2024年9月30日月曜日

「極悪女王」を観た

 長与千種役で唐田えりか、ライオネス飛鳥役で剛力彩芽が共演

 『極悪女王』(ごくあくじょおう)は、鈴木おさむの企画・脚本・プロデュースでNetflixにより製作され、2024年9月19日より配信されている配信ドラマ。主演はゆりやんレトリィバァ。

 今話題の「極悪女王」を観た。

「地面師たち」ほど引き込まれることはなく、一気見することはなかった。が、面白く視聴できた。5話完結であったが、最終話は圧巻であった。

最終話だけを比較するなら「極悪女王」が「地面師たち」を上回っているような気がする。

「地面師たち」はあまりにも面白くて一気見したくなる作品であったが、すぐに2度観たいとは思わなかった。とても面白い作品であったが。

一方、「極悪女王」はすぐに2度観たいと思った。それはなぜかというと登場人物たちには実在のモデルがいるためである。その実在の人たちと映画の役者を見比べてみたくなるのである。また、映画の中のプロレスの試合も実際の試合とどう違うのか比較したくなるのである。つまり映画の再現度を検証したくなるのである。

で、髪切りデスマッチとダンプ松本の引退試合は壮絶な戦いでこれは映画だから成し得た演出だと感心しながらYouTubeにアップされている昔の実際の試合を見るとほぼ同じ内容であることに驚愕するのである。こんなすごいこと昔にやっていたんだ、、、、絶句である。

当時、わたしは女子プロレスには全く関心がなかった。だからダンプ松本とかクラッシュギャルズという名前は知っていたが彼女たちの試合を見ることはなかった。あーーでもこんなことやってたんだあああとなんか感嘆してしまう。でもおそらく当時観たとしてもどうせ茶番だしとしらっとしていたかもしれない。

この作品の凄いところは、この作品が全日本女子プロレスのある一時代を描いていることだと思う。ダンプ松本だけでなく、ビューティペア、クラッシュギャルズ、ジャガー横田、ブル中野等、さまざまな女子レスラーが描かれている。当時を知らないわたしは故にこの映画を観た後にこれらレスラーを調べて昔はどうだった、で、現在はどうしていると色々調べて楽しませてもらっている。で、「極悪女王」を何度も観直すことになっている。

ということで、「地面師たち」は瞬間風速が凄くて面白い作品であったが、「極悪女王」はジリジリと内臓に染み渡ってくる息の長い良作品だと言える。

2024年8月30日金曜日

「地面師たち」を観た

 

地面師たち』(じめんしたち)は、新庄耕の小説、およびそれを原作として2024年7月25日にNetflixで配信が開始された日本の配信ドラマ。土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る不動産をめぐる詐欺を行う「地面師」の犯罪を描く。2017年に実際に起きた被害額約55億円に上る「積水ハウス地面師詐欺事件」をモデルとしている。

今話題の「地面師たち」をネトフリで観た。

とても面白かった。どんどんと引き込まれて2日間で全7話を一気に観た。それくらい面白かった。最近面白かったネトフリ邦画作品「サンクチュアリ」「忍びの家」を凌駕する出来だと思った。

現実の事件を題材にしていることもあってそれが面白さを倍増させているのかもしれない。本当はこの積水ハウス詐欺事件のドキュメンタリーを観たいと思う。なぜならこの詐欺師たちはおそらくそんなに変わった奇矯な人たちではないと思うから。ドラマに登場した詐欺師たちは皆一癖も二癖もある感じの濃い人たちでそれがこのドラマを面白くしているという面もあるのだが、わたしにしてみればそれがどうもステレオタイプな描かれ方のように思え、実際は普通っぽい人が詐欺をやっているんだろうなと思ってしまうし、そのような普通のキャラがドラマにも一人でもいたらもっとこのドラマの陰影を濃くしただろうにと思う。 

騙され役もステレオタイプな描かれ方で残念ではあるが、山本耕史の演技は鬼気迫るものがあった。でも実際に騙された人はもっと普通の人なんだろうな。

監督の大根仁はドラマ「モテキ」で満島ひかりにかまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まない」を歌わせた凄い人だが、おそらく彼の代表作となるだろうと思うし、世界的にヒットするだろうからおめでとうと言いたい。


