『ダーク・シャドウ』は、1966年から1971年に放送されたゴシック・ソープオペラ『Dark Shadows』を
原作としたスーパーナチュラル・ドラマ映画である。
監督はティム・バートンで、主演のヴァンパイアはジョニー・デップ、
魔女はエヴァ・グリーン、反抗的な娘はクロエ・モレッツが演じる。
先週、学会で博多へ行き、そこで宿泊したホテルで暇つぶしに映画を観ました。それが上記の「ダーク・シャドウ」でした。まあ、無料視聴可能な映画のリストを観て、観たいと思った映画はこれのみでした。やはり、ティム・バートンは外せません。
わたしとティム・バートンの出会いは、「ビートル・ジュース」でした。当時、この映画は結構評判となっており、B級映画好きなわたしにはもってこいの作品でした。その後、バットマンシリーズ、そして、「シザーハンズ」でティム・バートンは決定的にわたしのお気に入りの監督になりました。なんというB級臭さ。ファンタジーっぽいところがわたしにとっては玉に瑕なのですが(そうではないのが、偉大なるB級映画監督ジョン・カーペンターなのです)、まあそのあたりには目をつぶって、ティム・バートンの作品は楽しめるものです。まあティム・バートンがマジに映画を作ると「Planet of the Apes」みたいな駄作になってしまうので、やはりティム・バートンはB級っぽく作ってもらうのが一番です。「スウィニー・トッド」とか本当にB級臭さ満点で好きな作品です。
それからジョニー・デップはわたしが好きな俳優さんで、基本的には俳優とか女優にはあまり興味がないのですが、ジョニー・デップは昔から好きなのでした。でもあまり有名になり過ぎたので自分がジョニー・デップが好きということは口外しないようにしてます。
で、この「ダーク・シャドウ」には、あの大傑作「キック・アス」でヒット・ガールの役を演じたクロエ・モレッツが出ていたのです。ということを映画を観終わって、しばらくして知りました。つまり、映画を観ている間はこれがあのヒット・ガールが成長した姿だとはまったく気づかなかったわけです。
うーーむ、これはわたしが愚かなのか(おそらくそうでしょう)、クロエ・モレッツの劣化が激しかったのか(笑)・・・・。
「キック・アス」での少女クロエ・モレッツは決して美少女ではない、おへちゃな容姿に好感がもてたのですが、「ダーク・シャドウ」のクロエ・モレッツは成長した美女(といっても高校生だと思いますが)のような感じになっていて、役柄もなんとも中途半端なものでしたので印象に残らなかったのかもしれません。この「ダーク・シャドウ」で一番印象に残ったのは魔女役のエヴァ・グリーンでした。この女優さん、いいですねえ。知的なようで愚鈍なようで繊細なようでとんまなようでいろいろと二面性があるような幅の広い役者さんです。調べてみるとやはりなかなかの経歴でそんじょそこらのきれいなだけの女優さんとは違いました。今後、ちょっとだけ注意して追っていこうと思いました。クロエ・モレッツは「キック・アス」の続編が作られるということでそちらでまた観ることができると思いますが、劣化に拍車がかかっていなければと憂慮してます。
ティム・バートンの新作として「フランケンウィニー」が公開されたところみたいですが、わたしは観ることができませんでした。残念。これは昔ティム・バートンが作った短編のリメイクということでコマ撮り映画ということです。あーー観たかったなあ・・・まあどこかで観る機会はあると思いますのでそれまで楽しみにしておこう。
コマ撮り映画というとわたしはどうしても塚本晋也を思い出してしまいます。「鉄男」もコマ撮り撮影が多かったと思うのですが、一番印象に残っているのは、「電柱小僧の冒険」という作品です。当時、この作品を観て、感激したものです。
ということでなんとか1月にエントリーできました。ぎりぎりです(汗)。