2016年4月21日木曜日

BABYMETAL VS Perfume

Perfume(パフューム)は、日本の女性3人組テクノポップユニット。アミューズ所属。

以前に同様のタイトルで、BABYMETAL VS AKB48というのをやったのだが、まったく勝負にならず、AKBなどという文字を書いてしまっただけで反吐が出るような気分を味わったのであるが、今回はそれに懲りずに、VS Perfumeである。
しかし、さすがにPerfumeは、明らかにAKBとは違うのである。
格が違うし、ものが違うし、洗練度が違うし、芸術性が違うし、知性が違うし、根性が違うし、いやはやなにもかにも糞豚AKB(ああっ、文字にするだけで反吐が出る)とは違うのである。
しかも、そもそもPerfumeがいなければBABYMETALは存在しなかったのである。これはベビメタのプロデューサーであるKOBA-METALが以前に述べている。同じアミューズで、Perfumeがテクノとアイドルの融合で成功したのをみて、KOBA-METALは、アイドルとメタルの融合を思いついたのである。
つまり、BABYMETALの生存必要条件はPerfumeなのである。
であるから、この両者を比べるとどうしてもPerfumeの勝ちということになる。
ただこの2つのグループの違いをみてみると、Perfumeが中田ヤスタカというひとりの楽曲製作者にたよっているのに、ベビメタは様々なアーティストがその楽曲制作に携わっている。その分、音楽の振り幅が大きくなっている。それがベビメタのPerfumeに対する利点といえるような気がする。そして、今後も様々なアーティストを取り入れることによりその楽曲の質は高いものを維持できるのではないかと思われる。反対にPerfumeは中田ヤスタカと心中しなければいけない運命にあるのかもしれない。
しかし、中田ヤスタカもその才能はなかなか枯れずに、今回のニューアルバム「Cosmic Explorer」は前作「LEVE3」を超えているような気がする(前回のエントリーで、iTunesで購入できないようなことを書きましたが数日遅れで購入可能となりました。あしからず)。「Flash」は久々の快作で、「Edge」には全然及ばないが、それでもそれに次ぐベスト作品のような気がする(ちなみに次点は「エレクトロ・ワールド」。だからトップにその画像を貼りました)。そもそもこの「Flash」の前に、三戸なつめに「8ビットボーイズ」という曲を中田ヤスタカは提供しており、これの延長に「Flash」があるような気がする(のは、わたしだけかもしれないが・・)。下に2つの曲を並べてみる。




いかがでしょうか?
また、偶然にもベビメタの新MV「KARATE」では、「Flash」と似たような空手あるいはカンフーアクションが取り入れられている。まあ、2つのグループの振付師は皆さんご存知のようにあの有名なMIKIKO-METALであるから似たような感じになるのは仕方がないかもしれない(と書いたが、Pefumeは柔、ベビメタは剛という感じで振り付けがなされ見事な差別化が図られているようです) 。ちなみに次はベビメタ「KARATE」を貼っておきます。



ベビメタの楽曲は、それぞれの制作に携わったアーティストのエッジ(最先端)を表出しているかもしれないが、Perfumeの場合はそうならないような気がする。中田ヤスタカのエッジはかれのユニットCapsuleで表出されるのである。であるからエッジに触れたければCapsuleを聴くべしであり、それ故、CapsuleのこしじまとしこさんはPerfumeの誰よりも魅力的でかわいいとわたしは思うのである。
でもまあとにかくはっきりいうとベビメタとPerfumeは姉妹の関係なのである。
もちろんPerfumeがお姉さん。ベビメタはPerfumeを見習って、息の長いアーティストとなってほしい気がする。ここまで書いてわかるように、ベビメタもPerfumeももうすでにアイドルではないのである。ドルオタは駆逐されたのである。ざまあーーーなのである。
で、現時点における両グループの最高作品を比べると(もちろん、「Edge」VS「From Dusk Till Dawn」ということになる)、それは明らかに「Edge」の勝ちなのである。
下に「Edge」の動画を貼りました。これをみると本当に芸術に触れた感じで、Perfumeを軽々しくテクノアイドルなどと呼ぶことは躊躇われるのでした。


2016年4月10日日曜日

BABYMETAL「From Dusk Till Dawn」from 「METAL RESISTANCE」


「METAL RESISTANCE」は、BABYMETALの2作目のスタジオ・アルバム。
2016年4月1日に発売された。
4月14日付けのアルバム・トップ100(全英総合アルバムチャート)で15位を記録し、1975年に発売された冨田勲のアルバム『Snowflakes Are Dancing』の17位を抜き、日本人における最高位を41年ぶりに更新した。

