『ホットスポット』は、2025年1月12日から3月16日まで日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。主演は本作が民放の連続ドラマ初主演となる市川実日子。
ネットで良い評判を見ることがあり、また、ネトフリで視聴できることを知ったので「ホットスポット」を観た。
面白かった。TVドラマは糞ばかりだと思っていたので意外だった。とても面白かった。とりあえず1話だけと思ってみたがその1話がめちゃくちゃく面白かった。で、続いてその後の2話から10話まで怒涛の如く観続けた。
いわゆる会話が面白い会話劇的な日常系宇宙人話なのである。そういうカテゴリーでは黒沢清監督の「散歩する侵略者」を思い出すのであるが、これよりもっとずっと日常系の会話劇である。
この面白さは脚本のバカリズムの功績なのであるが、わたしはお笑いはほぼ観ないのでバカリズムがどういう方かはあまり存じないのであるが、マセキ芸能社という事務所に所属しており、わたしが好きな数少ないお笑い芸人のパーパーもこのマセキの所属なのでなんとなく好感度が高い。というかこの脚本の質の高さを経験するとバカリズムのこれまでの脚本作品を観ずにはおられない。
ということで、「殺意の道程」(WOWOWドラマ)、「ブラッシュアップライフ」をそれぞれサブスクで視聴した。どちらも面白かった。でも面白さの順番をつけるとホットスポット>ブラッシュアップライフ>殺意の道程であった。どのドラマも細部をつつくとどうも辻褄が合わない部分が結構あるのだがそんなことはどうでもいいように思えてしまう話筋となっている。また会話の内容も女子会で交わされるなんとはないが微妙に面白いものでこの会話劇が癖になる人も多いと思われるが、連続して観すぎるとちょっと飽きてしまう人もいるかもしれない(わたしはちょっと飽きてしまったような気もするが、でもバカリズムの新作を観たいと思っている)。
「架空OL日記」は以前1話だけ視聴してあまり面白くなかったのでそこで終わっていたのであるが、これも評判がいいので視聴を再開しようと思っている。
これらの作品に出演している俳優さんは共通している方が多く、どの方も一癖二癖あるような俳優さんたちである。 特に印象に残ったのはシンゴジラの市川実日子はもちろんであるが、夏帆、鈴木杏(岩井俊二監督「花とアリス」がとてもよかった)、安藤サクラ(「愛のむきだし」は素晴らしかった)、平岩紙と書いててそれ以外にもたくさんいるのでこういうふうに列挙することに無意味さを感じている。
こういう日常系の癒し系ドラマはおそらく日本特有のものだと思われるのでこれから海外へ広まっていく可能性はあると思う(アニメはすでに世界的に拡散してしまっている)。ということで「ホットスポット」の第一話のダイジェスト動画とマセキ芸能社所属のわたしイチオシの芸人パーパーの動画を貼っておくwww
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