2016年12月30日金曜日

2016年ベスト・ワン


 アイセンター 手術室1

恒例の年間ベスト・ワンを今年も。
といっても今年はわたしがそのコンセプト、設計、医療機器、医療システム等のすべてに総合プロデューサーのような形でその設立に関わったアイセンターが完成し、12月にようやく開院したため、わたし自身のその労力および関心の多くがアイセンターに投入されたため、映画観賞、音楽観賞や読書といったことへの注入エネルギー量が絶対的に減ってしまったことは歪めない事実であります。
そのアイセンターはわたし自身が思い描いたもののほぼ90%が具現化された形で完成へと至りました。ほぼ満足です。わたしが投資したわけではないので、わたしの夢へあまり文句もいわずの投資してくれた医療法人には感謝の一言です。
今後はこのアイセンターを日本有数の施設へと成長させていくことが所長としてのわたしの使命です。がんばろっと!参考のために、下にアイセンターの写真を貼っておきます。

リカバリー室
 外来

それでもベスト・ワンは決めなくてはいけないので、決めます!
というか今年は、ロブ・ハルフォードとBABYMETALの共演かシンゴジラのどちらかと迷ったのですが、やはり邦画SFの金字塔というべきものを創り上げたシンゴジラしかないような気がします。いや、どう考えても、今年のベスト・ワンは、
シンゴジラ
で決定です!

2016年11月27日日曜日

BABYMETALと「君の名は。」

 『君の名は。』は、新海誠監督の長編アニメーション映画。2016年8月26日公開。

最近はある作品に対してなにか喩えようのない違和感を抱くことなどあまりなかったのですが、例えば、15年前くらいに「世界の中心で、愛をさけぶ」という小説がベストセラーになり、興味本位で読んでみたところ、まさに
糞みたいな作品!
 であったので、なにか喩えようのない不安のような違和感を抱き、こんな糞を世の中の多くが絶賛していると考えると絶望感のようなものまで感じざるを得なかったわけですが、しかしわたしの回りの人に訊くと皆、「あれは糞ですね」と同意してくれたのでまあ少しは安堵したわけですが、例えば、「アルマゲドン」という超糞映画にしてもあんな糞映画に感動して涙する糞みたいな人たちがいるのは仕方なく、糞は糞同士で仲良くやってろという意味不明な感想を持ったりもするのですが、そのような感慨をしばらく持つことがなく、平和に過ごしてきた昨今、久しぶりのその違和感を感じてしまう作品に出会いました。そう、それが「君の名は。」です。
しかし、まず言っておきますが、「君の名は。」は糞ではありません。糞というほどに鑑賞後に腹が立ったわけではありません。でも、どうしても内容のディテールには承服し難いものがあり、おまけに最後の終り方のなんというか・・・甘い・・・そう、とにかく一切の不協和音をなくしたその終り方に、「やれやれ・・・」という感想を抱いたのでした。ここからネタバレですが、人格が移り変わっただけで大事件なのに、そんなことが起こったらまず自分の現在の状況を掴むためにあらゆる情報を集めるからにその時代がいつなのか、人格が移った自分はどこに住んでいるのかとかとことん調べるでしょうに、そうしたら時系列が3年ずれていることなどすぐに二人共理解するだろうに、そういったことがまったく抜けてご都合主義的に物語がすすむのはどうしても我慢できませんでした。でも、これは作品を観終わってから抱いた感想です。作品を観ている間は筋がわからないのであまり気にならないのですが(それでも人格が移り変わった先の日常生活にあまりにすぐに馴染みすぎるのもなんだかなあ・・と思いましたし、そもそも移り変わった初日なんて驚くだけで普通の日常生活が送れるわけもないのにあまりに普通にしているその姿があまりに人を馬鹿にしているなあとも感じられたのですが)、時系列が3年ズレていることを知った時は、「はああああああ、そんなんやったら主人公二人はすでにそれくらいのこと気付いてるやろ、ぼけっ!!」という身も蓋もない感想がずっとわたしの脳裏の片隅にこびりついていました。
この「君の名は。」を絶賛する人たちは多いようで、そういう方たちには、「確かに悪い作品ではないよね」と一応言います。で、心中で、「こんな糞作品を絶賛するお前は糞に違いない」と思うのでした。
大体、糞作品に限って多くの大衆の共感を得るようで、この「君の名は。」は大ヒットしています。まさに、「やれやれ・・」です。
あれっ、いつのまにか「君の名は。」を糞って言っている。すみません。それほど糞ではありません。いやあ、信者は怖いですから。この糞が!
で、なぜにBABYMETAL?
これは単にベビメタが紅白歌合戦に出場しないことがわかり、それはベビメタにとっては朗報に違いなく、その点で違和感なく、気持ちのよい年末を迎えられそうでよかったということです。わたしは、小学生の頃に親類の家で大晦日を迎えた際に紅白歌合戦を観た記憶があるのですが、以来、紅白歌合戦なるものをきちんと観たことがないのです。5分くらいなら観たことあるかもというくらいです。ですからわたしが観ることがない紅白歌合戦などにベビメタが出ても仕方ないのです。そもそも、紅白歌合戦って、爺婆対象のものでしょう。今後もベビメタは紅白歌合戦には絶対に出場しないでほしいです。やれやれ・・。

