BABYMETAL「LEGEND”2015”〜新春キツネ祭〜」は、
1月10日さいたまスーパーアリーナ(SSA)にて開催された。
ちょうど東京で研究会がありましたので、ついでにベビメタのライブに参戦してきました。これまでベビメタのライブは、一昨年のSu-metal聖誕祭、昨年の武道館赤い夜と黒い夜、サマソニと参戦してきましたが、今回はこれまでのどれをも凌駕する最大規模のものです。推定収容人数は2万人ということで、ベビメタの単独ライブでは文字通り最大規模となります。フェスですと昨年のソニスフェアは6万人ともいわれていますのでベビメタにとっては怖れるに足りない人数ではあります。
しかし、SSAは東京から結構遠かったです。JR京浜東北線で約45分もかかりました。ずっと立ちっぱなしです。あーー疲れた。ということで、SSAに到着したのも開演ギリギリでした。とにかくまにあってよかったです(帰りはこれに懲りて、大宮まで一駅戻って新幹線で東京まで帰ってきました)。
で、殆どの方が既にSSA内に入っているようで、わたしもすんなりと入場できました。
会場はエンドステージで、わたしの席は上手の200レベルのシート席でした(これはアポカリプス会員向けの第一次募集に見事に当選したものです)。
ステージのつくりは写真1のようになっており、和式の紅い橋が上手と下手に伸びてそこに小さなステージがあり、また中央にも小さなステージ(これは写真2の#の部分)がありました。なんか全体的にゴシック調と和風が混在した感じでそれこそまさにベビメタ風といえるものでした。中央の3つの塔(?)にはそれぞれLEDスクリーンが嵌めこまれており真ん中はSu-metal、左右はYuimetalとMoametalが映るようになっていました。
写真1
写真2は開演直前の会場の様子です。アリーナは、ABCDの四区画に分けられていました。とにかく凄い人の数でびっくりしてしまいました。これが皆オールスタンディングなのですから驚きです。アリーナだけでも1万人を超えるのではないでしょうか。
#が小さなセンターステージで、そこには上部に吊られた紅い橋(F)が降りてくることにより渡って行くことできるようになっていました。Eは正面ステージです。 とにかく超満員でその熱気でもう開演前から場内は形容しがたい高揚状態にありました。ちなみに開演前に場内に流れていた曲は、ドラゴンフォースやらジューダス・プリーストやらアンスラックスやらでした。
写真2
で、いよいよ開演。
紙芝居で始まって、武道館黒い夜で世界ツアーのために日本を後にした3人の棺が日本に戻ってきたという演出で、先ほどの3つの塔のなかに3人それぞれの棺が収監されていきました。そして、そこから3人が現れ、最初の曲「メギツネ」のイントロとともに、センターステージへと向かって歩いていきました。
これはAとB区画の観客にはちょっと酷な感じで、開演と同時に凄い圧でAとB区画の人たちが前に圧し出されていくのが見えたのですが、3人が中央の橋を渡り、センターステージへと移動するにともない、そのモッシュメイトたちの渦もセンターステージへと向かって流れを変えていくその様は上から見ていてとても面白かったです。でもおそらくそのなかにいる人達は大変だったのではないでしょうか。
「メギツネ」と続いての「いいね!」までがセンターステージで演られ、その後はエンドステージへと戻っていったのですが、その後途中何度も中央の橋が降りてきて、センターステージでも演られました。
セットリストは以下のとおりです。
1.メギツネ
2.いいね!
3.Bubble Dreamer(仮)
4.紅月-アカツキ-
5.おねだり大作戦
6.神バンドソロ~Catch me if you can
7.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
8.4の歌
9.神バンドインスト
10.悪魔の輪舞曲
11.ヘドバンギャー!!
12.ギミチョコ!!
13.イジメ、ダメ、ゼッタイ
アンコール
14.BABYMETAL DEATH
15.ド・キ・ド・キ☆モーニング
16.Road of Resistanc
上の写真は神バンドソロの場面です。
今回の神バンドは、大村氏、Leda氏、BOH氏、青山氏の構成でした。上の写真ではBOH氏が中央の橋の真ん中くらいまで出てきて素晴らしいソロを聴かせてくれてました。
上の写真は「悪魔の輪舞曲」を熱唱しているSu-metalです。この時もSu-metalは中央の橋を行ったり来たりして、おまけにその橋はSu-metalを載せたまま上がったり下がったりで、しかもその橋からは幾つもの光線が両サイドに向かって放射され、わたしはその光線をもろに何度も受けてとても眩しかったですが、素晴らしい演出には違いありませんでした。
今回の曲のなかでは、演出そしてSu-metalの歌声の両面において「紅月」がもっともよかったです。反対に、Bubble DreamerとドキモのSu-metalのボーカルはちょっといただけなかった・・・これは音響の問題なのかもしれませんが、あんな歌声ではまだまだターヤには勝てません(笑)。
上の写真は、IDZの前のアリーナの様子です。白丸で囲んだものが形成されたWODです。
AとBには大きめの一つずつ、Cには小さいのが3つ、Dには2つできてました。とにかくこんなに沢山のWODが出来たのは初めてです。
また、演奏中は常にどの区画にもサークルモッシュが出来ており、皆が楽しそうでにぐるぐる回ってました。それを見るのがとても楽しくて、ついついステージの3人を見るのを忘れてしまうということがありました。やはり、ベビメタは階上のシート席で見るのが一番だなあ(笑)。
最後はベビメタの新たなアンセム、「Road of Resistannce」で終演となりました。
この曲の時に、ドラフォのギターリスト二人が特別出演するかもとかと期待していましたがそんなことなかったです。
ともかく熱狂と興奮の渦の中(なんというか定型的な喩えですみません)、ベビメタの新春キツネ祭は終わりました。上の写真が当日の熱気を一番よく伝えていると思われる写真です(他のサイトからの転用。許可とってません、すみません)。
敢えて不満を言えば、紙芝居が少なかったということ。その紙芝居もおちゃらけたものが皆無だったこと。もうちょっとおちゃらけた紙芝居を続けてほしいなあというのがあります。しかし、さらなる海外展開に向けて、おちゃらけから脱して、新たなベビメタのイメージ展開を繰り広げるというもの重要です。その決意が新たなベビメタオフィシャルHPのデサインだと思います(下写真)。なんとなくバットマン風でかっけーーーです。
さてさてベビメタはどこまで大きくなっていくんだろう・・・・・