『極悪女王』(ごくあくじょおう)は、鈴木おさむの企画・脚本・プロデュースでNetflixにより製作され、2024年9月19日より配信されている配信ドラマ。主演はゆりやんレトリィバァ。
今話題の「極悪女王」を観た。
「地面師たち」ほど引き込まれることはなく、一気見することはなかった。が、面白く視聴できた。5話完結であったが、最終話は圧巻であった。
最終話だけを比較するなら「極悪女王」が「地面師たち」を上回っているような気がする。
「地面師たち」はあまりにも面白くて一気見したくなる作品であったが、すぐに2度観たいとは思わなかった。とても面白い作品であったが。
一方、「極悪女王」はすぐに2度観たいと思った。それはなぜかというと登場人物たちには実在のモデルがいるためである。その実在の人たちと映画の役者を見比べてみたくなるのである。また、映画の中のプロレスの試合も実際の試合とどう違うのか比較したくなるのである。つまり映画の再現度を検証したくなるのである。
で、髪切りデスマッチとダンプ松本の引退試合は壮絶な戦いでこれは映画だから成し得た演出だと感心しながらYouTubeにアップされている昔の実際の試合を見るとほぼ同じ内容であることに驚愕するのである。こんなすごいこと昔にやっていたんだ、、、、絶句である。
当時、わたしは女子プロレスには全く関心がなかった。だからダンプ松本とかクラッシュギャルズという名前は知っていたが彼女たちの試合を見ることはなかった。あーーでもこんなことやってたんだあああとなんか感嘆してしまう。でもおそらく当時観たとしてもどうせ茶番だしとしらっとしていたかもしれない。
この作品の凄いところは、この作品が全日本女子プロレスのある一時代を描いていることだと思う。ダンプ松本だけでなく、ビューティペア、クラッシュギャルズ、ジャガー横田、ブル中野等、さまざまな女子レスラーが描かれている。当時を知らないわたしは故にこの映画を観た後にこれらレスラーを調べて昔はどうだった、で、現在はどうしていると色々調べて楽しませてもらっている。で、「極悪女王」を何度も観直すことになっている。
ということで、「地面師たち」は瞬間風速が凄くて面白い作品であったが、「極悪女王」はジリジリと内臓に染み渡ってくる息の長い良作品だと言える。
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