2014年10月13日月曜日

アオイホノオ(TVドラマ)は素晴らしい!

アオイホノオ』は、島本和彦による日本の学園青春漫画。
『週刊ヤングサンデー』(小学館)に2007年から2008年の休刊まで不定期連載された。
同誌の休刊後、『スピリッツ増刊・YSスペシャル』VOL.2に1話が掲載された後、
2009年5月に創刊された『ゲッサン』にて連載が再開されている。
2014年7月期からテレビ東京「ドラマ24」枠にてテレビドラマ化された。
(Wikipediaより)

以前から何度も言っているように、TVドラマは滅多に観ないのです。
最近観た記憶があるTVドラマでは、「モテキ」というやつ。神聖かまってちゃんの曲が使われていたことや出演していた俳優が森山未來や満島ひかりなどのお気に入りの人たちがいたので観たのです(以前のエントリーでとりあげています)。
で、まあとにかくTVドラマを観ることはないのですが、この「アオイホノオ」というドラマ、放映中にネットのなかでも結構評判がよく、しかも登場人物には岡田斗司夫やら庵野秀明やらのGAINAXの面々がいるという話を聞くにつけ、いつかは観たいなあとは思っていました。そして、よく調べるとこのドラマがニコ動でも有料放送されていることがわかったのです。
よし、これならいつでも観れる!
TVドラマをわざわざ録画して観るというメンタリティはわたしにはありません。ましてやオンタイムで観るなんてあり得ない!
ありがとう、ニコ動!
1話を観て面白ければ有料でもどんどん観ていこうと思ってました。
で、観てみて・・・・あまりの面白さにどんどんとはまっていき、気づくと最終話まで観てしまっていました。1話が380円だから合計で380✕11=4180円。かなりの出資ですが、その面白さを考慮するとまったく気になりませんでした。
それほど面白かったです。


まずは出演している俳優さんたちが素晴らしかったです。
GAINAX組を演じた上記3人は特に素晴らしく、この人達は、監督福田雄一(劇作家でもある)とよく仕事をいっしょにしている俳優さんたちで、あの名作「変態仮面」(監督福田雄一)にも出演しているとのことで、これはぜひ「変態仮面」を早速観なければいけないと思っています。
また女優さんでは、とんこ役を演じていた山本美月さんが素晴らしかったです。
で、この方、あの名作「桐島、部活やめるってよ」にも桐島の彼女役で出演しておられ、あーーそういえば、でも雰囲気が全然違うわ、という感じで女優さんとしてのその力量にも圧倒されました。素の山本さんは漫画アニメオタクで、とんこさんに近いのかもしれません。今後の山本さんの活躍を期待したいと思います。


で、素晴らしい俳優陣のなかでも出色の俳優が下の岡田斗司夫役を演じた濱田岳さん。
これはなかなか強烈でしたwwww
本当の岡田斗司夫以上のキャラを演じていました。いやあーー凄いです。


主演の柳楽優弥くんも熱演で言うことなしです。
俳優を観ることがこんなに楽しいドラマというのも久しぶりのような気がします。

加えて、原作の舞台。島本和彦も庵野秀明もわたしと同世代であの頃の情景がまざまざと甦ってきました。
庵野のパラパラ漫画やウルトラマンやDAICON3でのOPムービーについては既知のことでしたが、それらがそのままで放映されたのは喜ばしい限りでした。
最終話で、主人公焔くんが新人コミック賞に入選し、雑誌掲載となるのですが、友人たちが喜んでいるなかに庵野秀明が近づいてきて、「そんなにうれしいもんじゃないだろう」というセリフを言うのですが、これを聞いて、わたしも自分が新潮新人賞を受賞した時のことを振り返り、まさにそうやわと思い返したのでした。本当にうれしいもんじゃありませんでした。プロになる決意うんぬんではなくて(そんな決意は残念ながらわたしにはなかったです)、さて次作はもっといい作品を書かねばいけないというプレッシャーがあったのは確かです。
そのセリフの後、庵野が焔にサインを要求するのですが(これは実話らしい)、これがまたずーんと心に響くのです。庵野、カッケーーーです。
最後には島本和彦自身がドラマに登場し、謎の感動を残していきます。
本当に素晴らしいドラマでした。
監督の福田雄一を始めとして、出演した俳優さんたち、そして、現実の島本和彦、庵野秀明、岡田斗司夫たちに感謝感謝です。
で、最後に、このドラマのOPを。各シーンには元アニメがあり、それと比較してます。
これも素晴らしいです。



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