2014年12月30日火曜日

2014年ベスト・ワン

ナチにおけるユダヤ人大量虐殺の首謀者ハイドリヒ。
〈金髪の野獣〉と怖れられた彼を暗殺すべくプラハに送り込まれた二人の青年とハイドリヒの運命。
ハイド リヒとはいかなる怪物だったのか? ナチとはいったい何だったのか? 
登場人物すべてが実在の人物である本書を書きながらビネは、小説を書くということの 本質を自らに、そして読者に問いかける。
「この緊迫感溢れる小説を私は生涯忘れないだろう」──マリオ・バルガス・リョサ

恒例のベスト・ワンです。
今年は豊作か不作かあまりわからないような感じなのですが、よくよく考えると良作が多かったため単にわたしの感覚が鈍麻して全体として不作のように感じただけのことかもしれません。
小説ははっきりいって不作。しかし、上に貼りましたローラン・ビネの「HHhH(プラハ、1942年)」は傑作でした。史実をいかに自分のものとして書き上げるか、まさにどこまで自分に誠実にそして歴史に対峙してそれを描き出すかということを真摯に考えて書かれた小説でした。それは日本で大ベストセラーになった永遠のなんとかというまがい物の歴史小説?いや大衆に諂い喜ばすための単なるエンタメ小説とはまったくベクトルの違う本物の小説でした。
映画は超傑作「Gravity」で幕を開けましたが、以降は鳴かず飛ばずの佳作とまりの作品ばかりだったような。その中でも、「テレクラキャノンボール」「風立ちぬ」「インターステラー」「フューリー」などが特に印象に残っています。 
ドラマといってもこれまでベスト・ワンでドラマについて言及することはなかったのですが、今年は敢えてあげさせていただきます。そうです、「アオイホノオ」です。これは本当に素晴らしかったです。このようなドラマにまた出会えることを期待したいです。
アニメは「ピンポン」が突出していたような気がします。あらすじは大体知っていたし、映画版も観ていたのであまり期待はしていなかったのですが、絵柄および演出そのものがすばらしく(松本大洋の原作がすばらしいのはもちろんですが)、アニメの可能性をしみじみと実感しました。
漫画は文句なしに松永豊和の「パペラキュウ」。この松永さんのツイッターをフォローしているのですが、この方の呟きは毒満載で物凄く面白いです。
次点は古泉智浩の「夕焼け集団リンチ」。なんか今は亡き山田花子を思い出しました。
音楽は・・・これは語る必要もなく、ベビメタの一年でした。まさに圧巻ともいうべき一年でした。そしてここまで世界で受け入れられるとは予想もしていませんでした。
いやあーー凄いなあ、ベビメタ。
海外での凄さをステマとかいって信じない方もいるようですが、その人気のマジさを感じることのできる動画を下に貼りました。こんな光景がみられる邦楽バンドはこれまでになかったですよ。

Babymetal at Heavy Montreal 2014 - WALL OF DEATH

 ということで、今年のベスト・ワンは昨年に引き続き、
BABYMETAL

でした。 

2014年12月23日火曜日

BABYMETAL on NHK

BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~
 メタルとアイドルの融合というコンセプトで世界を熱狂させる3人組BABYMETAL。
番組では先月行われたロンドンライブの模様を中心に、世界的な人気の秘密に迫る。

先日(21日深夜24:25)、約40分にわたるベビメタの特集番組がNHKで放映されました。
冠徹弥という京都出身のメタラー(ヘビメタバンドのボーカルをやっていたらしい。わたしはこの方を全然知りませんでした。すいませんwww)のナレーションから始まった(映像はアイアンメイデンにジューダス・プリーストにオジー・オズボーンにメタリカに!!うわっ!)その番組は全編ベビメタ愛が貫かれていた出色の演出による素晴らしい番組でした。
最初から最後まで、アイドルからの視点ではなく、ヘビメタあるいはロックあるいはアーティストからの視点でベビメタが語られていました。
登場するのは、ケラングの編集部であり、 メタルハマーの編集長であり、大物マスタリング・エンジニアのテッド・ジェンセンであり、ドラゴンフォースのサム・トットマンであり、そして彼らが語る内容は、なぜにベビメタを最初に英国に紹介したのか?であり、ベビメタに纏わる本物・偽物(ギミック)論争であり、あるいはベビメタのヘビメタ界あるいは音楽界におけるインパクトの分析であり、まさにそれらは本物ゆえに本物のみが語ることのできる内容でした。
番組には2つの縦軸がありました。
ひとつは、まさにベビメタ世界ツアーのラストとなるロンドンBrixtonでの公演の様々な風景(公演を待つ人々の姿、公演会場の姿、公演そのものの姿、公演後の観客たちの反応等)であり、もうひとつはバスによるロックツアーとともにロックの聖地を巡り、その過程でのベビメタの3人の反応とインタヴューでした。この2つの縦軸に上にあげた人たちのインタヴューが横軸として絡まってきます。
どこにも過剰な演出などなく、もちろん関係のないタレントという馬鹿が出てくることもなく、糞みたいな汚物でしかないお笑い芸人の顔もなく、ましてや番組をしきる糞司会者もおらず、粛々とドキュメンタリーの方式で番組は進んでいったのでした。
これはNHKゆえにできる番組です。
あーー、これまで受信料払ってきた甲斐があったというものです。
NHK GJです!
ライブ公演で映された楽曲は、「BABYMETAL DEATH(前半分のみ)」「ギミチョコ」「いいね」「ヘドバンギャー」「IDZ」の5曲でした。 なかなかバランスのとれた選曲だと思います。最後には新曲「the one(仮)」の一部も放映されました。
これはぜったいこの番組の製作者たちはベビメタ大好きに違いないと確信させるに足る素晴らしい構成でした。
番組製作者たちがベビメタ大好きであることを例証するものとして、結構画面にルカメタルとニコメタルが登場してきたことがあげられます。
このブログでもいつかとりあげようと思っているスウェーデンのメタルバンドのアーティストであり、しかもベビメタの大ファンであり、ベビメタのインターナショナルファンサイトを運営しているというのが、このルカメタルとニコメタルの正体です。コアなベビメタファンなら誰でもこの二人を知っていると思うのですが、この二人をきっちりと映していたのはどう考えてもベビメタのコアなファンへのアピールとしか思えませんwwww
もう一度言います! まさにNHK、GJです!
敢えて付け加えるならもう20分足して、1時間番組にして、KOBAMETALのインタヴューと神バンドの紹介映像を付けて欲しかったです。
なにせこの番組放映中の大村さんとBOHのtwitterでの反応は尋常でなかったですからwww
ネットの動画サイトにこの番組があげられていますが、すぐに消されていっています。
ということで、ここにそれらのサイトを貼ることはしません(どうせすぐ消されると思うから)。しかし、この番組を見逃した方にはまだ観るチャンスがあります。29日あたりにNHK BSで放映されるという噂です。詳細は自分でみつけてください(すいません)。
来年はベビメタにとっては本当に飛翔の年になるでしょうね。
ますます楽しみです。


2014年11月24日月曜日

BABYMETAL VS AKB48

 AKB48(エーケービー フォーティエイト)は、日本の女性アイドルグループ。
秋元康のプロデュースにより、2005年12月8日に誕生した。

のっけからこう言っては身も蓋もないのですが、この勝負、実は成立し得ないのです。
なぜならAKBは、日本アイドル市場を舞台としており、一方、ベビメタは世界音楽市場を舞台としているので、そもそも戦う場が違うのです。ですから比較のしようがない。
しかし、そもそもベビメタの出自はさくら学院というアイドル養成所ですから日本アイドル市場という舞台を争いの場とするならこれはむ明らかに、AKBの大勝なのです。
経済市場から言っても属する単体アイドルの数は多ければ多いほどいいはずで、それだけ多くのドルオタを取り込むことができるのです。それが群れアイドルの利点に違いないのは確かです。48対3ではハナから勝負になりません。それにAKBにはいろいろな別グループもあるみたいですので、そうなるとまったく勝負にはならないのです。
そもそもわたしはAKBにはまったく関心がないので、AKBとベビメタを比較すること自体がどうでもいいことのように思えるのです。
そもそもAKBのことをよく知らない。だからそれでAKBのことをいろいろと言うのはまさにAKBにとって失礼極まりないことなのです。
まったく関心がないから仕方ないです。
秋元氏についてもかれがどのような歌詞を書いてきたかあまりというかほとんど知らない。「川の流れのように」が確かかれの作品だったような・・・。どうでもいい曲です。ですから秋元信者がかれを天才のようにもてはやしても「ふーーん」としか思わないし、実は心中では、「あんな糞秋豚に騙されて馬鹿じゃねえの」と思っているのかもしれない。秋豚は夕焼けニャンニャンの頃から知っているので、どんな輩かということは大体知っているつもりですが、実際に会ったことがあるわけではないし、おそらく実際に会えばかなりいい人で、ビジネスマン然として、商才には長けている人に違いないとは思います。
おそらく変な人ではないと思います。
おそらく山本直樹のような変人ではないと思います。
おそらく吾妻ひでおのような壊れた人ではないと思います。
おそらく瀬々敬久のようなおそろしく優しい人ではないと思います。
おそらく田崎晴明のような尖ったわけわかめの理論を唱えているパフュヲタではないと思います。
人間的にきちんとした凡庸な人なのでしょう。
ですから安倍さんとも意見が合うのでしょう。
政治にも向いている気がします。将来、政治家になってもおかしくはないような気もします。まさにバランスのとれたビジネスマンです。
で、そんな奴から発せられる言葉が、こっちの魂を響かせるなんてことあるのでしょうか?
いやいや、こんな紋切型のまさに団塊の世代が言いそうなことを言ってはいけません。
こんな秋豚でも、それに感動する人もいるのです。
それが世の中というもので、売れれば天下をとれるのです。
売れたもの勝ちです。

