昨年末に上記のような何ともわかりにくい規約がNPBより発表された。
これによると収益を目的とした動画の配信で、それも試合を映すのではなく、球場内での観客の反応や応援団の様子、配信者のリアクション等までもそれが試合中のものなら違法となるという厳しいものである。
NPBは試合の様子を違法アップロードする輩たちを排除するためと説明しているが、そして、試合の生配信や録画でもその試合の中身の多くを映しているようなものはもちろん規制されるべきであり、その点ではNPBの言うことには同意するが、この規約だとそうではない、単に球場の観客の様子や球場自体の紹介、配信者たちのリアクションを映しているものまでも規制されてしまうようなのでこれではまさにまともな野球系ユーチューバーたちを排除することになり、プロ野球の振興及び人気拡大に全く相反する決め事になり全く何してんだかと罵りたくなる。
試合をそのまま配信(生にしても録画にしても)している配信者はどんどん取り締まって球場へ出禁にすべきと思うが(と言ってもこういう輩たちは自分の正体を隠してこっそりとやっているので取り締まりづらいような気もするが)、応援団の様子や球場の様子を配信して、まさに野球の新たな楽しみ方を提供してくれているまともな野球系ユーチューバーたちがこの規約によって萎縮してしまうことは何とも悲しい。
「えとーちゃんねる」とかは阪神の応援団風景などを細かく映して配信してくれており、その言説もまともであるが故に、今回のこの規制に対しても真正面から対応しており、それ故にこれまでの面白さが大幅になくなっていると言うのは何とも悲しい。わたしは阪神ファンであるが、阪神のあの応援団にはうるさいなと言うあまりいい感情しか抱いていなかったのであるが「えとーちゃんねる」の動画を見て、応援団を見る目が変わり、今ではあのうるさい応援団を応援している。 何なら一度あの応援団の中で野球観戦してみても面白いかもとまで思うようになっている。
今後はこの規約に正直に従い、新たな形式で面白い野球配信を模索するのか、それともあまりに細かい点は無視して、これまで通りの配信を続けるのかあるいは、配信をやめてしまうのか色々と分かれることになるだろう。しかし、おそらく大組織というのはこのような規約は発表するものの真の標的は試合そのものの配信阻止であると思うので、規約違反になるかもしれない応援団の風景や配信者自体のリアクション等は見て見ぬふりをしてくれるのではないかと思う。それを期待して、これまで通りの配信を野球系ユーチューバーには続けてほしいのであるが(で、実際そうしている人もいるし、その勇気?にわたしは拍手したいし応援したい)、まあ他人事なので無責任ななことを言うなと謗られるかもしれない。
最後に収益を目的にしなければかなりの部分これまで通りの配信ができるのであるが、それでは全くダメダメなのである。収益があるからこそ配信者は労力をかけて丁寧な動画を作成してくれるのであって、それがなくなると長い目で見ると確実に野球系ユーチューバーは衰退していくし、それはNPBの衰退にもつながっていくと思う。