2010年2月8日月曜日

初音ミク


 
vocaloid 01
初音ミク

 わたしの読者でこのブログを読んでおられる方から初音ミクのお気に入りの曲を紹介してほしいというリクエストがありました。初音ミクについてはもういまさら 紹介することもなかろうと思いますので省きますが、この初音ミクについて語らせたら一晩中語り明かせるという人は数え切れないくらいいるものと思われま す。そうです、初音ミクはもう<ネ申>へとなりつつある、いやもうなってしまったような気がします。今後の音楽シーンではこの初音ミクなくしては何も語れ ないという時代がもうそこまで来ていると思います。また音楽だけにかかわらず、映像やイラストの世界でも初音ミクは2次3次創作として自己増殖しており、 加速度的に初音ミクの世界は膨張していっているのです。
で、そんな初音ミクについてわたしが語れることなどわずかなものでしかなく、そもそもわたしが聴いたミクの楽曲数などその総数の百分の一いや千分の一にしか過ぎないようなものです。ですが、その少ない中からもわたしが気に入った初音ミクの楽曲を紹介したいと思います。
が、そもそもわたしの好みの曲というのは、テクノ・トランス・ハウス・プログレ・ヘヴィメタといった傾向のものですからわたしが選ぶお気に入り初音ミクの曲も同じ系統のものとなることは仕方ないと思って下さい。なお、紹介するミク曲のURLはすべてニコニコ動画からです。初音ミクを初めとするボカロ曲の発展はこのニコニコ動画なくしてはありえないので敬意を表する意味でもあります。ニコ動の会員でない方は、探せばYouTubeや他の音楽サイトでも観れます。がんばってください。
まずわたしのニコ動でのマイリスをチェックして一番最初にマイリス登録したミク曲を探すとそれは【初音ミク】オリジナル曲-dreamin`(http://www.nicovideo.jp/watch/sm3598209) というものでした。カテゴリ順位でも一度も圏内に入っていないものですが、すばらしい曲です。マンデンブロー図形を思わせる背景動画とミニマルミュージッ クらしき反復変奏の楽曲の取り合わせはわたしの嗜好に見事に一致したものでした。惜しむらくは音質がもうひとつということでしょうか。
次に紹介するのは以前のエントリーでも紹介したAVTechNOさんの【初音ミクオリジナル】synchronicitu ( http://www.nicovideo.jp/watch/nm7391605 )です。AVTechNOさんは多くのボカロ曲を発表しておりどれもがすばらしいの一言に尽きます。ニコ動でもようやく固定ファンが増えてきて新作は常にランキング(ベスト30以内)入りするようになってきてます。
ニコ動での有名ボカロ作者としてわたしが好きな人にshu-tさんという方がいます。この方は、ボカロでもミクよりもmeikoを歌わせる(調教する)のが非常にうまいのですが、初音ミクでも【初音ミク】Shooting Star-Blue Style-【オリジナル】(http://www.nicovideo.jp/watch/sm3887036)はテクノポップという感じで好きな楽曲であります。shu-tさんもAVTecNOさんもiTune storeでアルバムが購入できますので気に入った方はぜひ!(わたしは勿論購入しました)
紹介したい曲は沢山あるのですが、また機会があったらします。で、最後にトランス系ミク曲。実は初音ミクの声はトランス系楽曲に合っているのですよ。これは確信!まずはなゆたPさんの【初音ミク】Silence【オリジナル】(http://www.nicovideo.jp/watch/sm2638905)。もう「かっけーー−」 の一言ですよ。ほんと。なゆたPさんの他の曲もすごくいい!白井黒子最高!と同じくらいのテンションでなゆたP最高と言いたいです。で、同じトランス系で 最近週間ボーカロイドでランキング一位を獲得した鼻そうめんPさんの【初音ミク】Unfragment【オリジナル】(http://www.nicovideo.jp/watch/sm9205429)。 このような曲がきちんと一位を獲得出来ると言うことが現段階でのニコ動の会員の質の高さを証明していると思われます。ただ今後会員数が増えると必然的に質 は低下するでしょうからこういうトランス系がランキング上位にくることはなくなるかもしれません。この鼻そうめんPさんはプロのイラストレーターであり、 また音楽もセミプロもしくはプロみたいでこのような人が積極的にニコ動に作品を発表するというのはもう現在の音楽業界システムが崩壊するのは目前かなあと 思ったりします。
今回はどちらかというとマニアックな曲を紹介しましたが、普通のポップスもミク曲には多いです。
「コンビニ」(http://www.nicovideo.jp/watch/sm2302757)はすごくほほえましい曲ですし、以前のエントリーで紹介した初音ミクの消失-dead end-( http://www.nicovideo.jp/watch/sm7606008 )はボカロならではの早口歌詞が狂ってますし、supercellの「恋は戦争」は様々なアレンジが発表されロシア人までもが歌ってくれてます(http://www.nicovideo.jp/watch/sm8002805)。「さいはて」は、あのスーパーカーのフルカワミキがカバーしてしまった(http://www.nicovideo.jp/watch/sm8983068)。つまりプロがアマチュアの曲をカバーする時代になってしまってます。
あっ、最後に紹介するのを忘れていた重要な曲を2つ。これはどちらも楽曲とともに背景動画が凄いのです。これらの動画でミクはまさに<ネ申>となってます。ひとつは、【PV】ストラトスフィア完成版(http://www.nicovideo.jp/watch/sm3109525)。ミクが大気圏内を飛翔しております。
で、最後は、初音ミク3DPV「Escape」(http://www.nicovideo.jp/watch/sm9186718)。 ミクは大気圏を飛び出し、宇宙空間へと舞っていきます。で、変態してミクがフランドール・スカーレットへ!すげええーーーー。言っておきますが、わたしは ミクヲタではありませんので。それからどの楽曲もヘッドホーンでがんがんの音量で聴くべし!です。特にトランス系はね。