で、なぜにAKBのことにまったく興味もないわたしがこうしてAKBのことについて書いているのかというと、そもそもわたしが何のためにこのブログを書いているかということになるのです。
多くの人に読んでもらいたいから・・・できれば・・ですけどこんなおっさんブログを誰が好んで読むでしょうか。それは自分がよくわかっているのです。
ブログを書く理由のひとつに、これまで別唐晶司を通して知り合った様々な人たちにまだ別唐はこうして元気に生きてますよということをお知らせしたいというのがあります。もしかしたらこれが理由のほとんどかもしれません。
で、その知り合いのなかでも中山幸太さんは特別で、ブログを書く時はいつも中山さんのことを頭に思い浮かべながら書いています。
で、今回はAKBオタの中山さんに向けての返答なのです。
中山さんはかれの最新ブログでわたしについて言及しています。
(こちら→中山幸太小説

わたしは中山さんをAKB地獄から救いたい一心です。
でもおそらく無理だろうなあ・・・・。
かれにとってはAKBは極楽以外のなにものでもないみたいですから。
今月はかれのブログではAKBネタが続くようです。わたしにとっては苦行以外のなにものでもないですが、それでもかれのブログには付き合っていきたいと思います。
AKBファンの方は中山さんのブログのファンになってあげてください。最近はAKBのことばかり書いてますので。
そんなAKBオタの中山さんはなぜか川崎長太郎のファンでもあり、川崎長太郎を主題にした脚本を書き上げました。わたしは拝読させていただきましたが、これは滅茶苦茶面白かったです!
昨今の邦画界をみるにつけ、ルパン三世やガッチャマンや宇宙戦艦ヤマトやらの糞映画を延々とつくるくらいなら中山さんの脚本を映画化する方がどれだけ世のためになることやら!
もし瀬々くんがこのブログを読んでいるならぜひ中山さんと連絡をとり、かれの脚本を読んでほしいです。そして、ぜひ映画化を検討して欲しいのです。
時代は川崎長太郎!
まさに川崎長太郎を再評価するべき時代が来ているのではないでしょうか!

えっと、いつのまにかベビメタとAKBの話がどこかにとんでいってしまいました。
ベビメタの発足当初はそのメタルレジスタンスの標的はA-KIBAつまりAKBであったのです。A-KIBAに蹂躙されたアイドル市場でのメタルの復権をめざしたのがベビメタだったのです。この目的はすでに達成された感があります。AKBはもう敵ではありません。ライバルですらありません。睥睨する対象ですらなく、哀れみをもって慈しんであげる対象に過ぎないのです。
BABYMETALの次なる目標・・・episodeⅢ。
いよいよ始まります!!!

追記:12月22日深夜よりNHK総合にてベビメタ特別番組放送予定DEATH!


2014年11月16日日曜日

永遠の泉リリセ

 泉リリセ(現在は麻山ウランという芸名)は日本の女優。
「安寿子の靴」(1984年放映)に出演時は7歳だった。

前々回のエントリーで書いた「安寿子の靴」について。
当時、NHKで放映された時はかなり印象に残りました。
舞台が京都であること。当時大好きだった唐十郎脚本だったこと。結構好きだった中島みゆきが曲提供していること。などからわたしが好きになるのは約束されたことであったかもしれません。ただ、脚本自体はちょっとご都合主義もあり(これは唐の作品には一貫していることで弱点ではない)、絶賛とまではいかなかったのですが、とにかく主演の泉リリセの存在感が圧倒的に、特にオープニングでのその姿にはなんとすごい女優が出てきたものだと感慨したものでした。
15年後にNHKアーカイブで再放映され、その際に成人となった泉リリセ(当時は麻山ウラン)が主演の少年役であった大鶴義丹(唐十郎の息子)といっしょに登場しているのですが、容姿は相変わらずかわいいのですが、子役と時と比べ、なんというか大胆さ、ふてぶてしさがなくなり思慮分別のある大人の女性へと成長しており、なんかちょっとがっかりしたものです。といってもそれがあるべき成長の仕方だと思います。
おそらく「安寿子の靴」での泉リリセの演技はあの当時の泉リリセにしか出来なかった期間限定のものだったのでしょう。それゆえにまさに貴重な瞬間だったのだと思います。
ですから芸名を麻山ウランと変えたのは懸命な判断だといえるかもしれません。
泉リリセは泉リリセ自身の手によってあの当時の時間軸に埋葬されてしまったのです。
と同時に、その瞬間から泉リリセは永遠の存在となったのでしょう。
期間限定というと、すぐに想起するのはやはりBABYMETALです。
あとどれくらい活動するのでしょうか?
まさに今の旬の期間に体験しておくべきアーティストです。

「安寿子の靴」のOPとENDを繋げて、ちょっとまとめた動画を制作しました。
下に貼りましたので、「永遠の泉リリセ」の片鱗でも感じていただければ幸いです。


  

2014年11月13日木曜日

BABYMETAL新曲キタ ━━━ヽ(´ω`)ノ ━━━!!

  BABYMETALの今年最後の海外公演となった英国ロンドンでのライブで久々の新曲が発表された。

 久々のBABYMETALネタですwww
11月8日(現地時間)ロンドンのO2 Academy BrixtonにてBABYMETALのワールドツアー追加公演が開催され、そのライブの最後に、待ちに待った新曲が発表されました!
「The One(仮題)」というやつです。
とにかく未見の方はぜひ下に貼った動画を視聴してください。

NEW SONG! Babymetal - The One LIVE in Brixton 1080p HD 50FPS!

やや長い紙芝居で始まって、演奏されるのは、まさにドラゴンフォースを彷彿とさせるメロスピ(メロディックスピードメタル)です。 で、後からわかったことですが、この曲、ドラゴンフォースを彷彿とさせるのは当たり前で、この楽曲の制作にドラゴンフォースのギタリストであるサム・トットマンとハーマン・リが関わっているとのことです。ギター演奏の部分のみに関わったのか、楽曲全体に関わったのかは不明ですが、とにかくドラゴンフォースが深く関与していることは明らかです。ドラゴンフォースは英国のメタルバンドで、リードギターのハーマンはアジア系ということもありニコ動的には人気があったと思いますwwwもちろん、わたしもドラフォの大ファンですので、いつかはベビメタの楽曲にドラフォのようなメロスピが採用されればいいのになあと思ってはいたのですが、こうもあっさりと現実化してしまうとただただ驚愕してしまうのみですwww 実は、3年前から東方MMDにてドラフォの「through the fire and flames」を再現しようと格闘してきているのですが、まだ途中までしか完成しておらず、どんどんと先延ばしになっています。さびのツインギターの速弾き共演をレミリアとフランドールの二人で再現するのですが、これがとても難しい・・・いつか完成する日を待ちたいと思います。

 

ということで、この新曲に関してはまあおおむね満足なのですが、敢えて苦言を呈すると、
まずは新曲紹介までの紙芝居があまりに長く、また内容がどうもシリアスで面白くありませんでした。IDZもメッセージ性がある意味強いのですが、かなりおちゃらけているので「マジ・・・じゃないよね」という感じで流せるのですが、今回の新曲の紙芝居メッセージはおちゃらけにもならない感じでした。メッセージの内容は、要約するとヴァーチャルな世界から脱してリアルにいけ!ということ、もっと具体的にいうと、Youtubeでベビメタのライブを観てばかりいないで、実際のベビメタのライブに参戦しようぜ!ということなのですが、まあ、そんなことはわかりきっているのでわざわざ言う必要なしと思ってしまうのではわたしだけでしょうか?www
また、新曲のメロディーは言うことなしですが、その歌詞はちょっと・・・という感じです。下に書きました。

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東の空を 真っ赤に染める
烽火の光が
孤独の闇の終わりを告げる
新たな道しるべ
くじけても 何度でも
心の炎燃やせ
It's the time It's the time
今この瞬間を
It's the time It's the time
_____
It's the time It's the time
明日の君に歌うよ
さあ時は来た
RESISTANCE (RESISTANCE)
RESISTANCE (RESISTANCE)
WOW... 心は一つ
絆信じるなら 進め道なき道を
FOREVER (FOREVER)
FOREVER (FOREVER)
WOW... 心の奥に
燃える熱いハート
それが僕らのRESISTANCE
WOW... 
命が続く限り
決して背を向けたりしない
今日は明日を創るんだ
_____
_____
RESISTANCE
RESISTANCE
SET UP A SHOUT
SHOUTING FOR EVER
君が信じるなら進め答えはここにある
FOREVER (FOREVER)
FOREVER (FOREVER)
WOW... 心の奥に
燃える熱いハート
僕らのRESISTANCE
///////////////////////////////////////////

どうでしょう・・・・はっきり言って、凡庸ですよねwww
どこかの糞アイドル集団がマジな顔でマジに歌っていそうですよねwww
なんか真面目・・・マジっすか?と言いたくなります。
「進撃の巨人」の主題歌になるかもしれないという噂もありますので、それなら上の歌詞は仕方ないのかもしれません。
比較として、次に「ウキウキミッドナイト」の歌詞を書きました。

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 電気を消して 元気をチャージ
こりゃ始まるよ ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
そろそろ本気と書いて「マジ!」
アゲポよーで ピカピカ☆ミラーボール

ゲソ!ゲソ!イカゲソが食べたい!
あたしはスルメ派なーの!
やだ!やだ!おじちゃんみたい!
キャワイイお菓子にしようYO!

少年少女よ!
お菓子と夢いっぱい詰めて
いま 集まれ!
アタシん家 パーリナイッ!!

