上の日本の感染者数のグラフとインドネシアのものを見比べてほしい。
似たような波を示している。第5波であるデルタ株は収束してきている。
その原因としてはワクチン接種の普及があげられるが、日本とインドネシアのワクチン接種率を比較するとこれだけ違うのにデルタ株の収束曲線は同じということでワクチンがどこまで感染収束に寄与しているのかは疑問符が付く。高齢者の死者が激減したということにはワクチンは大いなる寄与をしていると思われるが、感染そのもの自体にはどこまで寄与しているかは疑わしい。いや、そもそも高齢者の死者激減も単にデルタ株が弱毒化したためという見方もできる。
上のグラフはワクチン接種が致死率を下げるものはないということを示唆するものであるが、確かに全年齢で計算するとそのようになるようであるが、高齢者だけをみるとやはりワクチンは致死率を確実に下げているように思う。だから高齢者やリスクの高い人達(呼吸疾患持ち、糖尿病持ち、BMI30以上等)にはワクチン接種をすすめる。だが、10代20代の若者にワクチン接種をすすめる理由が上の表を見る限りはない!
反ワクチン信者がリスクある人たちにも「ワクチンをするな!」というのは理解できないし、ワクチン信者がリスクがまったくない10代20代の健常者に「ワクチンをせよ!」というのも理解できない。とにかく一番の困ったちゃんは、「コロナは怖い、ワクチンも怖い」という輩で、この人達と付き合っていくといつまでたっても普通の日常は戻ってこない。永久にロックダウンを続け、ひきこもっていなければいけない。また、「コロナは怖いがワクチンは怖くない」といってやたらと見境もなくワクチン接種を奨める輩も困ったものではある。こいつらのおかげでワクチンパスポートなるものが法制化されたならまさに統制社会そのもので1984の社会が現実化することになる。社会のために、他人のためにワクチンを打ちましょう!なんていう文言で接種を啓蒙する偽善者に騙されてはいけない。「コロナは怖くないが、ワクチンは怖い」という輩はワクチン接種をしなければいいだけのことである。ただ反ワクチン運動だけはしないでほしい。ワクチン接種をするもしないも各人の勝手である。「コロナは怖くないし、ワクチンも怖くない」というのがわたし的には一番まともな人たちである。このような人たちは自分自身の健康状態そしてワクチンの各株の致死率等を考慮して、ワクチン接種をするかしないか決定すればよい。これが一番理性的であると思う。このような人たちは決して他人にどうこうせよと強制することはないと思う。
まあなんやかんや言っても、人間それぞれいろいろであり、その価値観をお互いに認めていかなくてはいけない。自分とは相容れないと思ってもそれは仕方がない。ある価値観で意見が合わなくても他の価値観では同意見であるということはよくあることである。コロナやワクチンだけの価値観だけでお互いが歪み合うことがいかに矮小なことかだけは肝に念じておこう。所詮コロナもワクチンもその程度のものである。でもおそらくこう言えるのは、「コロナもワクチンも怖くない」という価値観のわたしのような人たちだけなのかもしれない。