2016年10月30日日曜日

菊とギロチン

関東大震災後の混沌の中で、様々な大衆文化が花開くと同時に軍事国家への道をひた走る
大正時代末期の日本が舞台。
当時農村を中心に活況を呈していた、「女相撲興行」の力士たちと、
格差のない理想世界を夢見る若きアナキストたちの出会いを軸に、庶民たちの荒々しくも猥雑なパワーを、
ロマンスあり、活劇あり、社会風刺ありで描く骨太エンターテインメント。

学生の頃からもしある程度の財を成したなら老後は映画館を経営して、自分の好きな映画ばかりを上映したいなあという凡庸な夢を描いていたのですが、ここまでインターネットが発達し、映画そのものをビデオやDVDを所有して観るのではなく、クラウドのなかから好きなものをその時に選択して観るという映画の観方がおそらく今後の趨勢になると思われる現状からは、老後に映画館を経営するという夢は儚くも散ってしまうべき程度のものなのですが、それでもなんとか映画文化のその一端に自分がなにか協力できることがあればとなんとなく思っていた昨今、瀬々監督が「菊とギロチン」という新作を撮るにあたって出資者を募集しているという情報を瀬々監督のツイッターで知り、「菊とギロチン」のHPをみて、この作品の内容を知ったところで無性にこの作品へ出資したくなって、結局出資してしまいました(出資額は内緒)。
瀬々監督については以前のエントリー(こちら)で触れています。
出資する旨をメールしたところ、大変喜んでもらい、その前に、一度プロデューサーと会って話をすることになりました。出資するのに面談があるのかとちょっとびっくりしましたが金を出す人は誰でもOKというわけではないよというその姿勢には好感がもてました。プロデューサーが京都に所用で来る機会に会うことになり、わたしが指定した北白川のカフェで今年の6月頃に会いました。そこには、驚いたことに瀬々監督自身も来られていました。
「ようっ、久しぶり」
そんな感じで、雑談が始まりました。瀬々監督とプロデューサー、それに京都のプロデューサーみたいな方(京大西部講堂の運営責任者でもあるらしい)ととりとめもない話をしました。楽しかったです。別に出資する理由を訊かれるわけでもなく、本当に映画に纏わる、そして眼の病気に纏わる話(わたしが眼科医ということは知らせていたので)をゆるーい感じで話しました。
その頃に上映していた「64」という作品の監督が瀬々だということを知り、瀬々監督からは無料チケットをいただきましたが、結局観に行くことはできませんでした。
瀬々、ごめん。
「64」は前後編ともにかなりヒットしたのですが、売上による歩合制の契約ではなかったということで、いくらヒットしても瀬々監督の懐が豊かになるわけではないことを教えていただき、なんというかちょっと悲哀のようなものを感じました(笑)。
雑談の終りに、わたしが「ヘブンズストーリー」の山崎ハコと「リップヴァンウィンクルの花嫁」のCOCCOが似ていると話したところ、瀬々監督は「ふーん」となんとなく同意するようなそうでもないような返事をし、すぐに「リップヴァンウィンクル、面白かっただろ?」と訊いてきたので、「もちろん」とわたしは即答したのをなぜか覚えています。しかし、今考えると「もちろん」という程には「リップヴァンウィンクルの花嫁」が面白いわけではなかったのでどうして「もちろん」と即答してしまったのか不思議に思っています。
「菊とギロチン」は現在、京都と滋賀で撮影中です。撮影見学の案内なども来ましたが、残念ながら行く暇はありませんでした。しかし、ともかくこの「菊とギロチン」には期待しています。もちろん、瀬々のこれまでの作品群のわたしなりの評価からわたしの期待が見事に裏切られる可能性が高いことも予想しています(笑)。
「菊とギロチン」の女相撲をみて、わたしがまず第一に思い浮かべたのは寺山修司の「大山デブ子の一生」です。瀬々が寺山的なものを創るとは有り得ないことですし、瀬々監督本人も拒否するでしょうが、なんとなく期待してしまいます。
この作品には大杉栄が登場しますが、その時、瀬々監督に誰が大杉栄を演るのかと訊いたところ、作品内には大杉栄自身は登場しないようなことを言われました。もし登場するならわたしは大杉栄役に三上博史を推薦したかったのですが、結局それを伝えることはできませんでした。
三上博史の大杉栄、観てみたいと思いませんか?