あなたとわたし You and Me
今宵は楽しい Uki Uki Midnight
門限 Closing Time
ノノノン! No Way !
まだまだ続くよ
Kinkirariiiiinnnnn !!!!

電気を消して 元気をチャージ
こりゃ始まるよ ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
そろそろ本気と書いて「マジ!」
アゲポよーで ピカピカ☆ミラーボール

少年少女よ!
お菓子と夢いっぱい食べて
いま 飛び出せ!
アタシん家 パーティタイッ!!

眠くなってきた お腹もいっぱい
でもこれからが クライマックス
しょぼしょぼ おめめこすぅって「マジ?」
アゲポよーで キンキラリーン!

電気を消して 元気をチャージ
こりゃ始まるよ ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
そろそろ 本気と書いて「マジ!」
アゲポよーで ピカピカ☆ミラーボール
/////////////////////////////////////////////////////////

なんという傑出した歌詞ではありませんか!
AKBの秋豚などには絶対書くことができない言霊です!
これこそがベビメタの真髄とわたしはいいたいのですが、まあそれぞれいろいろなベビメタ像がありますので、自分のベビメタ像を押し売りする気はありません。
というかそもそもわたしは歌詞というのにはあまり興味がないので、新曲の歌詞はきちんと聴くと「やれやれ・・」感をどうしても抱かざるをえないのですが、普通に聴く分には気にはなりませんwwww
今回の新曲に関してはネット上でも賛否両論で、それは取りも直さず、ベビメタの人気がさらに拡がっていることの証でしょう。
皆がそれぞれの理想のベビメタ像をもっており、それらが衝突するのは致し方ないことです。いずれにしてもどれもこれもベビメタ愛には違いないのですから。
わたしとしては、こうしてメロスピが採用されて嬉しかった!で、次はできればシンフォニック・メタルをやってくれということになるのですが、さあどうなることやら。
とにかくどんな楽曲でもそれを支持していきたいと思います。

2014年11月4日火曜日

佐々木昭一郎の世界

 佐々木 昭一郎(ささき しょういちろう、1936年1月25日 - )は、日本のテレビドラマ演出家である。
東京都出身。元・NHK所属。現在はテレビマンユニオンに所属している。

わたしは引っ越しの度に、本やレコード、CD、DVDなどはなるべく処分していく方針で、どうしても手元に持っておかざるをえないものだけ、長年持ち続けるようにしています。
ですからTV録画したVHSビデオとなるとわずか1本しか持っていません。
そして、そのビデオのなかに録画された番組は、どちらもNHK制作の「四季ユートピアノ」と「安寿子の靴」であります。
「安寿子の靴」に関しては次のエントリーで詳しく書く予定。
今回は、「四季ユートピアノ」の演出家、佐々木昭一郎について書きます。
なぜなら今まさにこの佐々木昭一郎の過去の作品が再放映されているからです。
NHK BSプレミアムで11月3日から始まっています。再放映もあるので見逃した方はぜひ!(http://www.nhk.or.jp/archives/premium/

佐々木昭一郎といえば主演女優の中尾幸世と来るように、かれの代表作「夢の島少女」「四季ユートピアノ」川3部作(「川の流れはバイオリンの音」、「アンダルシアの虹」、「春・音の光」)で主演しているもっとも重要な女性が中尾幸世さんです。彼女は女優というより素人というほうがあっているようで、佐々木昭一郎の作品以外には出演していないと思うし、NHKの朝ドラの主演が決まってもそれを断ったという噂もあるので、まさに真性の女優です。

 上に貼った動画に中尾さんの一部を垣間見ることができます。 そもそも佐々木昭一郎の演出は、ドキュメンタリータッチな感じでいわゆる役者が演技をしているという感じではありません。素人がそのまま地を演じているような感じなのです。ですから中尾さんはそのまま中尾幸世を演じていたのかもしれません。だからあんなに素晴らしかったのかもしれません。 とにかく80年代前後は佐々木昭一郎の作品に嵌ってました。 今でも「四季ユートピアノ」を初めて観た時の驚きは覚えています。
 なんじゃあーーこの作品は!!
まさに、「まどマギ」を観た時と同じ感慨ですwww
で、VHSに録画していたので数年に一度、思い出したように「四季ユートピアノ」を観るのですが、さすがに徐々に色褪せてきたような気もします。なぜだか、あの頃には新鮮で驚きしかなかったものが少々陳腐なものにみえかけてきています。
どうしてだろう?
で、今観ても圧倒的に面白いと思えるのが、「紅い花」なのです。もちろん、放映当時も滅茶苦茶面白かったですが、この作品だけは今でも面白い。
つげ義春の原作だからか?
いや、おそらくそれは少女の聖性の違いによるもののような気がします。
この「紅い花」は YouTubeで観れます。いちおう、OPだけを下に貼っておきます。名作です。全編はこちらから(https://www.youtube.com/watch?v=EsnbBLTUHGU)。 同じ題名で同じくつげ義春の原作を映画化したものがあります(石井輝男監督)が、映画よりも佐々木昭一郎のTVドラマの方が圧倒的に面白いです。


このOPを観てもわかるように、佐々木昭一郎の映像には川が頻出します。それはまるでタルコフスキーの川と葦のようなものです。
川がなにかを語ってきます。そして、観るものはそこにひきずりこまれていくのです。
久しぶりに、佐々木昭一郎の世界に耽溺したいと思います。

2014年10月19日日曜日

石森章太郎から大友克洋へ



1967年に『週刊少年マガジン』で連載開始となった漫画『幻魔大戦』(少年マガジン版)が最初の作品。
雑誌連載中および初期の単行本では、原作が「平井和正/いずみ・あすか」、作画が「石森章太郎」と
なっていたが、「いずみ・あすか」というのは石森の別名である。
しかし、少年マガジン版は、人類の破滅を示唆する形で打ち切りとなった。

 「アオイホノオ」の舞台となっていた80年台前半に、日本SFの世界では画期的な作品が生まれ出されました。それは大友克洋の「童夢」と「AKIRA」です。
「童夢」の単行本は83年発売、「AKIRA」は82年から連載開始でした。
「アオイホノオ」では宇宙戦艦ヤマトとかガンダムの名前が出てきますが、宇宙戦艦ヤマトは74年に放映された第一シリーズ以外はゴミだというのがわたしの持論で、第一シリーズも前半だけが観るべき価値があり、後半部分はどうでもいいと思っています(中学時代に初回放映を熱中して観ました。そして、後半になってどんどんと物語が崩れていく様を目にして、そして突然の終了とやりきれない思いを抱いた記憶があります)。ガンダムに至っては第一シリーズのOPとともに一貫してあまり興味はありませんでした。いやはやあのOP曲のダサさ加減が尋常ではなかったのです。それでも今聴くとなんとはなくそのダサさがいいように思えてきます(笑)。あの頃は、YMOやKRAFTWERKを始めとしてテクノ音楽の勃興期で、そういう音楽に興味のあるものが「戦え、戦え、ガンダム」なんていう曲を聴くと「おえーーー」となるのは自然な反応だと思うのですが・・・。
で、とにかくそういうSFアニメや漫画をいっぺんに淘汰してしまったのが、「童夢」なのです。この作品は第4回日本SF大賞を受賞しました。漫画としての初のSF大賞受賞でかなり話題になった記憶があります。
とにかくこの「童夢」は衝撃的でした。あらゆる場面が記憶に残っているのですが、下に貼った念動力が球状に伝わることをきちんと画にしたのは大友さんの童夢が初めてではなかったでしょうか。


 そして、それに続く「AKIRA」はさらにパワーアップして今や伝説の作品となっています。当時は本当に夢中になって「AKIRA」を読んでいたものでした。この「AKIRA」を読んでいる時に思ったのは、まずは登場人物のひとりマサル(下右)をみて、これはサイボーグ001ではないかと思ったのはわたしだけではないはずです。また、テツオもなんとなく「幻魔大戦」の東丈を連想させるものでした。


この83年に上映されたSF邦画アニメが「幻魔大戦」です。
漫画の「幻魔大戦」は、わたしは中学1年生の時に読んで熱狂したことをはっきりとおぼえています。あの頃は、中岡俊哉の書いた超能力関係本やノストラダムスの予言等に熱中しており、そんななかで「幻魔大戦」は驚異的にわたしの心中に感染してきました。
こんなに面白い漫画があるなんて、なんて最高なんだああ!と感激したのを覚えています。
ただし、この「幻魔大戦」も漫画の第一シリーズのみが読むに値するものです。
もう一人の原作者平井和正が小説でいろいろな幻魔大戦シリーズを書いています。新・幻魔大戦もあれば真・幻魔大戦もあります。もう滅茶苦茶です。わたしは馬鹿正直にすべての作品を購入して読みましたが、もうなにをかいわんやです。すべてが糞ですwwww
ですから幻魔大戦といえば石森章太郎の描いた漫画「幻魔大戦」を指すということでよろしいのではないかと思われます。
そういうわけで、わたしは角川映画アニメ「幻魔大戦」にはかなり期待していました。
アニメキャラクターを描いたのはなんと大友克洋です!しかも音楽はELPのキース・エマーソンですよ。こうなれば期待せざるをえないでしょう!
で、ワクワクして観賞にいきましたが、結果は残念・・・・。
期待したものとはかなり違うものになっていました。何が違うのかといわれると返答に窮するのですが、おそらくわたしの頭のなかに出来上がってしまっていた堅牢な幻魔大戦のイメージがあらゆる別のイメージを受け入れることを拒否しただけのことだと思います。
なにせ10代前半から熱狂していた漫画ですからそれはそれで仕方のないことのような気がします。


