『惡の華』(あくのはな)は、押見修造による日本の漫画作品。
『別冊少年マガジン』(講談社)2009年10月号(創刊号)から連載中。2013年にテレビアニメ化。
「絶望」をテーマに、思春期特有の精神的彷徨と自我の行方を描いた青春漫画。
作品名はボードレールの同名詩集による。
貼付画像は仲村さんとルドンの目玉。
今期のアニメは豊作のようです。まず「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と「とある科学の超電磁砲」の2期作品が始まります。まあだいたい2期作品というのは退屈になっていることが多いのであまり期待はしないでおこうと思ってます。
期待しているのは、まずは「進撃の巨人」。これは漫画がかなり評判になっていたので期待大ですが、この漫画自体を読んだことはないので実際にどうだかはわかりません。第一話を観た限りでは絵柄はなかなかよくて巨人も巨神兵みたいで迫力があってなかなかよかったです。今後に期待です。
で、今期最も期待しているのが、上に紹介した「惡の華」です。単行本は既に第7巻まで出ており、内容的には第二部に移っているのですが、おそらく第一部をアニメ化することになるのだと思います。
わたしはこの漫画については一切知らず、ただニコ動の今期アニメリストにこの作品が揚がっており、そこにはボードレールの「惡の華」から引用したタイトルとルドンの目玉の絵があったのでどうしても惹きつけられてしまい、今後の視聴リストに加えました。ちなみにこのルドンの目玉は拙著「眼球内空気充填術」の表紙に拝借しております。
で、視聴する日を楽しみにしていたのですが、第一話のTV放映後にその作画がネットで非常に話題になり、また過激な(?)エンディング曲がうpされたりして出足好調といった感じで、わたしは釣られてそのED曲(下に貼りました。これは原曲です。アニメED版を貼っていましたがそれが消去されたので原曲を貼りました)を聴いたのですが、とにかくびっくり。すばらしい曲ではありませんか!うひょうーーー!
で、なんか感動してしまい、このEDがうpされたニコ動のページには原作漫画の電子版が販売されていたので迷わず第一巻の無料お試し版を読んだところ、これがまたすばらしいではありませんか。それですぐに貯めていたニコニコポイントから420点(420円に相当します)払って、第一巻を購入し、すぐに読みました。で、またこれが面白すぎで、続いて第二巻、第三巻と続き、気づいた時には第七巻まで購入し、読了しておりました。
7巻まで読んだ感想は、とにかく仲村さんがかわいくて切ないというものでした。漫画の仲村さんは綾波を連想させるような感じでそこも魅力倍増の要因になっています。仲村さんが登場する第一部は第六巻までで第七巻からは高校生編となって仲村さんは現れてきません。そこがかなり淋しい限りなのですが、まあこれからも漫画については今後の展開を楽しみにしたいと思います。 とにかくこの漫画「惡の華」は名作です。ぜひ一読をお勧めします。
で、そのアニメ版ですが、ネットでは作画崩壊ということで話題になってます。ロトスコープという技法を用いたアニメで、実写とアニメの中間のような質感のものに仕上がっています。ですから登場キャラはよりリアルなものになってます。そしてここが賛否両論になっている所以です。第一話では仲村さんもちょっと登場するのですが、あまりかわいくはなかったです。しかし、よく言うならリアルにいてそうなメンヘラ系地味子の姿をしており、それはそれで作者の毅然とした意思が読み取れました。ただそういうリアルな姿に視聴者が感情移入できるかどうかが問題だと思います。アニメ版が成功するかどうかは現時点ではまだわかりませんがとにかくこちらも注意して見守っていきたいと思います。