2015年4月11日土曜日

ChthoniC with BABYMETAL


 ソニック (ChthoniC、閃靈樂團) は、台湾のブラックメタル・バンド。
英語名の「Chthonic」はギリシア神話の地下の神「クトニオス」を意味する。
(Wikipediaより)

以前、ベビメタが台湾を訪れた際に、いっしょに「メギツネ」をセッションした台湾のメタルバンドとしてこのソニックのことは知っていました。ベースがドリスという名の女性で、ヘビメタバンドで女性ベースというとEquilibriumの女性がまず思い浮かぶのですが、このドリスもどうやら凄腕のベーシストみたいです。外見はセクシー路線?のような感じですが、彼女が日本を訪れた際にベビメタを訪問しており、その際の彼女の仕草はまあ普通の女性のような感じでした(当たり前ですがww)。
とりあえず、台湾でのベビメタとソニックの共演動画を御覧ください。


で、まあそういうヘビメタバンドが台湾にもあるんだなあくらいにしかこれまで思っておらず、彼らの楽曲を拝聴してみることもなかったのですが、先日、ひょんなことから、確かニコ動でベビメタの動画を観ていたところ、その動画が終わったとたんに別の動画に跳ばされ、それがこのソニックの 「Broken Jade」という曲だったのです。
流されるままにこの曲を聴いてびっくり!!
零戦が出てくるわ、日本風の神社が出てくるわ、特攻隊みたいなのが出てくるわ、そして、ついには、先帝陛下(昭和天皇のことをこのうように言うらしい)のあの玉音放送が曲中に流れてくるわで、まさに驚天動地のびっくり仰天してしまったわけです。
ニコ動のコメントには、台湾謝謝とか台湾は永遠に日本の友達とか台湾は日本とともにアジアの解放のために戦った!とか台湾を絶賛するものが満載でした。
まあとにかくこの究極の愛国ヘビメタをお聴き下さい。


 凄すぎます。MVの背景デザインはなんとはなくEquilibriumの「Blut im Auge」を思い起こさせますね。かなり影響を受けているのかもしれません。Wikipediaでは彼らをブラックメタルと評していましたが、他のサイトではヴァイキングメタルとかフォークメタルとか評するものもあり、そうなると音的にもEquilibriumに近しいものとなるのです。
いやあでも、玉音放送を楽曲のなかに流すなんて誰も想像つかないことですよね。
日本では絶対できない!
日本でやると即刻右翼左翼両陣営から非難の咆哮が湧き上がることでしょうwww。
この曲はソニックが2011年に発表した「高砂軍」というアルバムに収録されています。
アルバムの題名も凄いですねえwww
彼らはこのアルバムで第二次世界大戦での高砂軍の雄姿を讃えているのです。
高砂軍は当時は日本軍の一員として連合軍と戦っており、とりわけ優秀だったということで、日本軍は高砂軍に足を向けて眠れないとまで言われたそうです。
 次の曲も勇ましいです。


なんか普通に涙が出てきたりして、こんなこというとお前は右翼かと罵倒されるのでしょうがwww,わたしは政治的には右翼でも左翼でもないつもりです。
基本的に自分はアンチ原理主義者という原理主義者なので、とにかく右翼左翼という原理主義は嫌悪の対象にしかなりません。
そういえば昔、拙著「メタリック」が発表された際に、共産党機関紙赤旗の書評で、めちゃくちゃにこきおろされた記憶があります。なぜ赤旗の書評を知っているのかというとわたしの両親はずっと共産党支持者でずっと赤旗をとっていたからですwww。
「あんた、赤旗にこんなこと書かれてんで」という母親の言葉を今でも覚えています。
で、その赤旗のメタリックの書評を読んで、わたしは心中で「ざまあ、赤旗!」と喝采したのでした。といっても共産党が嫌いというわけでもありません。今でも時には選挙で共産党候補に投票することもあります。もちろん、自民党候補に投票することもあります。
節操がないといわれるかもしれませんが、わたし的には節操があるからこそそれぞれのいい面悪い面を選択させていただいているのです。
またも話がずれましたw。
ソニックは彼らの政治的立場をかなり鮮明に表明しており、国民党支持ということだそうです。つまり、中華人民共和国は嫌いということですwwww。これなら俄然ソニックを応援したくなります。といいつつわたしは別に中国が嫌いなわけではありません。もちろん好きでもありません。どうでもいいのですが、それはAKB48がどうでもいいのとは違いますwww。AKB48のどうでもいいのは、お前ら皆消えてしまえ!という意味ですが、中国には消えてもらっては困ります。できるだけいい関係を築いていった方がいいような気もしますが、所詮一党独裁政権ですので、それはどうにか変革してほしいなとは思います。
メタルと愛国主義というのはなんとなく親和性が高いような気がします。
ロックは反体制といわれてきましたが、現在ではそもそもそんなこと言うこと自体が時代遅れになっているような気がします。
理不尽な戦後レジームを解消して新たなレジームを創出せんがためにドイツと日本が再び同盟を結び(もちろんwithout Italia)、第三次世界大戦が勃発した際には、ベビメタが愛国主義と結びついて、すぅ、ゆい、もあが「若者よ、戦場へいざ行かん!」と鼓舞する姿ははっきりいってゾクゾクします。それくらいの危険性をベビメタは内包しています。これはもちろん良い意味ですから。
そんな危険なベビメタをソニックと同様に応援していくぞ!