でもとにかくこの映画アニメ「幻魔大戦」が大友さんの「AKIRA」に強い影響を与えたのは間違いないでしょう。もちろん、サイボーグ009もそうですが。 このサイボーグ009の新しい映画版が一昨年公開されました。「009 RE:CYBORG」というやつです。わたしはもちろん観ましたが、確かに映像は格段に洗練化されており、サイボーグの各キャラは大人大人しており観賞に耐えうるものでしたが、話の筋がありきたりな感じで既にどこかで観たような感が満載で、そのあたりがどうもいまいちでした。映画全体としては、5点満点で3点というまあ普通のできではあります。下に、この映画「009 RE:CYBORG」の映像を利用して、TV版サイボーグ009のOPテーマ「誰がために」を流した映像を貼りました。この「誰がために」はとてもいいOP音楽です。当時のアニメのOPとしては出色の出来だったと思います。で、いいとこどりをした下の映像は素晴らしいの一言です。

 

で、サイボーグ009が新たな展開をみせているのと同様になんと「幻魔大戦」も新たに新作が書かれているのです!もちろん、石森章太郎作ではなく、平井和正作でもなく、です。このサイト(http://club.shogakukan.co.jp/book/detail-book/book_group_id/287/)で無料で読むことが可能です。さて、今後どのような展開をみせていくか楽しみですが、あまり期待はしないでおこうと思います(笑)。

ということで、83年には歴史的な作品が生み出されていき、そして翌年84年には宮﨑駿「風の谷のナウシカ」、押井守「うる星やつら;ビューティフル・ドリーマー」が公開されます。まさに、勃興期といえるでしょう。庵野はナウシカで巨神兵を描き、その後、幾つかの佳作を生み出した後、95年にエヴァを誕生させるのです。
あっ、それから「アオイホノオ」にはまったく登場しませんでしたが、当時の大阪芸大の島本和彦・庵野秀明との同級生には士郎正宗がいました。あの「攻殻機動隊」の士郎正宗です。なんと恵まれた学年ではありませんか!

2014年10月13日月曜日

アオイホノオ(TVドラマ)は素晴らしい!

アオイホノオ』は、島本和彦による日本の学園青春漫画。
『週刊ヤングサンデー』(小学館)に2007年から2008年の休刊まで不定期連載された。
同誌の休刊後、『スピリッツ増刊・YSスペシャル』VOL.2に1話が掲載された後、
2009年5月に創刊された『ゲッサン』にて連載が再開されている。
2014年7月期からテレビ東京「ドラマ24」枠にてテレビドラマ化された。
(Wikipediaより)

以前から何度も言っているように、TVドラマは滅多に観ないのです。
最近観た記憶があるTVドラマでは、「モテキ」というやつ。神聖かまってちゃんの曲が使われていたことや出演していた俳優が森山未來や満島ひかりなどのお気に入りの人たちがいたので観たのです(以前のエントリーでとりあげています)。
で、まあとにかくTVドラマを観ることはないのですが、この「アオイホノオ」というドラマ、放映中にネットのなかでも結構評判がよく、しかも登場人物には岡田斗司夫やら庵野秀明やらのGAINAXの面々がいるという話を聞くにつけ、いつかは観たいなあとは思っていました。そして、よく調べるとこのドラマがニコ動でも有料放送されていることがわかったのです。
よし、これならいつでも観れる!
TVドラマをわざわざ録画して観るというメンタリティはわたしにはありません。ましてやオンタイムで観るなんてあり得ない!
ありがとう、ニコ動!
1話を観て面白ければ有料でもどんどん観ていこうと思ってました。
で、観てみて・・・・あまりの面白さにどんどんとはまっていき、気づくと最終話まで観てしまっていました。1話が380円だから合計で380✕11=4180円。かなりの出資ですが、その面白さを考慮するとまったく気になりませんでした。
それほど面白かったです。


まずは出演している俳優さんたちが素晴らしかったです。
GAINAX組を演じた上記3人は特に素晴らしく、この人達は、監督福田雄一(劇作家でもある)とよく仕事をいっしょにしている俳優さんたちで、あの名作「変態仮面」(監督福田雄一)にも出演しているとのことで、これはぜひ「変態仮面」を早速観なければいけないと思っています。
また女優さんでは、とんこ役を演じていた山本美月さんが素晴らしかったです。
で、この方、あの名作「桐島、部活やめるってよ」にも桐島の彼女役で出演しておられ、あーーそういえば、でも雰囲気が全然違うわ、という感じで女優さんとしてのその力量にも圧倒されました。素の山本さんは漫画アニメオタクで、とんこさんに近いのかもしれません。今後の山本さんの活躍を期待したいと思います。


で、素晴らしい俳優陣のなかでも出色の俳優が下の岡田斗司夫役を演じた濱田岳さん。
これはなかなか強烈でしたwwww
本当の岡田斗司夫以上のキャラを演じていました。いやあーー凄いです。


主演の柳楽優弥くんも熱演で言うことなしです。
俳優を観ることがこんなに楽しいドラマというのも久しぶりのような気がします。

加えて、原作の舞台。島本和彦も庵野秀明もわたしと同世代であの頃の情景がまざまざと甦ってきました。
庵野のパラパラ漫画やウルトラマンやDAICON3でのOPムービーについては既知のことでしたが、それらがそのままで放映されたのは喜ばしい限りでした。
最終話で、主人公焔くんが新人コミック賞に入選し、雑誌掲載となるのですが、友人たちが喜んでいるなかに庵野秀明が近づいてきて、「そんなにうれしいもんじゃないだろう」というセリフを言うのですが、これを聞いて、わたしも自分が新潮新人賞を受賞した時のことを振り返り、まさにそうやわと思い返したのでした。本当にうれしいもんじゃありませんでした。プロになる決意うんぬんではなくて(そんな決意は残念ながらわたしにはなかったです)、さて次作はもっといい作品を書かねばいけないというプレッシャーがあったのは確かです。
そのセリフの後、庵野が焔にサインを要求するのですが(これは実話らしい)、これがまたずーんと心に響くのです。庵野、カッケーーーです。
最後には島本和彦自身がドラマに登場し、謎の感動を残していきます。
本当に素晴らしいドラマでした。
監督の福田雄一を始めとして、出演した俳優さんたち、そして、現実の島本和彦、庵野秀明、岡田斗司夫たちに感謝感謝です。
で、最後に、このドラマのOPを。各シーンには元アニメがあり、それと比較してます。
これも素晴らしいです。



2014年10月10日金曜日

うしじまいい肉からうしじまいい肉へ(終)


うしじまいい肉シリーズの連投も今回が最後です。
ますは前回のエントリーの最後で言及したうしじまいい肉さんの呟きを下に写します。


また私の妄想のガンダムの話しで恐縮なんですけども私は男アイドルのちに政治家になれる血筋もありで超人気でツイッターとかもやってるんですけど アンチへの罵り方が半端ないのですごくアンチがいるんですあるとき親から偶然受け取った自分しか乗れないガンダムでネットをしていたらなんとガンダムの機能でインターネットのアンチの顔住所生年月日年収家族構成が分ることが判明するのですそこで自分は裏サイトを作ってアンチの個人情報を晒しあげるのを日課にしはじめるのですがあるとき割と仲いいと思ってたやつが普通に酷いアンチをしているのを見つけてカッとなりガンダムについているドローンガンダム機能でドライブレコーダーみたいなので撮影しながらFPS操作でそいつを殺害するんですんでことを何か頻繁にやってる内にもっとむかつく奴が現れてこりゃあ一族皆殺しにしてるところを全世界放送して恐怖に陥れてやらねえとなと思い出してコロニーレーザーで全員を並ばせて灰になるところとかを全世界放送とかするんですでもそんなことをやってるとやっぱり反発が出るじゃ無いですかだから私はガンダムから出たら殺されるし仲間も誘拐されて協力者の食い物に毒が入るよになってでもガンダムの機能で気がつくしかたないから夜中にコンビニにガンダムのまま行って飯を強奪したりガンダムの中だけで生活をするよになるんですでも誰も信用できないしだんだん具合が悪くなってああ独裁ってまじ孤独全員信用できねえでも全員殺したら寂しいしどしよえーんみたいになるんじゃないかなと思いました。おわり


滅茶苦茶面白いですねえ。
なんというか、これまでわたしが読んだtwitterの文章のなかで一番おもしろいです。
うしじまいい肉さんは雑誌にもお悩み相談などの連載をしていたようで、もともと文章を書くことにはアレルギーはないようです。
上の文章は名文とかいうものではなく、どちらかというと悪文ですがそれでもなんというか切実さが滲み出ているような感じで、ぐいぐいと引き込まれてしまうのです。
ですからうしじまいい肉さんも小説を書いてみては・・・・とは思いません。
やはりうしじまいい肉さんは、実業家として大成功して、政界に進出して、独裁者となって人類を殲滅してほしいです。

独裁者うしじまいい肉を渇望するぞ!
 
