日本代表監督 岡ちゃん
サッカーWC南アフリカ大会もいよいよBEST8が出揃いました。
我らが日本代表は残念ながらBEST16
止まり。パラグアイと引き分けてPK戦で敗れてBEST8進出はなりませんでした。とにもかくにもこれは予想外の活躍といえるでしょう。わたしのWC前の
予想でも日本代表は３戦全敗でした（いちおう言い訳がましくいうと阿部をアンカーにすえたなら１勝もしくは１分は可能かもと書いてます）。それがそれが、
カメルーン・デンマークに完勝しての決勝トーナメント進出。パラグアイには引き分けと申し分ないできではないかと思われます。これはとにもかくにも岡田監
督の最後の博打が当たったことによるものです。それは中村俊を中心とした中盤のパスサッカーを放棄して、阿部をアンカーにして本田をワントップにするとい
う守備重視の現実的な勝てるサッカーを選択したことです。岡ちゃんは９８年のフランスWCのアジア予選でも最後のイラン戦（いわゆるジョホールバルの歓喜
といわれているやつ）でも途中不動のエースFW三浦カズを交代させるという大英断を下し、そして日本を初のWCへと導いたのですが、同じような博打が今回
も見事にはまったのですねえ。す、すばらしい！わたしは素直に「岡ちゃん、ごめん！」と謝りたいです。
今
回の日本代表の守備的プレイに対してアンチフットボールといって貶めるサッカー評論家もいますが、確かにサッカーに対する造詣が深く、そのプレイスタイル
に一言あるようなサッカーフリークにとっては今回の日本代表のプレイスタイルは眉をしかめざるをえないものかもしれません。かれらはスペイン代表のような
中盤の華麗なパス回しによるポゼッションサッカーが最も美しい（もっと言うならクライフが体現した７０年代のオランダサッカーが理想なのかも。あるいは現
在のバルサのスタイルがそうかもしれないですね）と思っており、日本代表も同じスタイルを踏襲してほしいと考えているようですが、そんなの「絶対！」無理
です。いや、まあ、将来的には可能になるかもしれませんが、とにかくサッカー弱小国である日本に今一番必要なのはWCで勝つことです。どん
な勝ち方でもよくて、とにかく勝つことによって認めさせることが必要だと思います。こじんまりとしたなんとなく華麗なパス主体のサッカーをして予選リーグ
敗退を繰り返し、それでも外国メディアからはなかなか面白いサッカーをしているといわれたといって喜んでいるような姿は哀れです。まさに哀れです。お前ら
「糞」だよと言いたくなります。困ったことにそんな姿を喜んでいる（正確にいうならその姿がかれらには哀れなものとは映らないのでしょう）サッカー評論家
もいるということです。
わ
たしは以前から言っているように日本代表は守備的サッカー、そして一閃のカウンター攻撃をそのスタイルとすべしと考えています。それに近いスタイルを岡
ちゃんがとったというのは嬉しかったです。ドイツ対イングランド戦でのドイツのカウンター攻撃は本当に美しかったです。あのようなカウンターができる日本
代表をいつかは観てみたいものです。で、次期日本代表監督ですが、どうなるのでしょうか？前回岡ちゃんの後を引き継いだのはトルシエでした。今回は、噂で
はチリ代表の監督をしたビエルサという話を聞きますが、まあビエルサなら結構面白いのではないかと・・・決してカウンターサッカーはしないとは思います
が。ドゥンガという噂もありますが、これも面白い。ドゥンガは守備からチームを組み立てる人ですからもしかしたら日本代表のFWをみてカウ
ンターサッカーを指向するかもしれません。わたしの希望は、現ドイツ代表監督ヨアヒム・レーブ。でも日本に来るわけないですよね。そのままドイツ代表監督
を続けるか、あるいは欧州のビッグクラブの監督に引き抜かれるでしょうね。やっぱ、クーペルかな・・・今クーペルはどこにいるんでしょうか？