2016年9月22日木曜日

BABYMETAL at Tokyo Dome


本業で忙しいなか、東京近郊でビジネスミーティングがたて続けにあったその合間を縫って、ベビメタの東京ドームライブに参戦してきました。
RED NIGHTとBLACH NIGHTの2日あったのですが、さすがに両日参戦は不可能でREDの方だけとなりました。
当日は雨で、ドーム内に入場するにもかなり時間がかかりました。おそらく1時間は要したと思います。とにかく各ゲート待ちの列がぐちゃぐちゃでこれは運営の責任ではないでしょうか。
わたしの席は1塁側内野席の前から6列目 という良席でした。これはベビメタのファンクラブThe Oneの最初の募集で当たったものです。ですから良席であるのは当たり前です。
ステージは予想通りのセンターステージでその高さはドームの天井に付かんばかりのもの凄いものでそこには天空ステージがありました。わたしの席からはなんとかその天空ステージにいる3姫を観ることはできましたが、アリーナ席の人たちは観れなかったでしょう。
とにかくセンターステージに張り巡らされた巨大3面スクリーン(形はドラム状でした)のおかげで3姫および神バンドの姿はとてもよくわかりました。
ドームは音響がいまひとつと聞いていましたが、わたしの感覚ではこれまで参戦したベビメタのライブのなかで一番音響が良かったです。これは席の位置によるものかもしれず、一概にドームだから良かった、良くなかったというのはなかなか当てはまらないものだと思いました。とまれ、今回の音響は最高でした。また、ドーム全体を利用したレーザー光線を初めとした演出も過去最高のものであることはまちがいなく、途中に挟まる紙芝居も最高でした。
いや、文句なしにベビメタの過去最高のライブであったことにまちがいはありません。
ライブの初めに、コバメタルからREDとBLACKの2日でベビメタの全曲を演じる、2日ともに演じる曲はないことが告げられました。1日だけしか参戦しないわたしには辛いものがありましたがなんとか自分の好きな曲が本日演られることを願うのみでした。その曲とは、勿論、FDTD、Tales of The Destiny、シンコペーション、メタ太郎、Sis. Anger、ウキウキミッドナイトです。
で、結局、このうちREDで演られたのはTalesとシンコペーションだけ。しかし、Talesはベビメタ自体にとって初演であり、ガチプログレであるため実際にライブで再現可能なのかどうか話題になっていた曲でありそれが眼前で観れたというのは幸せでした。そして、そのままThe Oneに流れていき、会場が光に包まれる構成(下写真)はすばらしかったです。


