デスボイスとは、意識的、積極的に出す「ダミ声」「悪声」「がなり声」であり、
主にデスメタル、ブラックメタル、グラインドコア、ゴシックメタル、メタルコア、スクリーモなどの
ジャンルで多用される発声技法。
英語圏で"death-voice" という呼び方はしない。代わりにグロウル, グラントなどと呼ばれている。
デスボイスのそもそもの発祥は、wikiによると1980年中頃ということで、そのパイオニアとされるのはDEATHというバンドらしいです。
Death - The Philosopher (Live in Eindhoven 1998) (High Quality)
ふむふむなんか聴いたことあるようなないような・・・wwwわたしはずっとハードロックやメタルは追ってきたつもりですが、確かに90年頃からこのデスボイスを耳にすることが多くなったみたいで、当初はまったくのデスボイスアレルギーだったので、この声が聴こえてくるとどんなにメロディーのよい曲でもすぐに消音していたように思います。
まったく何を発音しているかもわからず、ひたすらゴロゴロゴロと唸りまくっているデスボイスには辟易するだけでした。
そもそもわたしが好きなボーカルといえばメタル系ではずっとスコーピオンズのクラウス・マイネで一貫しておりました。どちらかというとハイトーンボイスが好きなのDEATH!
今聴いても素晴らしいです。クラウス・マイネ最高!DEATH。同様というとちょっと語弊があるかもしれませんが、邦楽のバンドでは、凛として時雨のTKの声が大好きなのです。
単に喚いているだけではないかという誹りはあるかもしれませんが、そんなことないDEATH! TKのこの歌い方はわたしには革新的なものに思えるのDEATH。
素晴らしい!の一言に尽きます。
で、TKの声もどちらかというとハイトーン?のような気がしますwww
そんなわたしがデスボイスアレルギーを払拭するキッカケになったのが以前のエントリーでも書きましたが、Blood Stain ChildだったのDEATH。
ブラステも新譜が発売されたようですので、下に貼っておきます。
で、ここからが本題。
BABYMETALの楽曲でもこのデスボイスがかなり使用されているのですが、このデスボイスの曲のなかでの位置が従来のものと違うのDEATH。
つまり、これまでは楽曲のメインボーカルとして使われていたわけですが、BABYMETALではこのデスボイスは聴衆の掛け声としての役割を担っているのDEATH。その例として一番わかりやすいのが、「ウキウキミッドナイト」で、この曲の中で流れるデスボイスはライブでは観客がその声を発しています。全聴衆が「キンキラリーン!!」と雄叫びを上げるその様は壮絶の一言DEATH。
デスボイスをこのように利用しているのはおそらくBABYMETALだけと思うのですがいかがでしょうか?いや、絶対、これはBABYMETALの特許だと思います。 ベビメタの曲を聴けば聴くほどデスボイスは自分の声のように思え、それゆえ一層自分の聴覚および脳髄に染み渡ってくるのDEATH。
で、こうしてかなりデスボイスに馴染んでしまったわたしは以前(2−3年前)に聴いた時はそれほど感銘を受けなかったのに現在聴くと滅茶苦茶感動してしまうという楽曲に巡りあいました。それが下のものDEATH。
EQUILIBRIUMというドイツのメタルバンドです。カテゴリーはバイキングメタルというらしく(なんじゃそりゃ?)、ドイツのフォークロアを基本にした民族音楽的メタルサウンドという感じです。全曲ドイツ語で歌っているのでいづれにしても何を歌っているのかわかりませんwww以前はこのデスボイスが聴こえただけですぐに聴くのを止めたのですが、最近はそのメロディーの素晴らしさに感動しており、またデスボイス自体の凄さにも感銘しております。 このEQUILIBRIUMのアルバムは2つとも購入したのですが、どちらも素晴らしいできで、今回の京都マラソンでは後半の苦しい場面ではこのEQUILIBRIUMの曲を聴いてなんとか乗り切ろうと思っています。
上に貼った「Blut Im Auge」という曲はニコ動ではけいおん!のMADが作られておりこれがなんとも味わい深い、謎の感動を生む作品となっています。
ぜひ視聴をお勧めしますwwwwこちら→ 【けいおん!MAD】びゃあおん!
ということで、デスボイスに纏わるベビメタの先進性について書きました。アイドルとメタルというコンセプトも斬新ですが、それ以外にも楽曲の隅々までに進取の気性のようなものが隠れているのがBABYMETALというユニットなのDEATH!
ということで、最後に貼る動画はもちろんベビメタの「BABYMETAL DEATH」。
この曲はおそらくメタラーには一番人気だと思います。わたしもメタルサイドからみるとこの曲がメタルベストということに納得します。ライブでは観客が「ベビメタデス!」と叫んでいます。その声は大きなデスボイスの塊となって会場に反響しあいます。
まさにそこにベビメタの真髄が垣間見れるわけDEATH。
「BABYMETAL DEATH」のライブ動画はすぐに削除されてしまいます。が、この上の動画はなんとか継ぎ接ぎにして削除を逃れている感じDEATH。その継ぎ接ぎは素晴らしくうまくできています。で、最後に一瞬「ベビメタデス」と三人が現れるのですが、これが原典の動画DEATH。世界で最も短い楽曲としてギネスに登録されているということDEATH!
今回はDEATHがいっぱい出てきたDEATHwwwwそうそう、この「DEATH=です」という相反する意味あいのものを一緒くたにするというのもベビメタの超絶凄いところDEATH。
以上。