『この世界の片隅に』(このせかいのかたすみに)は、こうの史代による日本の漫画作品。
『漫画アクション』(双葉社)にて2007年1月23日号 - 2009年1月20日号まで連載。
単行本は同社より上・中・下巻の形式と、前編・後編の形式で発売。
また、2016年11月12日より片渕須直監督による同名の劇場アニメーション映画が全国公開された。
本業の方で、ポーランドまで招待講演に招かれたのでその往復の航空機内で観た映画について書きます。 観た映画は全部で4作。
「ラ・ラ・ランド」と「セッション」と「ドクター・ストレンジ」と「この世界の片隅に」。
一昨年、米国に行った際に機内で観た映画はほぼどれもいまいちなものばかりだっのですが、今回の4作品は「ドクター・ストレンジ」を除く3作はすべて秀逸なものでした。わたしのなかでの評価の高い順を書くと
「この世界の片隅に」>「セッション」>「ラ・ラ・ランド」>>>「ドクター・ストレンジ」
となります。
「この世界の片隅に」は、同じくアニメで昨年大ヒットした「君の名は」と比べるべくもないほど素晴らしい作品で、戦争のリアルを伝えてくれる貴重な作品だと思いました。「この世界の片隅に」はその作品の質が高いゆえに、「君の名は」はほどにはヒットはしないでしょうし、また海外での評価もそれほど芳しいものにはならないような気がします。「シンゴジラ」はその作品の先進性・質の高さから海外ではあまり評価されなかったようですが、それはそれである意味の栄冠ではあり、逆に海外でもヒットした糞「君の名は」は結局は凡庸な作品であることをみずから証明してしまっただけのように思われます。
「セッション」と「ラ・ラ・ランド」は同じ監督(デミアン・チャゼル)の作品で、どちらも質の高い良作でした。特に「セッション」は劇中を支配する緊張感が半端ない感じでこんなに濃厚な作品に出会ったのは久しぶりのような気がしました。「ラ・ラ・ランド」も前評判が高く、最高のミュージカル映画という噂を聞いていたのですが、実際の作品は確かにミュージカルではあるのですが、内容は結構シリアスでいわゆる成功譚に違いはないのですが、お天気この上ない成り上がりの成功譚ではなく、ちょっとひねりがきいたいい感じの映画でした。今後のデミアン・チャゼルの動向には注目です。
で、「ドクター・ストレンジ」はCGは確かに凄いのですが、内容がまあ内容で、要するにCGは凄いけど内容がない数多ある退屈な作品の一つに過ぎませんでした。
最後に前回のエントリーであげた「けものフレンズ」。ついに最終話まで放映され、見事な大団円?で終わりました。素晴らしい作品でした。2期もあるようですので待ち遠しいです。
あーー、なんとか今月エントリーできました。