2009年4月16日木曜日

BEST 4

Villarrealgoal戦2nd legでgoalを決めた
Walcottに集まるArsenalの選手たち
  
本日未明に開催されたUEFA Champions Leaguede決勝トーナメント Quarter-final 2nd legで、いよいよBEST 4が決まりました。
バルセロナ、チェルシー、マンチェスターU、アーセナルです。
昨年、一昨年に引き続き、3年連続で、BEST 4のうち3チームをプレミア勢が占めました。
いやあーー、強いなあ、プレミア!
プレミアファンのわたしとしては、喜ばしい限りで、できればいつかはBEST 4すべてがプレミア勢で占められる日が来ないかなあと期待しておりますが、おそらくそれはUEFAが許さないでしょう。
かならずQuarter-finalで、プレミア対決を設けて、4強独占は阻止すると思います。
で、どこが優勝するかですが、サッカー批評家粕谷秀樹さんのデータによると、2000-2001 シーズンからずっーーーと決勝トーナメントでレアルマドリーを倒したチームを倒したチームが優勝しているということです。昨年の例でいうと決勝トーナメン ト1回戦でレアルマドリーを倒したのはローマで、そのローマを準々決勝で倒したのがマンチェスターU。で、ビッグイヤーを手にしたのがマンチェスターUと なります。これを今シーズンに当てはめると、決勝トーナメント1回戦でレアルマドリーを倒したのはリバプールで、準々決勝でこのリバプールを倒したのは チェルシーですから今回の優勝はチェルシーということになります。つまりバルセロナ対チェルシーは、チェルシーの勝利となり、決勝もチェルシーが勝利する のです(粕谷さんの予想では、決勝はチェルシー対アーセナル)。
ううう、さもありなん。でもクライフが史上最強と呼んだ今シーズンのバルセロナがプレミアでは実質N0.3 のチェルシーに負けてしまうとなんというか本当にプレミアリーグと他のリーグとの差が拡がってしまったようでさびしい感じもします。やはりここでは、金子 達仁さんにがんばってもらってバルセロナに勝利していただき、決勝はバルセロナ対アーセナルで、アーセナルには3年前のリベンジを果たしてほしいと思いま す。

2009年4月2日木曜日

iphone的な


 基本的にはMac userであるわたしがiPhone userであるのは至極当然のことではあります。職場には4台のMac(MacBook Pro、PowerBook G4,iMac2台)と1台のWindows PC(VAIO)、自宅には1台のMac(iMac)と2台のWindows PC(VAIOとPrius)があり、仕事関係ではほぼMacを使用することが多く、Windowsを使用するのは自宅でネットサーフィンする時ぐらいで す。MacでもWindowsが使えるようになったので今後Windows専用PCを購入することはないような気がします。で、携帯の話ですが、10年以 上前にはシャープのザウルスを使用したこともあるというようにわたしとしてはスケジュール管理ができ、かつ辞書なども搭載し、それに加えて音楽も聴けて、 ゲームもできて、というような携帯が早く出てこないかなあと思ってました。docomo userでしたが、imodeは話にならないような貧相なもので、毎月500円の使用料は払っていましたがimodeを利用することは滅多にありませんで した。で、iPhoneです。待ち望んでいたmachineが、それもお気に入りのAppleから発表されたというのは喜ばしいことでした。これは一刻も 早く購入しなければと思ってましたが、SBというおちゃらけた携帯会社からの販売ということで過剰に盛り上がったブームのようなものが起こり、そんなもの をみるとそっとその脇をすり抜けて冷めた目でそれを観察するというのが常であったわたしが、「SBのくそったれが!」と毒づきながらしばらくiPhone 購入を見合わせていたというのはまあ正当な反応ではあります。それでもiPhoneを早く手に入れたいという欲求には打ち勝てず、昨年10月にようやく購 入となりました。携帯が繋がりにくいとか(携帯電話で話すことはあまりない)、絵文字が使えないとか(メールで絵文字を使うことはない)、ワンセグがない とか(そもそもTVを見ない)、そんなことはどうでもよいことで、驚いたのはそのアプリケーションの豊富さでした。世界中のDeveloperが様々なア プリケーションを開発し、Appleの審査を受けた後にApple Storeで公開し、販売されるという(確か70%がDeveloperへの収入となるということ)システムを元にして構築されたこのiPhoneという deviceの底知れる可能性を目のあたりにしました。誰もが自由にアクセスでき、そして開発でき、それを公開でき、場合によっては利益を得ることができ るという構図が、今後のビジネスモデルでの流行となるのでしょうか(おそらくそうなるのでしょう)?ニコニコ動画でもvocaloidの音源を使用して 様々なオリジナルの楽曲が発表され、するとその楽曲を歌ってみた、踊ってみた、背景動画を変えてみたという作品が化学反応のように次々と発表され、作品に よっては100万回以上再生されるものも現れ、そういうものはカラオケにも採用され実益が得られるという流れが出来ているようです。音楽はDTMが主流と なりネットで配信される(音楽会社を経由せずに)のでしょうか?将来的には、映画も二次元俳優たちが主演するDTMovieが主流となり極めて個人的な映 画作品がネットに漂流していくのでしょうか?小説は、もうこれはネットのなかに溢れかえってます。様々な作品が、誰かに読まれようと読まれまいとそんなこ とにはお構いないようにネットの大海に漂ってます。わたしの作品もそのなかのひとつであります。これからはそういった有象無象玉石混淆の作品群のなかから いかに玉を拾いだして呈示していくかというのが重要な仕事になる気もします。音楽プロデューサーや編集者という仕事の容量は明らかに減っていくとは思いま すが、それらの人たちの存在というものの重要さは変わらないと思います。小説にしても音楽にしてもひとりよがりに完成されたものよりも他者との衝突によっ て練られたものの方が一般的にはよいように思われます。しかし、ひとりよがりの突出した珠玉の作品というのがあるのも事実で、そういう作品の出現を待って いるという一読者としてのわたしがいるのも事実です。願わくば、小説でも音楽でのリミックスやマッシュアップというように、コピペ等の手段を通じて、作品 間の融合、改変によって新たな作品が創造されれば面白いと思います(もしかしたら既にあるのかもしれません。ちなみに「あしたをはる」はその試作品のつも りではあります)。また、vocaloid楽曲のように、ひとつの作品の基本構造を元に、様々なバージョン小説ができたりすれば面白いのかもしれません。 たとえば、「あしたをはる」では、第三部の自爆祭が一番の要で、この自爆祭の様式だけを基本にして新たな自爆祭の光景を描いてくれたり、ハイパーリンクで まったく違った自爆祭を創造したりすると面白いのになあと思ったりします。でもこんなことは既にどなたかが試みているような気もします。ともかく、いろい ろと実験でき、そこに無限の可能性のようなものが隠れているような気にさせるのが現段階でのネットというものでしょう。おそらくこれからの10年でold mediaはどんどんと息絶えていくものと思われます。mediaの改変という歴史的展開に立ち会えて幸せな気もしますが、実はどうでもいいのかもしれま せん。あまり翻弄されないように自分のたち位置だけはしっかりとしていたいものだと思います。
iPhone