2024年7月31日水曜日

シューゲイザー参

宇宙ネコ子(うちゅうネコこ)は、2012年に結成された日本のオルタナティブロックユニット。 初期メンバーはねむこ(山中ねむこ/vo)とタナベコウヘイ(田辺光平/b)の2人。2014年、ゲストボーカルにラブリーサマーちゃんを迎え「宇宙ネコ子とラブリーサマーちゃん」を自主レーベルからリリース。2016年、ラブリーサマーちゃん、入江陽、itoken(相対性理論)らをゲストに招き制作したアルバム「日々のあわ」でP-VINE RECORDSからデビュー。結成当初は5人組のバンドとして活動していたが、ラブリーサマーちゃんとのコラボレーションシングルの発表を経てユニットの編成となった。

今回はポップな邦楽シューゲイザーバンドを紹介。

まずは厨二病的なバンド名を冠した「17歳とベルリンの壁」と「死んだ僕の彼女」。音もなんとなく似ている。前者の方がややシンフォニックな感じがありわたし的には好ましいが、後者もなぜだか魅かれるものがある。

 

 

続いてはまさに新世代シューゲイザーとも言える音を奏でるバンド、THE OTALS。バンド名の由来は不明。バンドの詳細も不明。17歳とベルリンの壁及び他のバンドとの共作アルバムがある。このバンドの楽曲はどれも素晴らしい。今後の活躍を期待したい。

 

最後はこれもわたしがとてもとても気に入ったユニット「宇宙ネコ子」。猫好きのわたしにとってはユニット名から好きになるのは当たり前だが、その楽曲も素晴らしい。またいくつかリリースされているアルバムもどれも素晴らしい!最新アルバムの「日の当たる場所に来てよ」はイチオシである。

 


このほかにも多くの素晴らしいシューゲイザーバンドがあった。ここでは紹介しきれないが今後単発で取り上げていけたらと思う。

で、ここまで様々なシューゲイザーを聴いてきたがその中で一番好きな曲は何かとなると下に貼った曲となる。ずっと前からこの曲がシューゲイザーであるという認識なしに聴き続けてきた曲である。で、あらためてわたし的にはこの曲はシューゲーイザーの金字塔に違いないと確信するのである。


 

2024年6月30日日曜日

シューゲイザー弍

 

東京酒吐座(トウキョウ シューゲイザー)は、日本のシューゲイザー・バンド。トリプルギターを擁する6人編成。2010年に結成され、2013年に解散した。 2019年にオリジナルメンバー3人による活動を再開。彼らにとって約9年ぶりの新作アルバムとなる「月世界遊泳(Moonworld Playground)」は、M83、Diiv、Tame Impala、Wolf Aliceら海外アーティストの作品を手がけるデイヴ・クーリーがマスタリングを担当した。

 今回は日本のシューゲイザーバンドを紹介。

いろいろと聴いたのだが、わたしの中ではインストゥルメント主体のシンフォニックなシューゲイザーバンドとヴォーカル主体のポップなシューゲイザーバンドに二分されるような気がしたのでまずはシンフォニックな方を紹介。

東京酒吐座は上記に記したようなバンドでアルバム「月世界遊泳」は傑作である。ぜひ視聴してみて欲しい。


 続いては以前に紹介した「揺らぎ」。滋賀県出身のバンドである。音は素晴らしい。

 

plant cellと言うバンド(公式な紹介文は以下の通り。

plant cell(プラント・セル)は

花、植物、自然風景などを主な題材とした楽曲を奏でる

日本のインディーズ・バンドです。

もたまたま関連動画で見つけて視聴すると感動した。


 最後にsphereと言うバンドであるがあまりに情報が少なくて詳細不明なバンドであるが音は素晴らしい。


 とりあえずどのバンドはマイナーなのだが、音は素晴らしく、わたし好みに間違いなく、やはり自分はマイナー文化に向いているのだなとつくづく納得した。

 


2024年5月28日火曜日

シューゲイザー壱

 

シューゲイザー (Shoegazer)は、ロックミュージックのスタイルの1つ。英語では正確にはシューゲイズ (Shoegaze)と表現する。 フィードバック・ノイズやエフェクターなどを複雑に用いた深いディストーションをかけたギター、ミニマルなリフの繰り返し、ポップで甘いメロディを際立たせた浮遊感のあるサウンド、囁くように歌い上げるボーカルなどが、一般的特徴として挙げられる。