シンコペーションもカッコよかった!
あのかっこいいギターのフレーズが静かに何度も奏でられて徐々に始まる構成は素晴らしい!シンコペーション、見直しました。
で、FDTDが最後に演じられれば言うことなしだったのですが、それはなし。おまけに終演後にすぐにBGMとしてFDTDが流れてきたので、わたしはこれは明日もないのかも。つまりFDTDは欧米版のみに収録されているので日本での公演では演られないことの暗示かと思ったのですが、結果、それは当たってました。翌日もFDTDは演られませんでした。ですからわたしとしてはREDに参戦できてこれは当たり!と思えました。BLACKだったら後悔してただろうとは容易に想像できます。なにせBLACKは昔の曲が多すぎです。それにわたしにとってはくどい煽りは勘弁というのがありまして、「We are BABYMETAL」というのを最後に何度も繰り返すのは辟易してましたし(REDではこれがなかった。ついでに「See You」もなかった!だからとてもあっさりと終わってそれがとてもよかった!)、ですから「4の歌」もできればBLACKで演ってほしかったのですが不幸にもREDで演られ、ユイモアの長い煽りに辟易してました(笑)。
とにかくわたしとってはRED>BLACKでした。実は武道館もRED>BLACKだったので、今回もそうなるのではと暗に期待していたのですが、そうなりました。

さて今後のベビメタの展開ですが、とにかく年末は英国でレッチリとの共演ライブが幾つかあり、おそらく紅白にも出場するのでしょう。まあ紅白はどうでもいいですが・・。
普通の年ならこのベビメタ東京ドームライブが年間ベストになるのですが、今年はシン・ゴジラがあるからなあ・・・・。
来年はさらなる飛躍があるのでしょうか?コバメタルの手腕に期待DEATH!

終演後の写真。とにかく超満員でした。

2016年8月14日日曜日

シン・ゴジラを観た。


 『シン・ゴジラ』(英題: GODZILLA Resurgence)は、
2016年(平成28年)7月29日公開の日本映画で、ゴジラシリーズの第29作である。
『ゴジラ FINAL WARS』以来約12年ぶりの日本製作のゴジラシリーズとなる。総監督・脚本は庵野秀明。

