2020年7月31日金曜日

新型コロナウィルス狂騒

新型コロナウィルスはコロナウィルスの一種
コロナウィルスはいわゆる普通の風邪の原因となるウィルス

新型コロナウィルスのおかげで世の中は本当にテンヤワンヤとなっている。わたしは普段からヒキコモリ体質なのでまったく影響を受けていないのだが、つまり、いつも通りに車で通勤して、通常診察および手術をしており、休日には特に外出するわけでもなく、家で読書や映画鑑賞、ネット徘徊を楽しんでいる。おまけに病院の受診患者数が減ったので若干暇になり、また毎週末にあった学術講演会等が中止になり、学会も中止もしくはweb開催になり、様々な病院関係行事や学術行事も中止になり本当に楽な日々を送ることができて幸せである。基本的にわたしはこういう行事等に参加することが嫌いであり、また接待や夜の飲食・宴会等にはまったく興味がないのでいわゆる自粛生活というのは大歓迎である。
しかし、わたしがよくても世の中は困るのである。経済が回らないと本当に困窮してしまう人々がどんどんと出てくるのである。飲食業の人たちなどは本当にかわいそうである。この新型コロナウィルスによる自粛によりその困窮の度合いはますます増悪していくのみである。旅行業界も大変である。航空会社とかこれからどんどんと潰れていくような気がする。医療関係も大変である・・・いや、そんなことは本当はない。確かに5月6月の医業収入は例年の6−7割くらいにまで落ちこんだところが多いようであるが、それで潰れてしまうようなところは元々ダメな施設なのである。不要不急の患者ばかりを診ていた病院は大変であろう。不要不急の患者たちはこのコロナ禍で病院に来なくなったからというか元々そんなに受診する必要のなり患者たちは自ら受診を控えるようになったので、要するに正常化したまでのことでそれで潰れる病院は潰れてもいいような気がするが、世の中が元に戻るとそんな不要不急の患者たちがまた病院に大挙して舞い戻ってくるであろうから「いらない病院」でもそれはそれでやはり必要なのである。
で、わたしはこの新型コロナウィルスに対しては「東アジアにおいてはインフルエンザ並あるいはそれよりちょっとやっかいなくらいのウィルスなのでそれほど大騒ぎする必要はないのでは」と考えている。今日(7月31日)もたくさんの感染者が発表されているが、死亡数は相変わらず少なく、重症者もまだコントロール範囲内である。こういうと「二週間後には!」と叫び喚く輩が少なからずいるのだが、まあそういう気持ちはわからなくもないが、というのは嘘で、まったくなぜそんな風に思うのかわからず、単に「こいつ、馬鹿なんだ」としか思わないのだが、そんなことを言うわたしに対してそんな馬鹿たちは「お前が馬鹿なんだよ」と言い返すのは至極真っ当でどっちが馬鹿なのかは今後の成り行き任せなのだが、少なくとも日本の感染症対策では、致死率の高い高齢者や基礎疾患のある人たちへのウィルスへの暴露をなるべく少なくし、死亡者をなるべく抑えて、それでも経済はできるだけまわすという方針のようなので、それは真っ当な方向性であるように思える。感染者が増えると死者も増えるのは確かであるがどれだけ増えるかが問題であって、医療崩壊を起こさないレベルで死者が出るのはコントロールできている証拠であり、その範疇ならその死亡数もインフルエンザを上回るものではないと思う。とにかくこれから2週間、あるいは1ヶ月でその死亡数と重症者数がどれだけ上昇し、医療崩壊の危機がどれだけ迫るかで、この新型コロナウィルスに対する対峙姿勢のどちらが正しいのかが立証されると思う。もっと言うなら、3月4月でもっとPCRを施行して、もっと多くの感染者がいることを示せば、そしてそれでも死者数は少ないことがわかっていれば、現在のように狼狽えることもなかったように思う。しかし、あの時点でPCRを増やして感染者数が多いことがわかれば、あの時点では医療崩壊がさらに惹起され、まさに「2週間後のニューヨーク」になっていたかもしれない。いや、それでも、その医療崩壊が起こったとしても死亡数はそれほど上がらなかった可能性もある。というか確実に死亡数は少なかったはずだ。
医者の間でも、この新型コロナウィルスに対する姿勢は様々である。医療というのは基本的にリスクヘッジに基づいて行動するので、最悪の事態を考慮するのが一般的である。であるから凡庸な医者は新型コロナウィルスに対して悲観的なことを言うことになる。決して「普通のウィルスと変わらない」とか「自粛する必要はない」などとは言わない。なにせ事態が悪化した場合にはキツイ非難を浴びることになるから。それより「わたしが悲観的に予想した通りだ」と言えば称賛を得ることができる。そして、予想に反して、事態が良い方向に向かったとしても、「良くなったからいいんじゃない」という感じでそれほど予想が間違ったことへの責任を問われることはないと思う。であるからこの新型コロナウィルスへ楽観論を表明する医者はとても勇気のある人たちであり、いわば信念をもった人たちであり、多くの医者は悲観論というか慎重論である。わたしは楽観論者だが、それでもこういう自然界の事象はなにがどう変わるかの予想は本当に難しいので、表面的には慎重論を表明し、心中では楽観論者である。要するにチキンな野郎である。
様々なデータをみる限り、どう考えても日本に欧米並の死者数がもたらされる可能性はない。
PCRをたくさん施行し、PCR陽性者をあぶり出して、無症状や軽症のPCR陽性者を隔離することにどれだけ意味があるのかはわからない。致死率が高いならそれは意味がある。しかし、こんな低い致死率で、そこまでして、あなたたちは何に対して怯えているのですかと問いただしたくなる。従来のコロナウィルスに対して同じことをやっている姿を想像するとそれは滑稽以上のなにものでもない。まさに何やってんだか(笑)・・である。
とにかく、コロナ脳の愚民は経済的に自分の首をしめて、早く逝ってしまえ。まともな良民は新型コロナウィルスなどに気を取られずに、しゅくしゅくと経済活動を再開し、生き延びろ。