ということで、最後にしてはちょっと尻切れトンボのような感じですが、うしじまいい肉さんについてのエントリーを終わりにしたいと思います。

2014年10月9日木曜日

うしじまいい肉とBABYMETAL

2014年3月1日に武道館で開催された
ベビーメタル「赤い夜 LEGEND “巨大コルセット祭り” 〜天下一メタル武道会ファイナル〜」
に参戦していたうしじまいい肉さん

うしじまいい肉さんはいわゆるDDみたいで、要するにアイドル好きのようです。
彼女のtwitterで、ももいろクローバーも知り、「行くぜっ!怪盗少女」のPVを観たのですがそれは確かになかなかいいと思い、他のPVも観ていったのですがその他はあまりわたしの心には響きませんでした。わたしは基本、楽曲から入る人ですwww
で、モノノフ(ももクロのファンをこう呼ぶらしい)になることはなかったのですが、ベビメタもうしじまいい肉さんが「メギツネを聴くと癒やされる」というようなtwitをしていたのをキッカケに知り、実際にそのPVを視聴すると確かに「メギツネ」はいい楽曲だと思い、その後、「ドキドキモーニング」とか「君とアニメがみたい」のPVを観たのですがなんかアイドルっぽい感じでやっぱイマイチかなと思ったのですが、「いいね!」でびっくりぎょうてん、感動してしまい、「ウキウキミッドナイト」でさらにびっくり。「IDZ]「ヘドバンギャー」「紅月」とどんどんとはまっていき、そうなると「君とアニメがみたい」はもう一度聴き直すとどえらりゃーーいい曲に聴こえて、「ドキドキモーニング」も同様に自然と口ずさむようになっていました。
まさにうしじまいい肉さんの呟きに感謝です。
で、先日幕張で行われたベビメタの世界ツアー凱旋公演にうしじまいい肉さんも参戦したようです。アリーナにいたようなのですが、モッシュゾーンに近かったみたいでモッシュする人たちがやたらとうしじまいい肉さんにぶつかってきて、とても危なかったようなことを呟いています(以下の通り)。

 ベビメタのモッシュ大嫌いだなあ
避けてもぶつかりまくってくるしモッシュエリア限定作って勝手にやれよ
モッシュで10回くらい揉みくちゃになっらあと膝ついて倒れたくるぶし踏まれれ
めっちゃ痛かったしそいつは文句を言う間もないなくなった
肘で背中腹パンされまくって足で踏まれるとかあんまりだよ 
  




これに対してベビメタメイトの幾人かが反論し、2chにもスレッドが立ってしまったりしましたが、わたしからすればうしじまいい肉さんの言うことはもっともでいくらアリーナ参戦だからといって皆がモッシュに加わる義務はなく、各人が好きなように楽しめることが重要なのですからそういう楽しみ方を担保できるような運営にはしてほしいと思います。
最近はベビメタ公演のアリーナは女性だけの区画もできたようでそのへんは運営も善処しているようです。
とにかくうしじまいい肉さんはベビメタ古参のはずですからこういう事件をキッカケにベビメタから離れるなどということがないことを祈ります(まあないと思いますけど)。
わたしはサマソニでは否応無しのアリーナでしたが、前方および中央部は避けてました。あのモッシュに加わろうなどとはまったく思いませんし、身の危険を感じるからです。
武道館や幕張(SU-METAL聖誕祭)はスタンド席でした。やっぱベビメタはスタンドに限ります(笑)。
                                                                                                                          

上の絵はベビメタファンアートのひとつです。元絵は、ナポレオンの戴冠式(下)ですが、描かれた各キャラすべてが実在人物です。キャラが全部わかったらあなたは立派なベビメタメイトかつメタラーです。本当に細かいところまでよく描けています。わたしは自分のtwitterの背景にこの絵を借用しております。ちなみに写真の猫はうちの飼猫(ノルウェージャンフォレストキャット)です。

 
下の絵は同じ人の別のベビメタファンアートです。これも素晴らしいです。
SU-METALがまるで女王のように台座に君臨しております。これをプリントアウトしてTシャツにしたら売れるの間違いなしと思うのですがいかがでしょうか?おそらく幾人かの人が既にこのデザインのプリントTシャツを制作していると思われます。


で、下のやつはうしじまいい肉さん制作のTシャツです。
なんとかわいいというか、奇妙というか、独創的というか、うしじまいい肉さんらしいデザインではないでしょうか。描かれた動物はおそらくカワウソだと思います。うしじまいい肉さんはカワウソのファンですので(違ったらごめんなさいです)。
うしじまいい肉さんの制作したTシャツやら下着を販売する会社(?)がPredatorRatというもので、これはうしじまいい肉さんのtwitterにも記されています。ちなみにPredatorRatがカワウソのことかと思い、調べましたが、わたしが調べた限りでは違いました。
今後のうしじまいい肉さんの展開としては、現実的には実業家の道がもっともあり得るのではないでしょうか。実業家として成功して、その後政界に進出して、そして政界のトップに立って、独裁政治を始めて、気に食わない奴らを大量虐殺して、そして最後には裏切り者によって抹殺されてしまうというのはいかがでしょうか(これは次のエントリーに掲載するうしじまいい肉さんの呟きをなんとなくまとめてみただけのものです)?
もちろん、うしじまいい肉さんにとっては最後に自分が抹殺されるというのは本意ではないと思われますが、まあ、そういう暴君ヘリオガバルスのような生き方がなんか似合っているような気もします。
うしじまいい肉よ、ヘリオガバルスになって欲しいぞ!ということで今回は終わり。


2014年10月8日水曜日

うしじまいい肉と山本直樹

吾妻ひでおのベスト選集シリーズ第1弾「21世紀のための吾妻ひでお」
監修は、吾妻のファンを公言する山本直樹が手がけた。
表紙には吾妻キャラ3大ミューズのひとりである猫山美亜、通称ミャアちゃんを演じるコスプレイヤーのうしじまいい肉が登場。山本がうしじまいい肉のファンであることから、このコラボレーションが実現した。

山本直樹に関しては以前のエントリーで書いています。変なおっさんです(笑)。
この山本直樹は吾妻ひでおの大ファンで、上に貼ったように吾妻ひでおのベストセレクションを編んでいます。そしてその本の表紙には、これまた自分が大ファンであるうしじまいい肉さんをフィーチャーしているのです。
まさに山本直樹にとってはメシウマです。
羨ましい限りです。
で、そもそもわたしはうしじまいい肉さんを初めて見て以来、この子は誰かに似ているなあと思っていたのですが、それは山本直樹の漫画に出てくる女の子キャラだったのです。
特に「あさってダンス」の日比野綾(下)は、うしじまいい肉さんを彷彿とさせます。
ですから山本直樹がうしじまいい肉さんの大ファンと知ってもそりゃあ当たり前だろ!と思うだけなのです。


山本直樹の漫画は「あさってダンス」「ブルー」をはじめとして実写映画化されていますが、どれもこれも無残なできです。やはり山本直樹の女の子キャラは実写では無理なんだなあと思ってしまいます。それがたとえうしじまいい肉さんであろうと彼女が日比野綾役をやったとたんに無残な結果になるのはわかっています。そうではなくて、実際のうしじまいい肉さんを山本直樹が漫画化する方が絶対にいい作品になると思います。漫画化できるくらいのキャラをうしじまいい肉さんはもっていますから。
ということで、山本直樹にはうしじまいい肉をモデルにして漫画を書いて欲しいぞ!
そして、追加で悪いですが、吾妻ひでおにはもう一度アル中になってもらって、アル中気味のうしじまいい肉といっしょにアル中病棟に入院して、「うしじまいい肉とアル中日記」という漫画を書いて欲しいぞ!
ということで今回は終り。
最後にこの3人が並んだ写真を貼っておきます。左が山本直樹で、右が吾妻ひでおです。
吾妻ひでおについては書きたいことが山ほどあるのでまたいつかの機会に書くつもりです。


2014年10月7日火曜日

うしじまいい肉とカンパニー松尾

カンパニー松尾(カンパニー まつお、1965年6月29日 - )は、アダルトビデオ監督。
芸名は、高校時代に、近所の店で「ほか弁」を仕入れて学校で売るなどしていた活動を
「松尾カンパニー」と呼んでいたことから。
AV界にハメ撮りというジャンルを定着させた第一人者。
(Wikipediaより)

うしじまいい肉さんとカンパニー松尾さんは時々トークイベントでご一緒することがあるようです。
自分がフォローしている人が、それもまったくこの人たちは関連がないだろうなと思っていた人たちが、twitterで関係あることがわかったりするとちょっとびっくりすると同時にちょっとうれしくなったりします(自分とは全然関係ないことなんですけど)。
 で、カンパニー松尾さんですけどこの方はハメ撮りというドキュメントの先駆者です。そこは撮影者カンパニー松尾と被写体女性の二人だけの世界で、濃密なハメ撮りドキュメントが展開されていきます。このようなAVを観てしまうともう脚本ありきの作り物AVは観れません。ドキュメント以外はAVにあらずということになってしまいます。
そのドキュメントAVで最近話題になっているのが下に貼った「テレクラキャノンボール2013」という作品です。映画版と通常版(?)があります。わたしはカンパニー松尾さんが運営する某ウェブサイトの会員ですので、そこで通常版(約20時間にも及ぶ長さ)をウェブで観ました(あまりに長いので、部分的に早回しをしましたが)。
で、確かにこの作品は、とんでもないAVでした。というかこれAVか?ということにもなるのですが、とにかく身も蓋も無い、レースに勝つためにどんなこともやってのけるそのバイタリティというかやけくそというかその切なさに笑い転げてしまい、また唖然としてしまいました。きれいなプロのAV女優さんも出演しているのですが、彼女たちが出るシーンは正直言って退屈です。そうではなくて、街でナンパしてハメ撮りを許してくれてインタヴューに答えてくれる素人女性たちのシーンがとてつもなく暴力的でなんか哀しいようで勇ましくて、で、そんな素人女性を前にしてプロのAV男優たちは皆ピエロのようで、でもとにかくがんばる!とにかくレーズに勝つために!でもなんかいつのまにか自分が何をしているのかもわからなくなっていく、これは何なんだ、そして観ているわたしたちも何なんだこれは?!となってくるのです。


