2012年10月7日日曜日

欧州サッカー12-13

マンチェスター・ユナイテッドの香川
 
今年も8月より欧州各国のサッカーが始まりました。今年も例年のごとく、イングランドプレミアリーグではアーセナルを応援し、リーガ・エスパニョールではバルセロナを応援していきたいと思います。が、ここで若干事情が変わりました。そうです。日本代表の香川真司があの憎きマンチェスター・ユナイテッドに入団してしまったのです。いくらマンチェスター・ユナイテッドが憎いといってもさすがに日本人選手が、それも将来を期待される香川が入るとなるとそういうわけにもいきません。ここは、ここは、憎さ余って・・ではなくて、仕方なくでもなくて、香川を応援するという意味でマンチェスター・ユナイテッドもちょっと応援しようかなと思ってます(軟弱な・・・)。しかし、アーセナルVSマンチェスター・ユナイテッドの試合はもちろんアーセナル応援です。でも例えば明日予定のニューキャッスルVSマンチェスター・ユナイテッドなどは例年ですとニューキャッスル応援ですが、今年からはマンチェスター・ユナイテッド応援になります。香川はマンチェスター・ユナイテッドで早々と活躍していますが完全にフィットしているとは言い難く、これから連携がよくなって、ファンペルシーとルーニーと香川の3人がうまく咬み合っていくとこれはとてつもない脅威になるでしょう。それを期待するのと同時にそんなマンチェスター・ユナイテッドをアーセナルが打ち砕くことも期待します。しかし、先日のUEFAチャンピオンズリーグでのマンチェスター・シティVSボルシア・ドルトムントを観るにつけ、圧倒的にボルシア・ドルトムントの方が面白いサッカーをしていたので香川はやはりボルシア・ドルトムントに残ったほうが良かったような気もします。ボルシア・ドルトムントのチャンピオンズリーグでの活躍にも期待です。おそらく死のD組は、レアル・マドリーとボルシア・ドルトムントの勝ち抜けで、マンチェスター・シティはヨーロッパ・リーグに回ることになるでしょう。
で、明日は面白い試合が目白押しです。プレミアリーグでは、先ほどあげたニューキャッスルVSマンチェスター・ユナイテッド。そして、リーガでは、バルサVSレアル・マドリーのクラシコ!そしてそしてセリエAではミラノ・ダービー!うはっ、です。でもクラシコとミラノ・ダービーは試合時間がかなり重なるので、これはクラシコ優先でしょう。
それにしても香川がマンチェスター・ユナイテッドに来て、goal.comでのプレミアリーグのコメント欄の荒れ方は読むに耐えかねます。とにかく簡単に香川信者だのアンチ香川だの、もっと困るのは香川に代わるようにしてマンチェスター・ユナイテッドからQPRに移籍した朴智星(元京都サンガ所属、現時点で文句なしのアジアNO.1サッカー選手)と香川を比較して罵詈雑言を投げかけるようなコメントが見受けられて本当にやれやれです。ステレオタイプなレッテル貼りほど容易で心地良いものはないのでしょうが、それが広まってしまえばまさに衆愚政治のようなものになってしまいます。プレミアリーグファンが増えるのはいいことですが、こういう現象を目の当たりにすると素直に喜べない自分がいるのも確かです。尖閣諸島や竹島の領土問題でも3国ともに衆愚に焦点があたり余計に憎悪が増幅していっている感じですが、もうちょっと冷静になってほしい気もします。といいつつ戦争になっても面白いかななどと無責任に夢想する自分もいます。事が政治のこととなるといつもまあどうでもなれやという自分がいます。政治に興味がないわけではありませんがどうしようにもないというか、なるようになってくれればいいよという姿勢は一貫してます。あっ、でも変化は常に必要だと思ってます。ですから先の衆議院選挙では民主党に投票しました(選挙投票にはほとんど行ったことはないですが)。で、民主党のこれまでやってきたことは散々ですが、それでも民主党に政権をとにかく取らせたことはよかったことだと思っています。誰がやってもいっしょやん!ということがよくわかります。自民党はもちろん、新自由クラブもしかり、社会党もしかり、新生党もしかり、おそらく日本維新の会もしかりですよ。実はもう4年民主党にやらしてもいいかもと思ってます。非常に無責任な話ですが(笑)。なんか話がどんどんズレてきました。どんな職業も二世が幅を利かせているものはダメです。その最たるものが政治家ということになります。議員になるためにはもっと少ない選挙資金で誰でも立候補できるようにして、もっと多くの普通の人々が議員になれるようにした方がいいのは当たり前と思うのですが。歌舞伎の世界と違って、まさに政を司るという実力が試されるのですからもっと自由競争の仕組みを取り入れないとダメでしょう。医者の世界も同様です。二世・三世いっぱいです。こいつダメだと思う医者沢山知ってます。早く医者の世界もメディカル・スクール制にして、つまり、4年生大学卒業者のみメディカル・スクール(4年制)の受験資格を与え、選抜するというやり方を採用すべきです(米国がこのやり方です)。東大理3や京大医などには超絶優秀な奴が集まりますがはっきり言ってそういう人が臨床医をやるのはもったいないし、ある意味向いていないし犯罪みたいなものです。わたしの同期でも優秀なやつらは理学部大学院に入り直したり、基礎研究に入っていくことが多かったです。医学、とりわけ臨床医学はある程度の世間なり教養を身につけたうえでそれなりに自分で決意してすすんでいくというものであるべきです。なんか欧州サッカーの話からかなり離れてしまったような・・・いえいえ、サッカーのトップクラスには二世少ないです。それは取りも直さず実力社会だからです。スポーツで競技人口の多い競技ほど二世は少ないです。逆に二世がトップクラスに多い競技ほどその競技人口は少ないはずです。そんなものです。今回はなんか支離滅裂なことを書いてしまいました。次回はできれば「屍者の帝国」の書評をと考えていますが、その前に伊藤計劃と円城塔の作品の読み直しが必要かも・・・そうなるといつになることやら。