2013年10月31日木曜日

UTAUとResolutionとDurutti Column

UTAUとは、飴屋/菖蒲(あめや・あやめ)がフリーウェアとして配布している、
Windows、Mac OS用歌声合成ソフトウェアである。2008年3月に配布が開始された。
 歌唱合成ソフトでは、「ユーザーが声を採取して作成した音源を歌唱(音階の調整など)させることが可能」なソフトの一つである。代表的なUTAUキャラとして重音テト、デフォ子などがある。

一年前?くらいからニコ動のボカラン(ボーカロイドランキング)にも別枠としてUTAUランキングなるものがつくられ、毎週のUTAUで作成された楽曲のランキングがわかるようになったのですが、どうも最近はメインのボーカロイドランキングにランキング入りした楽曲よりもこちらのUTAUにランキングインした楽曲の方が面白いものが多いような気がするのはわたしだけでしょうか?
ランキングを作成するために各曲は再生数やマイリスなどから点数化されるのですが、その点数はボカロとUTAUとではさすがに雲泥の差です。UTAUでトップの点数でもボカロではベスト30のランキングにさえ入れないことが多いです。それだけUTAUはマイナーであるとはいえるのですが、マイナーゆえの面白さというものがここにはあるのです。ボカロは視聴対象者がかなり拡大したことにより楽曲そのものもかなり凡庸化した感があります。それでも勿論すばらしい曲が時にはうpされ続けてはいますが、昔に比べるとその頻度が減った感じがしてなりません。
ちなみにボカロとUTAUの違いですが、歌声合成ソフトという点では同じですが、UTAUはフリーソフトで「ユーザーが声を採取して作成した音源を歌唱させることが可能」であり、ある意味無限に様々な歌声を生成できるのですが、その調教にはかなりの腕が必要とされるようで使い勝手という点からは、有料でメーカーサポートの付いているボカロの方がより容易に使用できるということです。といってもわたし自身が使用した経験はないのでよくわかりませんが・・・。
先日、このUTAUランキングに懐かしいボカロPの曲がランキングインしてしかもトップを奪取しました。それが下の曲です。


バンドリストPというボカロPの新作です。なんとなくクサメタル風でいい感じです。こういう曲が1位を獲得するというのがUTAUランキングの現状です(勿論良い意味で)。
このバンドリストPの昔の作品にはすばらしいものがありそのひとつが下に貼ったロシア語で歌ったトランス風の楽曲です。実際、この題名はなんと発音するのかよくわかりません。落ち着いた曲ですのでオペ室で流れる時があります(オペ室ではiPhone4がAUDYSSEY社のスピーカーに繋がれてランダムに曲を流しています)。
上の曲とはかなり曲調が違いますがどちらもわたし好みに違いありません。この曲、発表当時は当たり前のようにボカランで1位獲得してました。   
ということで、最近はボカロ曲よりもUTAU曲の方をマイリスすることが多く、そのなかでも特に気に入った曲が下の曲です(なぜか動画を貼り付けることができません。とりあえずリンク貼っておきました)。
話は変わりますが、最近ニコ動ランキングに急に登場した下の曲。ガンダムXの曲をイタリアのヘビメタバンドがカバーしたものですが、これがランキング上位にインしてその曲のすばらしさが広まると同時に原曲であるROMANTIC MODEの曲も人気急上昇です。 わたしはガンダムの登場からその拡散をつぶさに見聞きし体験してきたものですが、それほど熱中したわけでもなく、同時代のものとしては大友さんや押井さんの作品の方がずっと質が高かったためそちらの方により関心が向かい、どちらかというとガンダムには程々に付き合った程度のものです。ですからこのResolutionという曲もまったく知りませんでしたが、今聴いてもすばらしい曲だというのはよくわかります。この曲がガンダムの最初からのOP曲ならもっとガンダムを気を入れて観たのかも。なにせガンダムの最初のOP曲(「たちあがーれ、たちあがーれ、ガンダム」というやつ)はあまりに臭くて(クサメタルの場合、「くっさー」というのは褒め言葉ですが、この場合は違います。明らかにダメということです)、どうもガンダムというアニメ自体を観る気が失せた記憶があります。 しかし、このROMANTIC MODEのボーカルの女性の声量のすばらしさには感心するばかりです。この方は現在もミュージシャンとして活躍なされているようですので再び脚光を浴びることになればいいのになあと思ったりもします。ニコ動ではこの方の昔のTV放映映像がうpされていますので興味ある方はどうぞ→こちら で、下にそのイタリアのメタルバンドがカバーしたやつと原曲を貼っておきます。
まあいつも言っていることですが、昔は次から次へと新しい作品が出て消費され昔の作品はごく一部のものだけが生存して他のものは廃棄されていくだけでしたが、ネットの発達によりそれがなくなったのはありがたい限りですね。 こんなものも視聴できますよ!って、これを知っている人がどれだけいるのでしょうか?

Durutti Column "Never Know"