作品の後半では、プロのAV女優さんと監督の間のなんとなく切ない関係のちょっとお涙頂戴っぽい展開になってきて、かなり退屈になってわたしはそのあたりは超早回しにしてしまいましたが、とにかく作品の8割を占めるナンパ部分とレース部分は面白かったです。
映画版の方は全国で巡回上映されているようで、ますます評判が上がってきているようです。
カンパニー松尾さんは、カレーが大好きで、かれのAV作品にはかれ自身がカレーを食べる姿が頻繁に出てきます。将来はカレー屋を経営することが夢のようですが、現状はAV監督業の方が盛況でカレー屋経営までには手が回らないようです。
かれのドキュメント作品の凄いところは変に演出していないところだと思います。被写体のAV女優さんの素の姿を映し出すようなところがあって、かれの作品を観ているとこの女優さん、明らかにメンヘラだなあとか、ちょっと危ないなあとか、滅茶苦茶普通で真面目だなあとかいろいろな人がいることがわかります。
かっては、日活ロマンポルノという世界から多くの有能な映画監督(神代辰巳、根岸吉太郎、森田芳光、金子修介、相米慎二等々)が育っていきました。
またそれ以降のいわゆるピンク映画界から京大映画部でちょっとだけわたしといっしょだった「ヘヴンズストーリー」の監督瀬々敬久や「太陽を盗んだ男」で過激派の犯人役で出演していた「神田川淫乱戦争」の監督黒沢清などが育っていったのですが、現在のAV界から同じように映画監督が育っていくことはありえるのでしょうか?
わたしはまだ観ていないのですが、「監督失格」(庵野秀明プロデュース)の平野勝之がそうかもしれません(でもかれはPFF出身だからちょっと違うような気もします)。
単にわたしが知らないだけで既にそういう人はいるのかもしれません。
しかし、わたしが思うに、今のAV界はそういう古い図式(AV監督から一般映画監督へ)になんら価値を見出さない新たな価値で動いているようにも思えます。なんというか演出をすべて排除した即物的な映像で極めて個人的ななんらかの真実を抉り映しだすというようなそんな映像世界に既に移行しているような気がします。そこである価値が完結しているので、そこから新たな一般映画への進出という野心というか色気というかそういうものがいい意味で予め失われていると思えるのです。
とにかくカンパニー松尾さんにはAV作品を撮り続けて欲しいです。そして、カレー屋を経営したならぜひそこでカンパニー松尾お勧めカレーを食してみたいものです。
で、最後に一番関心があることとして、カンパニー松尾とうしじまいい肉のハメ撮りAVが制作されることはあるのか?
うしじまいい肉さんはAV女優ではないので、普通に考えればあり得ないです。
でも、うしじまいい肉という人間とカンパニー松尾という人間の絡み(ハメ撮り)と考えればそれはAVという範疇を越えたエロ作品として世間には受け入れられような気がします。絶対売れるはずです(笑)。
ということで、今回はうしじまいい肉さんとカンパニー松尾さんのハメ撮り作品を期待するということで終わりにしたいと思います。 

2014年10月6日月曜日

うしじまいい肉 VS 茂林健二郎

 茂林健二郎とは、木下古栗の小説に登場するキャラ。
脳科学者の茂◯健◯郎に似ているような気もする。

 1ヵ月前くらいに結構話題になったtwitが上に貼ったものです。
うしじまいい肉さんが中森明夫に連れられて文壇バー「風花」を訪れたところ、隣に座っていた女ポケモンを連れた茂林健二郎に投げつけられた言葉ということです。
わたしが興味があるのは茂林健二郎がどんな女ポケモンを連れていたかということですが、まあそれは措いておいて、とにかくうしじまいい肉さんはこのように言われてひどく立腹されたということです。初対面の人にあまりに失礼ではないかと。
確かにそうだと思います。
ただ茂林健二郎がうしじまいい肉さんにかなり興味があったことも確かだと思います。
だから上のようなちょっと上から目線で、相手を指導するような言い方(これは自分の方がより相手に興味を抱いていることを悟られないようにするための姑息な手段のような気がする)をしたのだと。ですから百戦錬磨のたくさんの男を弄んできた手練手管を弄する女性だと「しめしめ」とほくそ笑みながら下手な返答を茂林に返すのでありましょうが、うしじまいい肉さんはそういうタイプの女性ではないので、ついつい真正面から正当な反応を返してしまったということでしょう。
そもそも茂林健二郎という人物はあまりに胡散臭くて、それが本当に下衆な胡散臭さなら感心してしまうのですが、そうではなくてなんというか似非教養をまとった胡散臭さのためどうもどうも茂林健二郎をみるたびに「お前、死ねよ」と思うのでした。
そもそも脳科学者というのが胡散臭すぎる!
こいつ科学者と名乗っている割にはおそらく実験などしたことがないですよ。
そもそも文芸の世界の人でしょう。
脳科学者という輩ほど科学と遠く離れた位置にいる人達はいません(キリッ
はっきりいって詐欺師です。
まあ茂林健二郎の顔は詐欺師のそれに似ています。えっと、それだと詐欺師に失礼かもしれません。ごめんなさい。
この詐欺師茂林健二郎をなんということか学会の特別講演に招聘した馬鹿がいるのです。
昨年の日本臨床眼科学会。
講演料は百数十万円ということです。わずか1時間弱の講演。
どんなに糞な講演かを確かめるためにわたしは拝聴しにいきました。
で、驚いたのは会場が眼科医で満杯であったこと。
医師って、やっぱ馬鹿が多いわ・・・・。
で、茂林の講演はとてもしょうもなかったです。
思い出そうとしても思い出せません。
なんかジブリの「風立ちぬ」の映像をいくつか拝借して写してました。これ、著作権大丈夫なんだろうか?それしか覚えてません。
糞みたいな講演でした。
これで二百万円弱の講演料が手に入るのか・・・。
まさに濡れ手に粟だな、茂林健二郎。
そもそもどうして臨床眼科学会の特別講演に茂林がよばれたかというとこの学会開催担当大学の教授が単なる馬鹿だから。バカはバカを呼ぶのです。
と、茂林の悪口はこのくらいにして・・・。
この事件に反応したゲンロンカフェ主催東浩紀が逆にうしじまいい肉さんの反撃にあい、たじたじとするというおまけもありました。
うしじまいい肉、凄すぎです。
わたしはゲンロンの会員になっています。だからといって東さんの信者ではありません。
ただ東浩紀さんがごちゃごちゃといろいろなことをするその姿には応援したいのです。
かといって、彼が福島でやろうとしていることにはあまり関心はありません。もちろん反対でもありません。単に関心がないだけです。関西人は福島のことにはあまり関心がないのです。
しかし、このゲンロンの会員でいることにより東浩紀VS浅田彰、東浩紀VS岡田斗司夫などの対談をニコ生でみることができてとても有益でした。めちゃくちゃ面白かったです!
で、このゲンロンカフェで催される生放送にぜひうしじまいい肉さんが飛び入り参戦して、あの東さんと黒瀬さんの裏バトルの真相を問いただしてほしいのです。
おそらく現在のゲンロンカフェに必要なのはうしじまいい肉さん級の水素爆弾ではないかと思うのです。
ゲンロンカフェとうしじまいい肉を対置してみると、どうみても似合わねえーーという感じではあります。戦争したらどっちが勝つんだろう。
おそらくうしじまいい肉だろうな・・・・(笑)。

追記;ちなみに別唐晶司の唐は、唐十郎さんからいただきました。

2014年10月5日日曜日

うしじまいい肉からうしじまいい肉へ(始)

うしじまいい肉(うしじまいいにく)は、日本の女性コスプレイヤーである。
年齢非公表。東京都出身・在住。名前はマンガ『闇金ウシジマくん』からとったもの。
自主製作のコスプレ写真集を多数発表・販売しており、また各種イベントやDVDなどにも出演。
また青年漫画誌ヤングチャンピオン、写真週刊誌フライデーなど一般誌のグラビアでも活躍している。(Wikipediaより)

うしじまいい肉さんには、感謝しなければいけないことが2つあります。
ひとつは、ベビーメタルを知るきっかけを与えてくれたこと。もうひとつは、「パペラキュウ」を知るきっかけを与えてくれたこと。いずれもうしじまいい肉さんがtwitterで呟いただけなんですが、それがきっかけでわたしはベビメタにもパペラキュウにもはまっていったわけです。ベビメタについてはこのブログでも沢山書いていますので敢えて書きません。パペラキュウは下のリンクより閲覧していただければ全話無料で読むことができます。見事なB級異形漫画です。

