『バーフバリ 伝説誕生』は、2015年公開のインド映画。全2部構成の叙事詩的映画の第1作目である。
インド国内で最高額の予算で製作された本作は公開直後から高い評価を受け、インドの歴代興行収入最高額を記録した。海外配給版もシッチェス・カタロニア国際映画祭、ブリュッセル国際映画祭、釜山国際映画祭など各国の映画祭で上映され、サターンファンタジー映画賞にノミネート、テルグ語版は第63回ナショナル・フィルム・アワードの最優秀作品賞、最優秀視覚効果賞を受賞した。
2017年に第2作『バーフバリ 王の凱旋』が公開された。
たまたまWOWOで放映されていたので、なんとなく20年前に観た「ムトゥ踊るマハラジャ」を思い出して、まさにたまたま録画していました。「伝説誕生」と「王の凱旋」の2本が同時に放映でしたので2作ともに録画しましたが、どちらの作品も2時間30分くらいの上映時間で、まあ2本ともに観るのはいつのことになるやらという感じで録画したままになっていたのですが、まめきちまめこさんのブログ(こちらをクリック)でバーフバリが取り上げられており、これを読むとどうしてもやはり観たくなってきて、ちょっと暇がある時に録画したものを観てみました。
で、まず第一部の「伝説誕生」ですが、まめきちまめこさんのブログを思い出しながら時々なんじゃこりゃという感じで笑いながら観て、それでも退屈な箇所ではちょっとうとうとしながら観ていたのですが、後半に進むにつれ、徐々に面白くなってきて、うーん、こりゃ第二部の「王の凱旋」もすぐに観なければとなったのでした。
で、第二部はもう滅茶苦茶面白くて、一気に観終わってしまったのでした。
なにが面白いって、やはりこのバーフバリはインド映画の王道を描いているからです。
主人公バーフバリの設定、容姿は言うまでもなく、随所に登場するダンスと音楽は、わたしに「ムトゥ踊るマハラジャ」を思い出させました。しかし、この「ムトゥ踊るマハラジャ」は3時間近い上映時間でわたしは楽しみながらも結構退屈したのですが、バーフバリは違ったのです。その大きな原因は、バーフバリの途方もないCGにあるようです。これは今回初めての遭遇でインド映画のCGの凄さに驚愕するのみでした。CGの細部が凄いというわけでがありません。むしろ細部はダメダメです。しかし、こんなシーンをこんなでたらめなCGで乗り切ってしまうというその大胆さに驚愕してしまうのでした。それにバーフバリが強するぎる。こんなん反則ですやんと思うくらい強すぎるのです。
とにかくインド映画はこうして時々観るとびっくりさせてくれて、楽しませてくれます。
これをいつも観るとなると辛いものがあるような気がします。ストーリは大体お決まりで、あのダンスと音楽。10年間に1作観るくらいでいいかなあとも思ったりします(笑)。 でもとにかくこのバーフバリは一見の価値ありです。
インド映画のダンスとアニメの主題歌をリンクさせる動画というのが一時期、ニコ動で流行ったのですがその名残を下に貼っておきます。いま見てもやはり名作です。
ついで「ムトゥ踊るマハラジャ」のオープニングとバーフバリのダイジェスト映像も貼っておきます。