2014年12月23日火曜日

BABYMETAL on NHK

BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~
 メタルとアイドルの融合というコンセプトで世界を熱狂させる3人組BABYMETAL。
番組では先月行われたロンドンライブの模様を中心に、世界的な人気の秘密に迫る。

先日(21日深夜24:25)、約40分にわたるベビメタの特集番組がNHKで放映されました。
冠徹弥という京都出身のメタラー(ヘビメタバンドのボーカルをやっていたらしい。わたしはこの方を全然知りませんでした。すいませんwww)のナレーションから始まった(映像はアイアンメイデンにジューダス・プリーストにオジー・オズボーンにメタリカに!!うわっ!)その番組は全編ベビメタ愛が貫かれていた出色の演出による素晴らしい番組でした。
最初から最後まで、アイドルからの視点ではなく、ヘビメタあるいはロックあるいはアーティストからの視点でベビメタが語られていました。
登場するのは、ケラングの編集部であり、 メタルハマーの編集長であり、大物マスタリング・エンジニアのテッド・ジェンセンであり、ドラゴンフォースのサム・トットマンであり、そして彼らが語る内容は、なぜにベビメタを最初に英国に紹介したのか?であり、ベビメタに纏わる本物・偽物(ギミック)論争であり、あるいはベビメタのヘビメタ界あるいは音楽界におけるインパクトの分析であり、まさにそれらは本物ゆえに本物のみが語ることのできる内容でした。
番組には2つの縦軸がありました。
ひとつは、まさにベビメタ世界ツアーのラストとなるロンドンBrixtonでの公演の様々な風景(公演を待つ人々の姿、公演会場の姿、公演そのものの姿、公演後の観客たちの反応等)であり、もうひとつはバスによるロックツアーとともにロックの聖地を巡り、その過程でのベビメタの3人の反応とインタヴューでした。この2つの縦軸に上にあげた人たちのインタヴューが横軸として絡まってきます。
どこにも過剰な演出などなく、もちろん関係のないタレントという馬鹿が出てくることもなく、糞みたいな汚物でしかないお笑い芸人の顔もなく、ましてや番組をしきる糞司会者もおらず、粛々とドキュメンタリーの方式で番組は進んでいったのでした。
これはNHKゆえにできる番組です。
あーー、これまで受信料払ってきた甲斐があったというものです。
NHK GJです!
ライブ公演で映された楽曲は、「BABYMETAL DEATH(前半分のみ)」「ギミチョコ」「いいね」「ヘドバンギャー」「IDZ」の5曲でした。 なかなかバランスのとれた選曲だと思います。最後には新曲「the one(仮)」の一部も放映されました。
これはぜったいこの番組の製作者たちはベビメタ大好きに違いないと確信させるに足る素晴らしい構成でした。
番組製作者たちがベビメタ大好きであることを例証するものとして、結構画面にルカメタルとニコメタルが登場してきたことがあげられます。
このブログでもいつかとりあげようと思っているスウェーデンのメタルバンドのアーティストであり、しかもベビメタの大ファンであり、ベビメタのインターナショナルファンサイトを運営しているというのが、このルカメタルとニコメタルの正体です。コアなベビメタファンなら誰でもこの二人を知っていると思うのですが、この二人をきっちりと映していたのはどう考えてもベビメタのコアなファンへのアピールとしか思えませんwwww
もう一度言います! まさにNHK、GJです!
敢えて付け加えるならもう20分足して、1時間番組にして、KOBAMETALのインタヴューと神バンドの紹介映像を付けて欲しかったです。
なにせこの番組放映中の大村さんとBOHのtwitterでの反応は尋常でなかったですからwww
ネットの動画サイトにこの番組があげられていますが、すぐに消されていっています。
ということで、ここにそれらのサイトを貼ることはしません(どうせすぐ消されると思うから)。しかし、この番組を見逃した方にはまだ観るチャンスがあります。29日あたりにNHK BSで放映されるという噂です。詳細は自分でみつけてください(すいません)。
来年はベビメタにとっては本当に飛翔の年になるでしょうね。
ますます楽しみです。