で、うしじまいい肉さんについてですが、この方はいろいろなことをやっています。まさにその存在そのものが異形の生命体ともいうべきものです。
現在は自作の下着販売等もやっており、この下着がなかなかエロく、また女性に人気があり、そのうしじまいい肉制作下着を着た女性たちがその姿を自撮りしてtwitterに投稿しており、それをまたうしじまいい肉さんがリツイートするという現象が展開しております。
これは凄いです!
何が凄いっていうと、作家たちの多く(?)が、己の作品を読んでその感想を呟いた人のtwitterをリツイートしているのですが、自作品を褒めてくれている読者のツイートなんて第三者が読んでもなんというか鼻につくだけで、お前ら勝手に仲間内で褒めあって勝手にしてろ!と思うだけなのですが(ですからわたしはわたしの作品を褒めてくれた人のツイートをリツイートすることなどありえないのですが、そもそもわたしの作品を褒めてくれるツイートがないのでそんなこと心配する必要もないのです)、このうしじまいい肉さんの場合、彼女がリツイートするのは読書感想文ではなく、自撮り写真、それも際どい下着を着用した女性(時には男性も)のものなのですからうざいなどということはまったくなく、なんという僥倖!ともいうべき素晴らしいうしじまいい肉ワールドが拡がっているのです。こういうtwitterの利用法というのはうしじまいい肉さんが唯一ではないかと思うのですがどうなのでしょう?とにかくうしじまいい肉さんのtwitterの利用方法はとても戦略的で、計算されており、かといって一方ではアンチを増やしてしまいかねない狂気も孕んでいるというこれまたある意味戦略的であるものです。
とにかくアンチに対しては、容赦ない罵詈雑言を浴びせかけます(笑)。
一番多様されるのが、「死ね」ですが、まあ本当に清々しい感じで「死ね」が使用されます。時にはアンチだけではなく、信者っぽい人にも、ちょっと癇に障るコメントがあると「死ね」と投げつけます。ですからまさに狂気そのものです。でも本当に狂っているのかというとそんなことはなく、別の面では至極冷静であるのです。
そのスタンスは、神聖かまってちゃんのの子に似ている感じもしますが、の子ほどには向こうよりではなく、極めて常識人だと思われます。それは彼女のクリエイターだけでなく、事業経営者としての才能をみれば明らかです。
そういえばうしじまいい肉さんは神聖かまってちゃんも好きなアーティストのひとつだと呟いておられました。なかでも「死ねーよ、佐藤」で有名な「夕方のピアノ」が好きなようなことを呟いておられた記憶があるのですが、定かではありません。
音楽方面でのうしじまいい肉さんの知識量は半端ではなく、非常に広範囲の分野の様々な音楽を聴いておられます。また、アニメや漫画方面の知識も凄いです。
8月の終りに、「うしじまとファックしたいと思う男性を集め、顔を眺めながら食事をする会」というものが開催され、20数名の男性が集まったようです。そして食事の会の模様をうしじまいい肉さんはツイキャスで生配信したのですが、これがまた面白かったです。
うしじまいい肉さんは男性陣に対して丁寧に一人づつインタヴューしていくのですが、最初に各人の本名をすばり訊いていくのです。「嘘をつかないでくださいね」と念押ししながら名前を名乗らせ、インタヴューしていきます。男性陣は普通な人もいますが、ちょっと変わった人もおり、またややコミュ障っぽい人もいました。そんな様々な男性陣に対してうしじまいい肉さんはうまく話を引き出していくのです。これだけでも彼女の真っ当さ加減がよくわかりました。なかなかうまく話せない男性に対しても優しくリードしてあげる感じで共通の話題を見つけ出して話を引き出していくその気持の配慮というものは単なる自撮りエロギャル(なんか古臭い言い回しですいません)ではないことを証明しておられました。
この会で一番わかったことは、集まった男性とうしじまいい肉さんのなかではうしじまいい肉さんが最も真っ当だということでした。かといって男性陣がまともではないということではありませんからね、あしからず。
ということで、うしじまいい肉さんについて書こうと思ったら書くことが一杯あって、自分ながらちょっとびっくり。ですので、分けて書いていくことにしました。
日にちをおいて、分けて投稿していく予定です。
予定では、以下のエントリーとなります。
・うしじまいい肉VS茂林健二郎
・うしじまいい肉とカンパニー松尾
・うしじまいい肉と山本直樹
・うしじまいい肉とベビメタ
・うしじまいい肉からうしじまいい肉へ(終)

2014年9月25日木曜日

iPS細胞と既視感(追加)


2012年、ランセットに掲載されたES細胞由来網膜色素上皮細胞の黄斑変性患者への臨床応用報告

日本のマスコミはだらだらと一点に集中して報道する傾向がある。iPS細胞しかり、STAP細胞しかり、iPS細胞初の臨床応用しかり、ノーベル賞しかり(また村上春樹がノーベル文学賞の最有力候補ってことで糞みたいな狂躁が繰り広げられるような気がする)、とにかく皆が同じことを報道して恥ずかしくないのかと思うくらい同じような報道を繰り広げる。
お前ら馬鹿か、糞か、あほんだらか、糞虫め!www

上に貼った論文は2012年にランセット(臨床医学の雑誌としてはニューイングランドジャーナルに次ぐ権威あるもの)に掲載されたものである。
執筆者の所属施設はJules Stein Eye Instituteでこれはわたしが91年から93年まで留学していたところである。
この論文はES細胞由来の網膜色素上皮細胞をStargardt's macular dystrophyという先天性黄斑変性疾患と加齢黄斑変性のドライタイプ(本邦で先日行われたiPS細胞由来網膜色素上皮細胞の移植は加齢黄斑変性のwet typeに施行された)に移植したというものである。
ES細胞は胚性幹細胞といわれ元々の再生医療はこのES細胞を用いて行われてきたのであるが、受精卵を使用することの倫理的問題があるためこれに代わる万能細胞の開発が急務とされその流れのなかからiPS細胞が開発されたわけである。iPS細胞は細胞内に外部から遺伝子を導入することにより万能化させるわけでその副作用が危惧されるわけであるが、ES細胞はその点においては憂慮すべき副作用は考えられず、安全な万能細胞といえる。
そのES細胞を使用して、網膜色素上皮細胞を誘導し、それを黄斑変性患者へ移植するというヒトでの臨床応用がすでに2012年に始まっている、いや、正確にいうと論文となって発表されているのである。これはiPS細胞由来網膜色素上皮細胞の加齢黄斑変性患者への移植と同じくらいに画期的なことに違いない。
しかし!
しかし、この臨床報告が世界的に話題になったなどとは寡聞にして知らない。
ランセットに掲載されるくらいだから論文の重要性は保証されているものと思われる。
しかし・・・・。
というか、おそらくこれくらいの扱いで十分なのだと思う。
この臨床応用に対する反応はこれくらいで十分なのである。日本のあの狂騒的な報道がおかしいのである。上記論文についてもよく読むとかなりいい加減である。患者の数の記載がないことから各1症例だと推測される。視力が若干改善したとあるが、まさに若干、いやほとんど変化なしといってもいいような改善にしか過ぎない。網膜色素上皮細胞の移植方法は、今回の理研の細胞シートではなく、ばらばらになった細胞を網膜下に注入しただけである。移植後の細胞の状態を示す眼底写真もなんかなあ・・・というようなものである。これでランセットに掲載されるのか・・・・もしかしたらランセットに投稿した経験のないわたしのようなものの単なるランセットの誤った過剰評価に過ぎないのかもしれない。
臨床の論文とはそういうものである。
論文になったからといってそれが真実である証拠はなにもない。
その後の第三者の検証に真実は預けられるのである。
元からして胡散臭い論文は誰も追試せずに検証さえされないという憂き目にあうこともあるようだが(笑)。
もうちょっとというかもっともっともっと冷静になって新たな知見というのは報道すべきであるのだ。検証はこれからなのである。そして、検証が終わってそれが本当に画期的な発見であることが確かめられてから漸く大々的に報道すべきだと思うのである。
こういう手順をきちんとふめば今回のSTAP細胞のような悲劇は起こらなかっただろう。
そして、iPS細胞の臨床応用に関しても無闇矢鱈な確証もない希望を患者に与えることもなかったであろう。

わたしは再生医療否定論者であるが、再生医療そのものを否定するものではない。
自分自身のカンとして、おそらく再生医療が臨床応用されることはないような気がしているだけのことである。であるから再生医療をどんどんと発展させて臨床応用までもっていくために力を尽くしている人たちには頭がさがる思いである。そして、再生医療が臨床応用され実際的な効果が確かめられた暁には「参りました」と土下座してもいい気持ちではある。
再生医療において細胞や組織の移植では中途半端なのである。
おそらく再生医療が実質的な医療としての効果を発揮するのは臓器移植の段階になってからだと思う。つまり、万能細胞から臓器を誘導するまでになったらおそらく再生医療万歳!となるように思われる。腎臓しかり、心臓しかり、肝臓しかりである。眼球に関しては視神経の再生とのからみがあるので眼球が再生されただけではなんともいえない。神経の再生が達成されないと実質的な利益はないような気がする。
そして、この万能細胞の臓器への誘導に関してもっともその最先端を走っていたのが笹井くんだったのだ。彼を失ったことは再生医療においてとんでもない損失に違いないのだ。

で、万能細胞から臓器を誘導するのはまだまだ険しい道程であるような気がするのだが、万能細胞からヒトの個体を作成すること、つまりクローンヒトを作成することは臓器誘導よりも簡単なような気がする。それは20年前に生まれいでたクローン羊ドーリーをみても一目瞭然ではないだろうか。
ということは、個々の臓器誘導が不可能ならまずクローン個体を作成してそこから臓器を取り出せばいいということになる。
おそらく将来的に臓器誘導ができないなら、例えば切羽詰まった心疾患を持った富豪が科学者に巨費を投じて、自分のクローンを作成させ、そこから若い正常な心臓を取り出し、自分に移植するということは十分にありえるのだ。その際、そのクローンをどうとらえるかはこれまたいろいろと論議されることにはなるだろう。

わたしが再生医療が嫌いな理由のひとつに「再生」という言葉自体のいかがわしさがある。
現代の病気のほとんどは、老化にともなったものである。心筋梗塞、脳梗塞などの虚血性疾患、認知症、骨粗しょう症、白内障、加齢黄斑変性などなど、それにもちろん癌も!
わたしたち医師はなにと戦っているのかというとほとんどが老化と戦っているのである。
老化=病気という図式が成立してしまっており、「病気を治す」というものの真実は単なるアンチエイジングに他ならないのである。
老化は悪か?
そんなことは絶対にないのである。
老化による緩徐な死の受容がなくなれば死は須らく悲劇的なものになってしまう。

最近は世間ではより長く生き長えることよりもよりすっきりと死ねることに関心が向いているように思われる。
まさに賢明な姿勢である。世間の方がまともである。
もし不老不死が達成されたならおそらくその瞬間から人類の破滅が始まると思われる。それだけは確信としてわたしの心中に巣食っている。