前回取り上げたシューゲイザーの元祖バンドたちの話を簡単にする。

一般的に3つのバンドがシューゲイザーの 元祖と言われており、それはMy bloody valentine(略っしてマイブラ)、Slowdive、Rideの3バンドである。特にマイブラは元祖として敬れており、彼らの「loveless」というアルバムはシューゲイザーの金字塔と捉えられている。

この3つのバンドのアルバムを聴いたわたしの感想は、まずは環境音楽的要素が強くイーノとも共作しているSlowdiveが最も好きな音を奏でていた。続いてマイブラが流石にシューゲイザーと言えるポップで幻想的な音を奏でておりよかった。Rideはわたしにとっては意外に普通のポップに聴こえて残念な感じで凡庸な音に聴こえた。

それぞれの動画を貼っておく。参考までに視聴していただければ幸いである。

来月は日本のシューゲイザーバンドを取り上げる予定である。


スロウダイヴSlowdive)は、イングランドのオルタナティヴ・ロック・バンド。フィードバック・ノイズを用いたシューゲイザーと呼ばれるサウンド・スタイルを持つ代表的なバンドとして知られている。

 

マイ・ブラッディ・ヴァレンタインは、アイルランド出身のシューゲイザー/オルタナティヴ・ロックバンド。略称は「MBV」、日本国内ではもっぱら「マイブラ」と称される。 1991年のアルバム『ラヴレス』(当時の邦題は「愛なき世界」)での独創的なサウンドで、彼らの代表作どころか、シューゲイザーの金字塔を打ち立て、以降のアーティスト達に影響を与え続けている。 


 ライドRide)は、1988年にイギリスのオックスフォードで結成されたロックバンド。1988年結成。1996年に解散したが、2014年におよそ18年ぶりとなる再結成が発表された。

2024年4月29日月曜日

Luby Sparksは素晴らしい!

 話題の現役大学生バンド・Luby Sparks。海外のインディーポップ/シューゲイザーを受け継ぐ20代

 Luby Sparks(ルビー・スパークス)は、日本のオルタナティヴ・ロックバンド。2016年結成の5人組。

 前回の投稿の流れから行き着いたバンドを紹介。

ルビースパークスをいうバンドだが、シューゲイザーのジャンルに入るオルタナティブバンドである。音はまさにシューゲイザーで素晴らしい。ただしデビューアルバムはそうだが、2枚目はシューゲイザーからやや距離を置くような感じでちょっと残念な感じ。ほぼ全ての曲を作っているnatsukiくん(上の写真で右から2人目の金髪の子)の才能によるところが大であるが今一度シューゲイザーに近い路線に戻ってほしい。名前の由来は「ルビースパークス」という映画から来たものらしい。ということですぐにこの映画をアマプラで観たが確かになかなか面白い映画であったが、かといってそれで自分のバンド名にまでしてしまうほど熱狂するほどの映画とは思えなかった。

 

ここでシューゲイザーがいとも自分と親和性が高いような感じで書いているがこのジャンルの神ともいえるMy bloody valentineが出てきた90年頃にはあまり関心が向かなかった。当時はノイズ系からは距離を置いていたように思う。しかし、この年齢になってからシューゲイザーに目覚めてしまった!まあ、そもそもスーパーカーとか以前にも投稿したきのこ帝国とか日本版シューゲイザーのバンドが好きだったことから元々親和性は高かったように思う(前回紹介した「揺らぎ」もシューゲイザーだ)。

久々に熱狂できるものができて嬉しい。

ということで来月の投稿では日本のシューゲイザーについて書いていこうと思っている。


 

 

2024年3月31日日曜日

Laura Day Romance/Lighters/揺らぎ


 Laura day romance(ローラデイロマンス)は日本の3人組バンド。早稲田大学の音楽サークル・早稲田ロッククライミングのメンバーで2017年に結成された。洋楽からの影響と日本的なポップさを取り入れた、ギター・ポップやインディー・フォークを基調とした幅広い音楽性が特徴。

最近聴きまくっている音楽を紹介。

ローラデイロマンスを初めに気に入って、そこからApple Musicの関連音楽で鶴瓶式に出てきて気に入ったのがライターズと揺らぎ。

どれもマイナーレベルのバンドでローラデイロマンスが唯一ウィキペディアがあった。他の二つは詳細情報なし。でもApple Musicで聴けるし、Youtubeでも視聴できる。どれも素晴らしい!特にライターズのNagasawa Rumiは天才だと思う。