昨日、とあるTV(おそらくNHK)のニュースで作者が死んだ後の放置されたままのブログにもいろいろとコメントが書き込まれ、いまだにブログが生き続けているといような特集を観ました。
例として川村かおりさんのブログがとりあげられ、川村さんは昨年乳がんの転移で亡くなったのですが彼女亡き後も彼女のブログのコメント欄には多くの人がコメ
ントを残していっておりブログが川村さんをともらう場となっており、またそれ以上に乳がんと闘っている人たちの集まりの場のようになっているということ
で、ブログが彼女のもうひとつの墓場として機能しているようでした。
またもうひとつの例として、奥さんを癌で亡くしたある男性が奥さんの死後に彼女が書いていたブログを見つけ、彼がその奥さんのブログを引き継いでいくというようなこともあげられてました。
かなり前からわたしはこうした死後に放置されたHPやブログというのに関心があり、そのこともあって別唐晶司のHPを起ち上げたというのがあります。そうで
す、この作品庫はとりもなおさず別唐晶司の墓場なのです。まだ死んでませんので厳密には墓場ではありませんが、いつかは墓場にならんがためにこうして生前
の仕事なりを現在刻んでいっているのです。でもこんなこと言っても数十年後のネット環境がどのように変化していっているかは予測もつかず、わたしのこの
HPなど消去されて存在すらしなくなっているのかもしれません。あるいは、現在はこのHPを墓場として残そうと思っていても数十年後にはそんなことがばか
ばかしくなって、自分の生命が尽きると同時に自分の仕事なり業績も全て葬り去ろうと思うかもしれません。きっとその方が潔いと思いますが、自分が死ぬ間際
にならないとわかりません。おそらく。いや、死ぬ間際でもわからないような気もします。で、まあともかく現在は将来の墓場にすべくこの作品庫を運営してい
るわけです。
今
後こういった観点から自分のHPやブログを運営していく人は増えると思います。またブログ墓場やHP墓場を運営する会社もできるのではないでしょうか。
もっというなら現実の墓場は作らずに(結構高価ですから)、ネットの中に墓場を残すだけの人も増えると思われます。そうなると宗教関係がこのビジネスに
入ってくるわけですねえ。ネット墓地の運営かあ・・・なんか儲かりそうな気がするなあ。って、もうやってる人もいそうですね。調べる気にはなりません
が・・・・。
ということで、画像は「墓場鬼太郎」を貼りました。墓場鬼太郎はスカパーのアニメチャンネルで録画してあり、それを少しずつ時間がある時に観てます。はっき
りいって面白いです。最高の鬼太郎です。寝子さんとニセ鬼太郎の話では感動すらしてしまいました。墓場鬼太郎の第弐期制作を切に希望する次第です。
墓場鬼太郎
2008年1月より3月までフジTV系列で深夜放映された。
オープニングテーマは電気グルーブ、エンディングテーマは中川翔子が歌った。