「シン・ゴジラ」を観てきました。
以降ネタバレ満載ですのでご注意を。
昨年の5月のエントリーでゴジラについて言及しているのですが (こちら)、そこでも不安要素しかなく、加えて、その後に、樋口監督による「進撃の巨人」のその糞っぷりに驚愕し、しかもその糞映画に出演していた石原さとみと長谷川博己が「シン・ゴジラ」の主演と知り(「進撃の巨人」の石原さとみは出演者のなかで一番よかったのですが)、これはダメかもしれんね・・と思いはじめていたのですが、いよいよの公開と同時に聞こえてきたのは絶賛の嵐!
なになにそんなに面白いのかあ???と疑いつつも、少なくともゴジラは着ぐるみではなくてきちんとCGでつくられており、しかもドラマはなく、現代日本にゴジラが出現したシミュレーション映画であると聞き、それはもう絶対観なくてはいけないと思い、観てきました。
で、感想は、いやあ〜〜〜滅茶苦茶面白かったです。
映画をみて、こんなにまたすぐに観たいと思ったのは久しぶりです。
こんな感動は、あの名作「GRAVITY(邦題「ゼロ・グラビティ」」以来です。邦画でいうと園子温の「愛のむきだし」以来かなあ・・・。でもこの2作よりももっとなんというか凄いものをみてしまった感があるような・・・いやいや「グラビティ」も凄かったしなあ・・・この「シン・ゴジラ」と「グラビティ」に共通するのは、どちらもほぼドラマがない、糞みたいな物語がないということです。これはとても重要なことなのです。今や、人間が考えるドラマなど糞以外のなにものでもないのです。それを特に意識したのは、この「シン・ゴジラ」が一部影響されていると考えられる3.11東北大震災です。あの時、なによりわたしを感銘させたのは一般の人々がスマホやビデオで撮影し、ネットに投稿されたなんの編集も受けていない震災の模様を写した動画群でした。そこには現場にいるもののみが発することができる冗談のような感慨(「うそおーん」とか「やべえ、おれの車があーー」とか悲壮感のない率直な声が聴こえた)があり、それらを前にするとマスコミや放送局が脚色して報じるものはすべて嘘のようなものにしか映らなかったというのは わたしだけが感じたことではないように思えます。
ドラマ・物語は死んだのか?
これはかなり昔から繰り返し言われてきたことですし、それでもなお新たな物語は生み出されており、また同じような物語が単純再生産されているというのが現実です。ですからドラマ・物語そのものを全否定するものではありませんが、物語そのものが成立しにくくなっているのは確かだと思います。
とにかく、「シン・ゴジラ」には家族愛や人類愛や恋愛などを絡ませんるという糞ショウモナイドラマは一切ありません。
あるのはゴジラの出現とそれに対応する日本政府のみです。
実は、この一点に少し不満があります。つまり、3.11でもっともリアルと感じたものが一般の人の投稿したネット動画であり、また庵野監督は手持ちカメラでの撮影は特技にしている風でもあるのですから市井の人が迫り来るゴジラを撮影しネットに投稿した動画というものを映画のなかに幾つか挿入すればよりリアル度があがったように思えます(まあ、ツイッター等のSNSの描写やニコ動の映像はあったのですが)。
もう一つ不満点をあげると、それはヤシオリ作戦(これはエヴァのヤシマ作戦へのオマージュ)の詳細をもうちょっと解説した方がよかったのではないかということ。映像だけをみるとヤシオリ作戦は結構ご都合主義的に見えてしまいます。あれはそうではなくて綿密に計算されシミュレートしたものであることを実際の作戦会議の時に簡単にでも解説した方がよかったのでないでしょうか(つまり、ゴジラの体内核燃料をすべて排出させるためにどれほどの米国の無人機の攻撃が必要で、その後のゴジラを横転させるためのビルの破壊、そのためのターゲットなるビルの選定、ミサイルの刺入角度、その爆撃容量、横転するゴジラの位置シミュレートと凝固促進剤の注入重機の配置シミュレーション、爆撃機としての在来線車両の利用の意味、その爆撃能力の概算とその突撃によるゴジラの影響、第二次攻撃によるゴジラの転倒位置シミュレートなどは事前に映像で簡単に説明してくれると実際の攻撃場面で場当たり的なものに見えず、それぞれの攻撃がすべて理に適っているようにみえるはずですし、実際にこれらは脚本段階で庵野監督ならやっていることだと思われます)。
最後にもう一つ不満点をあげるなら(すいません、不満ばかりで。でもこれは贅沢な不満であることをご了承ください)、ゴジラの生物学的考察が不十分であること。静止時のゴジラがいればもっといろいろと生物学的精査が行えたはずですし、それらの描写をすべしであり、その際に血液凝固促進剤の口腔粘膜からの注入というヤシオリ作戦の妥当性を生物学的見地から説明(少なくとも吸収率くらいは概算して説明すべし)できるはずだと思いました。一方、ゴジラのDNAの塩基配列を記した紙がまったくなんの意味かわからなかったものが結局は折り紙を利用したもので折り紙にして立体的にみると解決したというのはあまりに文化系的なご都合主義的な仕掛けでわたしのような理科系医学系人間がみると「はーーそうですか・・糞ですなあ」とというゲンナリとした感想しかもてないのでした。
ここまで言うのは、つまりそれ以外の政府や自衛隊の対応が物凄くリアルで、これは事前に各省庁や自衛隊にゴジラ出現に対するシミュレーションの関するアンケートを送り、それへの回答から作成されたものであるということですからどうせならそのシミュレーションはあらゆる細部にまで徹底しておいてほしかったというのがわたしの贅沢な不満なわけです。
CGは素晴らしく、なかでも俯瞰の映像が多かったというのがその原因です。この映画には個人の視点がほぼないことと同期するように俯瞰映像が多用されています。
そして、ゴジラの熱線による東京の大破壊!なんて美しい光景でしょう!
この時のゴジラは使徒と巨神兵が融合したなにものかになっていました。まさに庵野のみが創造できるsomethingです。
「シン・ゴジラ」は「まんまエヴァやん」という感想も聞きます。
そういえばそうですが、まんまエヴァではありません。敢えていうなら庵野そのものです。
庵野監督がこれまでの自分の人生のすべてを注入してつくりあげたものがこの「シン・ゴジラ」ではないでしょうか。 エヴァネタでいうと綾波とアスカに相当するキャラがしっかりと出てきます。石原さとみの役がアスカで、市川実日子の役が綾波です。シンジは敢えていうなら大杉漣がやった首相がそうなるのでしょう(途中で抹殺されますが)。ゴジラは言うまでもなく「使徒」です。それに巨神兵が加わっています。「エヴァのいないエヴァンゲリオン」というのが「シン・ゴジラ」なのかもしれません。

