさに「われ一塊の肉塊なり」とひとりごちたのでした。

2018年1月28日日曜日

小神、逝く。そして、DOLL$BOXX。


 藤岡 幹大(ふじおか みきお)は、日本のギタリスト、ソングライター。ジャンルはロックなど。
兵庫県南あわじ市出身。身長158センチメートル。既婚で2女あり。
2013年からはBABYMETALをサポートする「神バンド」のギタリストを担当。
2018年1月5日、36歳で死去。
ツイッターでの報告では前年12月30日天体観測中に高所から落ち、療養中に容態が急変し死亡したとしている

新年を迎え、突然の訃報に呆然とするのみでした。
ベビメタの神バンドでギターを担当していた小神こと藤岡氏が急逝なされました。どうも落下事故のようで、頭を打ったのかも?硬膜外血腫が破裂した?これはあくまで推測ですが・・・・。とにかく残念です。ベビメタの初期は、神バンドのギターといえば大村氏(大神)とLedaだったのですが(武道館ライブはこの二人でした)、海外のソニスフェアライブから小神が参加し、いつのまにかなくてはならない存在になっていました。最近では小神と大神というのが定着していたようで、この二人の息もぴったり合っていたように思われました。かえすがえすもただただ残念で、小神様の冥福を祈るのみです。
で、この小神さまの訃報に際して多くの関係者が追悼文をツイッターにあげていたのですが、そのなかにガチャリックスピンのメンバーのものもありました。ガチャリックスピンとは2009年結成のガールズバンドで、メンバー皆が演奏技術が超一流という本格派なのですが、アイドルとの間を狙っているのか音楽性に一貫性がなく、ハードな素晴らしいものもあれば、アイドルソングっぽい糞みたいなものもあります。結成して途中からはなぜかダンス専属のメンバーが二人加わり(おそらくベビメタの成功に触発されての策?)、まさにバンドとしては混迷を増しているという感じの不幸なバンドです。下にハードなライブの動画を貼っておきます。皆さん、非常に演奏が上手です。


で、もうひとつ不幸なバンド、いやボーカルがいまして、LIGHT BRINGERというメタルバンド(2005年結成)のボーカル、Fukiさんです。このバンドはもう解散しており、Fukiさんは現在はUnlucky MorpheusとFuki communeで活動しているようです。このバンドの音楽性は一貫しており、まさにメタルでどちらかというとシンフォニックメタルっぽいです。下に貼ります。めちゃいいです。



で、このガチャリックスピンの演奏隊とFukiさんが合体したのが、DOLL$BOXX(略してドル箱)なのです。結成は2012年ですからかなり経過しております。
わたしがベビメタを知り、その関係でこのドル箱のデビューシングル「Take My Chance」をYouTubeで視聴する機会もあったのですが、おそらく2013年当時に視聴した時はそのMVのなにを狙っているのかわからないまさに混迷した内容にがっかりし、せっかくボーカルが凄いのにもったいないなあと思ったものでした。しかし、最近になって一番最後に貼ったライブ動画をみて、このバンドの底知れぬパワーを実感し、最近になって再活動を始めたということで今後の活躍に期待したいと思った次第です。
まずは最悪といえるデビューシングルのMVを下に紹介します。最近よくみる楽曲へのリアクションをみるというYouTubeの動画をあげておきます。このリアクションをしている男性はベビメタに対してにリアクション動画を沢山アップしており、それから他の邦楽バンドもリアクションもするようになった(おそらく視聴者からいろいろとバンドの紹介があったのだと思われます)という人で、的確なコメントは素晴らしいです。小神の訃報に際してもそれに対するリアクション動画をきちんとアップしており、頭が下がる思いです。


どうでしょうか?
最悪なMVと思いませんか?
でもこの醜悪なMVのおかげで、そしてそれでも彼女たちの真の実力はなんとか感じ取れるという救いのおかげで、このMVへのリアクションがたくさんYouTubeにアップされており、おそらくそのおかげでドル箱の再活動が惹起されたのかもしれません。
それでは最後にドル箱の真の姿をみれるライブ動画を貼っておきます。