音楽カルチャー本の終着駅……世の中をヘッドバンキングさせるムック『ヘドバン』、ついに胎動!
1号目はアイドルとメタルを融合させたBABYMETALの60頁大特集をはじめ、あんなメタルやこんなMETALを取り上げる、メタル性感度高い&脂濃い切り口でメタルを大特集!
1号目はアイドルとメタルを融合させたBABYMETALの60頁大特集をはじめ、あんなメタルやこんなMETALを取り上げる、メタル性感度高い&脂濃い切り口でメタルを大特集!
音楽雑誌といえばわたしにとっては「ミュージック・マガジン」(以下MM)が一番に思い浮かぶのですが、まあ1969年創刊で、現在も尚刊行かれているということから老舗雑誌いや日本を代表する音楽雑誌といえるのではないでしょうか。学生時代には大貫憲章フリークのような女学生がいたことを思い出します。MMは内容も充実しており、その音楽批評自体もレベルが高かったと記憶しています。そうです、記憶しているということは現在は定期購読していないということです。すいません。もう20年以上前から読んでいません。ですから現在のMMの音楽雑誌界での評価というものは知りません。
MMの次に思い出すのは、やはり「ロッキング・オン」です。これは渋谷陽一さんが創刊した雑誌でわたしはよく読んでました。そもそも学生時代のわたしはかなりの渋谷陽一ファンで、それはかれがDJをしていたFM-NHKの音楽番組(番組名は忘れた)の影響によるものです。確か毎日曜日の午後10時からオンエアーされていたように思います。しかし、渋谷陽一さんがチープトリックを推すようになって、そしてチープトリックが日本で売れるようになる姿を目の当たりにして何かがわたしの中から崩れ落ちて、以来渋谷陽一さんにはあまり興味を抱かなくなったのでした。そもそもチープトリックって、バンド名といっしょで本当にチープな音だったという記憶があります。そんなものをあの渋谷陽一が推すって、おいおいあんたが商業主義そのもの(渋谷陽一は産業ロックなるものを批判していた)ではないかと思い、がっかりしたんだと思います。学生時代ですから本当のところはわからないのですが、厨二病的思考としてそう考えたのでした。
三番目に思い浮かぶのは、「ロック・マガジン」で、これはとてもマイナーな音楽雑誌でした。編集長は阿木譲という方で、かなり変わった人でした。なぜこの雑誌が思い出に残っているのかというとこの雑誌は京都発のものだったからです。そして阿木譲も京都在住だったと思います。ちょうどこの頃は近畿放送(現在のKBS京都)で、ポップス・イン・ピクチュア(略してPIP)という音楽番組が放送されていて当時は外国のミュージシャンを放映する音楽番組というのはめったになくてPIPはとても貴重な番組だったのです。この番組に時々阿木譲さんも出ていたような・・・。
わたしが京都での浪人時代に近畿予備校で知り合った音楽の趣味があってよく話した非常に大人びて美しい女の子がこの阿木譲の編集部でバイトしていたのです。彼女に阿木譲ってどんな人?って訊いたところ「変人」という答えがすぐに返ってきたことは鮮明に記憶に残っています。ということで、「ロック・マガジン」は記憶に残っているのですが、それでもとにかく「ロック・マガジン」の表紙はとても美しかった!下にwebでみつけた表紙を貼っておきます。
阿木譲(あぎゆずる 1947年 -
)による、関西発の音楽雑誌。
音楽評論家・プロデューサーとして活躍し、当時としては数少ないインディーレーベルの設立などで日本のロックシーンに影響を
与えた。また、「テクノポップ」という造語を生み出したことでも知られている。
で、ようやく「ヘドバン」の紹介を。
これはBABYMETAL経由で知った音楽雑誌です。メタル専門誌といってよいと思います。
もっと言うならベビメタ専門誌かもしれないwwww
創刊号ではそれくらいBABYMETALのことばかり取り上げています。しかし、それ以外にもメタル関係の情報もあり、また伊藤政則さんのインタヴューもあるというなかなか内容が充実したものとなっています。単なる音楽情報雑誌ではなく、明らかに音楽批評を目指した雑誌であり、批評的側面からBABYMETALも語られています。これはすばらしいです。BABYMETALが単なるアイドルグループでないことの証左だと思います。
2号もすでに発刊されており、そこでもBABYMETALがかなり割かれて書かれています。まさにBABYMETALとともにこのヘドバンという雑誌も成長していってほしいものです。
最後にもちろんBABYMETALの動画を。
YUI-METALとMOA-METALで作られたユニットBLACK BABYMETALの曲「おねだり大作戦」です。普通にアイドルソングと思って聴くとこれまた度肝を抜かれます。歌詞の内容がブラックです。そして曲調はLimp Bizkitというバンドの「Take a look around」という曲からのパクリいや引用いやオマージュと言われていますwwww
参考のためにどちらとも下に貼りました。
いかがでしょうか?
パクリではないのは明らかですが、まあ影響はおおいにありますねwww
で、しかも原曲を大きく凌駕している!
すばらしいです。
ということで、次はおそらく聖誕祭の報告となると思います。