カヨコ・アン・パタースン(石原さとみ) 
米国大統領特使。日本人の祖母をもち、英語と日本語のバイリンガル。父親は上院議員。

 
尾頭ヒロミ(市川実日子) 
巨災対のメンバー。環境省自然環境局野生生物課長補佐、立川への移管後は課長代理。
ともかく、ともかく、これでようやくハリウッドを超える日本SF映画が誕生したのです。SFというには語弊があるかもしれませんが、とにかくわたしが待ちに待った、そして可能になると思えなかったハリウッド、いや欧米SF映画を凌駕する邦画SFに立ち会えることができたのです。「シン・ゴジラ」は世界で公開されることが決まっています。「AKIRA」や「攻殻機動隊」、ジブリシリーズが日本のオタク文化の表象として世界を席巻したように漸く日本製SF映画がオタク文化の最先端として世界を驚かせるということに、わたしは単純にもバンザイ!と声をあげてしまいたいのです。
とまで書きながら最後にもう一つ不満点。
やはり最後はゴジラが再び再生しだし、それは即ち国連との約束事項で即東京熱核攻撃となり東京に核爆弾が投下され、巨大なキノコ雲が舞い上がるという映像で終わって欲しかったです。その方がより現実的であり、ゴジラの出自からするとそういう終焉の方がよりリーズナブルと思われます。それではあまりに絶望的というならその後の東京の廃墟を目の前にして主人公の官僚たちが、ここからまた日本は再生していく覚悟を述べればいいだけのことと思われます。あるいは、続編があるならそれはゴジラ再生とともに核爆弾投下により荒廃した東京(それはまるで「AKIRA」もネオ東京に違いない)から場面はスタートし、核爆弾によって世界に飛散したゴジラ細胞によるゴジラと世界つまり国連軍の壮絶な戦いを描くことになると思います。そのためにはハリウッドの血と庵野の血が交じり合わないといけないことになります。
庵野、がんばれ!
その前に、「シン・エヴァンゲリオン」を完成させてくださいね。

2016年7月21日木曜日

BABYMETAL with Judas Priest

ジューダス・プリースト (Judas Priest) は、1969年にイギリスで結成されたヘヴィメタルバンド。
ボーカルのロブ・ハルフォードは「メタル・ゴッド」という愛称で知られ、
ハードロック/ヘヴィメタル、スピードメタルシーンの尊敬を集める重鎮のひとりである。

昨年6月にイギリスのダウンロードフェスでドラゴンフォースとのコラボによりドラゴンフォースをバックにギブ・ミー・チョコレートを演じたベビメタ。続いて、メタルハマーの授賞式で、同じくドラゴンフォースとともにギブ・ミー・チョコレートとロード・オブ・レジスタンスを演じたベビメタ。他のメタルバンドとの共演はこうして幕が開き、今後はどのようなバンドとのコラボがあるのか楽しみであったのですが、今年はなんとあのジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードとの共演が米国のAPM awardで実現しました。
ジューダスといえば要するにメタルというジャンルを創った人たちですよ。
わたしはジューダスがデビューした頃から気に入っており、当時は伊藤政則がジューダスを一押ししており彼の書くライナーノーツはまさに神懸っていました。わたしが最も何回も聴いた彼らのアルバムは「Sin after sin」です。高校生の頃、こればっかり聴いていた時期がありました。特に気に入っていたのはアルバムの最後の2曲です。今、久しぶりに聴いてもやはりすばらしい2曲です。これは2曲繋いで聴かなければ意味がないのです。下に貼りましたが、2曲を繋げて聴ける動画がなんとかひとつありましたが音が小さいので大音量で聴いてください!