2014年9月19日金曜日

iPS細胞と既視感(改)

 iPS細胞の今後の展開

前回のエントリー(削除済)の趣旨は、1)マスコミの世界初iPS細胞の臨床応用記事のくだらない過剰さを批判。2)過剰な報道(すべてが美談)のなかで報道されない臨床応用の現実的な問題点を呈示。であったはずだ。
わたし的にはそういうつもりで書いた。しかし、文章というのは書かれてしまった後にはひとり歩きをしていき、書いた本人が思わぬ方向に解釈が向かってしまう場合もある。
小説などは同じ小説を百人が読めば百通りの解釈が出てくる。
文章とはそういうものだ。
誤読がいやなら、それはすなわち誤読のない世界、それはおそらく数式の世界になると思うので、数学の世界に身を投じるのが一番であるように思われる。そこには誤読の入る余地のない美しい方程式があるはずだ。

STAP細胞の事件から今回のiPS細胞の臨床応用に関していろいろと見聞きして思ったのは、やはり医学界とはきな臭い世界だなということ。
かといって自分が清廉潔白の世界に住んでいるなどという厨二病的な自己満足に浸っているわけではない。自分もそのきな臭い世界の一員であることは重々自覚しているつもりだ。
エントリー削除の理由を書いたところでまたいろいろな憶測が流れるだけだからその理由を書くつもりはない。
ただあるのはエントリー削除という事実だけだ。
まさに、糞!だ。



2014年8月19日火曜日

BABYMETAL at SUMMER SONIC 2014

 サマーソニック(SUMMER SONIC)は、毎年8月上旬から中旬の間で2日間、
土曜・日曜に千葉と大阪で開催される都市型ロック・フェスティバルである。
企画・運営はクリエイティブマンプロダクション。

サマソニに参戦してきました。
もちろん目当てはベビメタ!ですが、それ以上にクラフトワークというのが本心です。
ベビメタだけが目当てなら京都住まいのわたしは大阪に行けば事が済むのですが、クラフトワークは東京だけの出演ですので、仕方なくというか喜び勇んで東京いや正確には千葉の幕張まで駆けつけました。
初日の土曜日の昼頃に幕張に到着し、いろいろと手続きをしている間に時刻は午後1時過ぎになってしまい、焦りながらもベビメタが登場予定のマウンテンステージへと馳せ参じました。ベビメタの登場は午後2時30分頃ですのでまだ余裕があったのですが、ベビメタの前の公演が、Fear, and loathing in Las Vegas(以降ベガスと略します)だったのでこれはぜひ聴かなければと思い、急いだわけです。
なぜなら単純にベガスの音はいいのです。
わたしは下に貼ったベガスの「Love at first sight」という曲がベビメタの「いいね!」に似ている、つまり「いいね!」はベガスからかなり影響を受けているという話からベガスを知るに至ったわけですが、確かにベガスの音と「いいね!」に共通するものはかなり見受けられます。「いいね!」よりもベガスの「Love・・・」を早く聴いていたらベガスの方に衝撃を受け、後に「いいね!」を聴いた時に、「ふーーん、なんかベガスみたい」なんて思ったかもしれません(笑)。で、ベガスのアルバムも手に入れ、他の曲も聴いたのですがどれも素晴らしいのです。なんで今まで知らなかったんだろう・・・とかなり反省しました。ですから今回のサマソニ参戦の第3の理由は、このベガスのライブを聴くということもあったのです。しかもそのベガスがベビメタの前というなんという絶妙なプログラム!
サマソニわかっているなという感じでした。

マウンテンステージはサマソニの数ある屋内ステージの中でも最大で、約2万人の収容力があるということです。到着してみると確かに広く、大体半分くらいまでがベガスの登場を待っている人たちで埋まってました。しかし、明らかに次のベビメタを待っているベビメタメイトたちもかなり多く見受けられました。おそ らくかなり前から前方の方はベビメタメイトたちで占められていたのではないかと思います。このメイトたちはとてもノリがいいので、ベガスの演奏中でもまさにノリにノッてモッシュができてました。
 ベガスの公演風景
ベガスの演奏は迫力満点で一方MCはすごく真面目で神戸出身のバンドということでこれからも末永く活動を続けてほしいと思いました。敢えて言うなら多くの曲が同じような展開なのでおそらく1時間聴くとちょっと食傷気味になるのではないかと思いました。これからはもうちょっと曲調のバリエーションを広げてほしいような気もしましたがこれはいらんお世話のような気もします。とにかく今後の一層の活躍に期待です。 で、ベガスで会場が盛り上がったところで、いよいよベビメタの登場です。 わたしはベガスの時は会場の真ん中あたりにいたのですが、ベガスの演奏が終わった後にすぐに前の方に移動し、ちょうどプレミアム客(一般入場とは他に1日3万円出すことによりプレミアムチケットというのが得られます。ちなみに一般入場料は1日1万5千円)のための専用エリアが左前方にありその柵のところまで行きました。事前情報でプレミアムチケットというのはあまりその価値がないことを知っていたので、確かにプレミアムのすぐ側まで実際に行けたことからプレミアムチケットにしなくてよかったと思いました。 ということでわたしはかなり前の方に位置していたためどれくらいの人が会場に集まってきたのかはわかりませんでした。twitter等の後からの情報ではマウンテンステージいっぱいになり公演15分前には入場規制がかかったということでした。 欧州および北米公演の評判からおそらく、いや必ず今回のサマソニでは入場規制がかかるのではと予想していたのですが、その通りになってしまい、それはそれでうれしいことでした。そのために早めに前方に位置取りをしておいた甲斐があったというものです。
ベビメタのライブ風景
で、いよいよベビメタの登場です。 いつも通り紙芝居ではじまりましたが、その紙芝居は欧米遠征のものと同じで、英語で語られました。違うのは「メタルの道はすべて・・・につながる」が「日本につながる」になっていたこと(まあ会場が日本ですのでそうなるのは当たり前ですが)、日本語字幕が付いていたことです。 演奏はこれもいつも通り「BABYMETAL DEATH」から始まりました。 しかし明らかにいつもよりも勢いと迫力が違い、会場の熱気もいつも以上だったような気がします(いつもベビメタのライブに参戦しているわけではないのでいつもというのがあいまいなのですいません)。ファンクラブの会員のみ参加可能だったライブを除けば、日本での一般相手のライブは武道館以来だったので待ちに待ったファンたちの熱狂は凄まじいものでした(わたしもそのうちの一人だったのですが)。 セトリは欧米のフェスと同じかと思っていたのですが、予想に反して、ヘドバンギャーとドキドキモーニングが加わっていました。まさに望外の喜びでした。そして、さらに後半の紙芝居では、これまでのサマソニでのベビメタの歴史が語られ、その最後には、11月のニューヨークとロンドン公演の発表がありました。 ベビメタのパフォーマンスは素晴らしく、神バンドもいつも通りの神演奏でした。途中でSU-METALのマイクの調子がおかしいところがあったのですが、SU-METALは慌てることもなく冷静にその旨の合図を送り、きちんとマイクの音が修正されていくその様はまさにSU-METALの女王様ぶりを垣間見た感じがしました。YUIMETALとMOAMETALの踊りもいつにも増してキレキレでした。 あっというまに約40分のベビメタに演奏は終わりました。いつものように「See You」であっけなく終わりました。と同時に会場に集った多くのベビメタファンおよび一般聴衆の移動が始まりました。 ぐぬぬぬ・・・どれだけ人がいんねん・・・。 マウンテンステージの次のGHOST公演の時は約1/4 に減ってしまっていたということです。GHOST涙目ですが、まあ仕方ない。ベビメタが異常なのです。
 KRAFTWERKのライブ風景
翌日は大トリでクラフトワークを観ました。 3D眼鏡を装着しての3D鑑賞です。当日配布された3D眼鏡はちゃちいものでしたが、これが意外や意外、なかなか装着感覚がよくてよかったです。 大トリといってもさすがにクラフトワークにそれほど観客は集まらないだろうなあと危惧はしていたのですが、それでもマウンテンステージの7割方は埋まっていたように思います。よかったよかった。 クラフトワークのライブそのものは3D映像とともにダフト・パンクを想起させる衣装を纏ったメンバーたちが淡々とテクノを演奏していきます。約1時間20分のライブの一番の見所は、やはり「Radioactivity」。直前にMCで友人の坂本龍一に日本語訳をしてもらったこと、そして闘病中の坂本の回復を祈るということが英語で語られました。しかし、正直に言うと、1時間20分立ちっぱなしでクラフトワークを聴くのはやはりちょっとつらいです。座ってゆっくりと聴きたかったというのが本音です。 ということで、今回のサマソニで感じたことを。 まずはどの会場も大体半分くらいの入りだったような気がします。 下はマリンステージですが、日曜日の昼のライブはこのように空き空きでした。
マリンステージはQVCマリンスタジアムが用いられる
でも半分くらいの入りのほうがのんびりと観れていいような気がします。フェスなんですからのんびりと聴くという方がそもそもの趣旨にあっているような気がします。そこで自分の知らないミュージシャンの演奏にたまたま出会い感動するというのもひとつの醍醐味といえるのではないでしょうか。 最後に今回のサマソニでわたしが聴くことが出来た演者の中でのベストアクトは? もちろんベビメタといいたいところですが、そしてそれに十分に値するベストアクトをベビメタはみせてくれたのも確かなのですが、残念ながらもうひとつ抜きん出たバンドがいました。 それはBOOM BOOM SATELLITESでした。 2日目のクラフトワークの公演の前にレインボウステージでの演奏でした。元々、お気に入りのバンドだったので観る予定にしていたのですが、それほど期待していたわけではありませんでした。しかし、ブンサテは、約半分くらいしか埋まっていないレインボウステージで圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。わずか3人のユニットでここまでの音を圧出し奏でるとは! 素晴らしかったです!ブンブンサテライツ! 本当にありがとう! ということで、ブンサテのPVを最後に貼りつけておきます。