2015年12月20日日曜日

2015年ベストワン



 村上隆の五百羅漢図展(森美術館にて2015/10/31--2016/3/6) 
日本中の美術大学から大勢のスタッフを集め、200人を超えるスタッフとともに、
全長100メートルに及ぶ巨大絵画が短時間で一気に完成させられた。
中国の古代思想で東西南北を司る四神(青竜(せいりゅう)白虎(びゃっこ)朱雀(すざく)玄武(げんぶ)) の名を冠した4面で構成される本作は、
宗教と芸術、人間の死や限界をテーマとし、村上の新たな創作の境地を示す記念碑的な作品といえる。

 恒例のベストワンです。
といっても今年は本業の医師としての仕事で大きなプロジェクトの任に着いたため、そちらの方に主に関心が向かってしまい、どうも趣味方面への取り組みがおざなりになったというのが現実でした。それでもガンと来る素晴らしい作品に出会えればそれは確としたものとしてわたしの記憶に残ったはずなのですが、そういうものがあまりなかったような・・・。
ベビメタも新年のキツネ祭りには参戦できましたが、以降の公演はどれも落選で、なんとかサマソニには駆けつけることができただけで、先日の横浜アリーナにも結局参戦できませんでした。来年は、4月1日にニューアルバム全世界一斉発売とともに2日に英国ウェンブリー・アリーナでの単独公演から世界ツアーが始まり、締めは東京ドームということですからなんとか東京ドームには参戦したいと思っていますが、抽選にあたるかどうか・・・。人気が出すぎるのも考えものです。
そういえば大森望さんがベビメタの横浜アリーナ公演に初参戦して、その感想をツイートしていたのですが、それほど関心なさそうで、それはおっさんドルオタとしての大森さんとしてはあり得べき姿勢だと思いました。どうもベビメタのメイトもどんどんとドルオタはいなくなっているようで、それに代わって、ライトなロックファンがついてきているようです。
わたしはドルオタは糞と思っているので、それはいい傾向だと思っています。社会が成熟してくるとアイドルというのは駆逐されるべき対象だと思っており、AKBとかジャニーズとかエグザイルとか糞みたいなやつらははやくみんな死んでしまえばいいのにと思っています。
あーでも、一部のコアな人たちは残ったほうがいいのかも。ドルオタってディープな濃い人達が多いのでそれはそれで創造性のあるものではあるのです。芥川賞で、漫才師と普通の人がダブル受賞したのですが、一見して普通の人である羽田さんの方が異常な人であることがわかり、漫才師の人はあまりに常識的な凡庸な人であることがわかって、なにかひとり納得してしまった(何を納得したのかはひとまず伏せておきましょう)のですが、芥川賞というのは文芸の世界で唯一残された最大公約数的平凡界との接点であるがゆえにそれはそれでよい選択であったと思われます。
ということで本に関しては取り上げるべきものはなし。
映画もなし。
糞映画は結構取り上げたのでこれ以上はなし。
音楽もベビメタ以上のものはなし。で、ベビメタも今年特にというものもなし。
あーーーあっ、今年のベストワンはなにもないで終わるかなと思っていたところ、年末に行った村上隆氏の五百羅漢図展で度肝を抜かれました。
ドバイかどこかで初めてお披露目され、その凄さの噂は聞いていたのですが、ここまで凄いとは・・・。
ということで、文句無しに今年のベストワンは村上隆氏の五百羅漢図となりました。
来年3月まで開催されていますので、未見の方はぜひ!見に行くべし!



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