いやあ~、素晴らしいなあああああ!
このアルバムは1977年発売で、80年以降にジューダスはヘビーメタルへと傾斜していくのです。つまりこの頃はまだいわゆるハードロックの時代なのです。で、わたしはヘビメタのジューダスよりハードロックのジューダスの方が好きなのです(笑)。
まあそれはそれとして、とにかくこのジューダスのボーカルを担ってきたロブ・ハルフォードとベビメタが共演したわけです。それもロブがベビメタの曲に参加するのではなく(ドラフォとの共演はドラフォがベビメタの曲を演奏するという形でした)、ベビメタがジューダスの曲を演奏し(もちろん神バンドが演奏するのですが)、Su-metalとロブがいっしょに歌うというなんとも驚異的な共演が観られたのです。
凄すぎる・・・・。
「Pain Killer」でのSu-metalのスクリームはロブを凌駕してました。この瞬間、Su-metalはメタルの女王になったような気がします。
これだけでもまさに驚愕だったのに「Pain Killer」に続く「Breaking the law」では、なんということでしょう!Yui metalとMoa metalがspecial guitaristとしてSu-metalより紹介されESP mini arrowモデルを手にした二人がギター演奏を始めたのでした!
すげーーーーーーーーーーー!
半分エアーギターのようでしたがそんなことは気になりません。
ともかくYuiとMoaがツインギターさながらギターを手にして、あのIDZのPVを再現するようなエアー演奏をしてくれたこと、そして、そのバックで歌うのはなんとあのジューダスのロブとSu-metalであるという事実。
こんな光景を目の当たりにするともうなんというか・・・絶句です。
さすがに涙までは出てきませんでしたが、涙したメタルファンも多いことでしょう。
神バンドの演奏は完璧でした。大村さんと藤岡さんがYuiとMoaといっしょにギターを演奏する様は今後の彼らのステージでも取り入れてほしいような気がします。
こんな演出をしてしまうKoba metalには本当に参ったの一言です。
ともかくありがとう、ベビメタ、そしてロブ・ハルフォード
まさに伝説が生まれました!
最後にこの模様の動画を貼っておきます。
さてさて、次のコラボは日本でX Japanのヨシキとかではないでしょうか?
いや、それを望みます!



2016年6月30日木曜日

Luca-metal with BABYMETAL

ルカメタルは、スウェーデンのメタルバンドSeventh Dimensionのリードギタリスト(だった?) 
BABYMETAL Fan Club の管理人

ベビメタをめぐる面白人物たちというのはいろいろおられるわけですが、そのなかでも傑出しているのが、このルカメタルだと思います。もう一人、「23年さん」というのもいて、この人の名前の由来は一昨年末にNHKで放映されたベビメタの特別番組のなかでベビメタのロンドンライブに並んでいる際にインタビューされた外人さんの一人なのですが、「俺は23年間、ヘビメタを聴いてきたわけだが・・・」という話とともにベビメタを礼賛するその姿からこう呼ばれています。
で、ルカメタルはグローバルに活躍するBABYMETAL Fan Clubの管理人であり、YouTubeにスウェーデンの仲間たちとのベビメタライブ道中記みたいなものをずっと upしていることからベビメタ界隈では超有名人となっています。日本にも何度か来たようで(もちろんベビメタ関連で)、ついには今年から日本に居住することになるそうです。なんというか・・・ここまで熱狂するとは素晴らしいです。
本当はもっとルカメタルのことを書きたいのですが、時間がない・・・・。
なんとか6月のブログ更新をしなければということで、ここはずっと暖めてきたルカメタルの話になったのですが、書いていく時間がないという・・・ごめん、ルカメタル・・。
とりあえずかれのバンド、Seventh Dimensionの動画とベビメタのロンドンライブの道中vlogを貼っておきます。
あーー、なんとかブログ更新できた・・・ほっ・・・。