久々にベビメタの話題です。
4月1日にニューアルバム「メタルレジスタンス」が発売され、翌2日には英国ウェンブリー・アリーナで日本人初のライブを開催したベビメタ。その勢いはまさに飛ぶ鳥を落とすものです。
素晴らしい。
で、ウェンブリー・アリーナの公演はLV(Namba Zepp)でわたしは観たのですが、音響に一部不備があったものの公演そのものは素晴らしかったです。これが椅子に座って観れたならなおいっそう良かったのですが、ライブハウスで満員のなかずっと立ちっぱなしで観るのはしんどかったです。次回は、前回の英国公演のLVのように映画館でもやってほしいというのが希望。
ライブの細部については、「Catch me if you can」の影絵を連想させる演出が出色ものでした。


また「Amore」の天使の翼も壮大な感じで曲そのものの疾走感とうまく同期していたように思われます。このライブでのベストパフォーマンスは間違いなくこの「Amore」だと思います。Su-metalはまさに悪魔が憑依した天使でした。


で、ニューアルバム「メタルレジスタンス」の感想。
全体のできは第一作「BABYMETAL」を凌駕していると思います。
第一作は、これまで発売されてきたシングルの寄せ集めだったわけですが、今回のものはアルバムとしてトータルなものとして発表されました。 ただそこに一貫したコンセプトのようなもがあるかというとそれは疑問符が付きます。しかし、そもそもベビメタ自体がアイドルとメタルの融合というコンセプトのもとに作られたプロジェクトですから音楽的なコンセプトはなくてもいいような気もしますが、いやいや、そこには音楽的にはひとつのジャンルに固執しないという立派なコンセプトがあると思います。メタルというしばりはありますが、メタルそのものがかなり曖昧な幅広いジャンルを包括してしまうものですから基本的にはなんでもありと考えた方がいいような気がします。事実、このニューアルバムには、プログレあり、ラップあり、バイキングメタルあり、歌謡曲あり、EDMあり、シンフォニックメタルあり、いやはやなんでもありです。
で、これこそがベビメタの真髄とも言えるのです。
困ったことは、同じニューアルバムといってもいろいろなヴァージョンがあること。
The One限定盤(ファンクラブ限定もの)、日本通常盤、欧州通常盤、それから他にもあるかも(これ以上は興味なし)。
で、その違いは、The One限定盤には「The One」のunfinished versionとして英語歌詞のunpluggedのようなアカペラ調の感じの曲が含まれていること(「The One」については、日本盤は日本語歌詞、欧州盤は英語歌詞で、シンフォニックメタル調の曲となっています)、欧州盤には日本盤の「シンコペーション」の代わりに、「From Dusk Till Dawn」が挿入されていることなどです。
で、この「From Dusk Till Dawm」があまりに素晴らしい過ぎるのです。
それは譬えるなら、Perfumeの「Edge」を聴いた時に感じたあの驚愕に匹敵するものといえばわかってもらえるでしょうか?
「Edge」はアイドルソングそのものを超越してしまい、もうアイドルという枠組みは意味が無いということを宣言し、糞みたいな存在のドルオタに宣戦布告して、Perfumeからドルオタたちを一掃した記念碑的な作品であるとわたしは勝手に解釈しております。
ドルオタなんで死んでしまえばいいんだ・・・。
「Edge」を聴く度に、Perfumeの3人がいつもそう囁いているようにわたしには聴こえます。同時に中田ヤスタカがそう呟いているのも聴こえます。そして確実にPerfumeは自らの支持者の中からドルオタを駆除していたったのです。そして、それが今日に至る彼女たちの成功へと結びついているのです。というのはまあ強引な解釈ですが。
そんなPefumeのニューアルバム「Cosmic Explorer」は日本ではまだiTunesでは購入できないのです。外国ではできるのに・・・。馬鹿にしてんのか!
日本ではCDのみで購入可能です。このCDがまたいろいろな限定盤があって馬鹿みたい。まあ、ベビメタも同じ穴のムジナですが(しかし、ベビメタのニューアルバムはiTunesでも購入可能です!)。
こういう販売方法をやっている限り日本の音楽に未来はないような気がしますが。
ということで、ベビメタもPerfumeもドルオタを完全に駆除できていないのは残念極まりないのですが、こいつらを完全殲滅するためにはまずはニューアルバムは一種限定で、加えて変な付録とか付けずに、ネット配信メインですることが最重要だと思います。
で、話は元に戻って、「From Dusk Till Dawn」へ。
この曲はとにかく素晴らしいのです。
特にわたしのようなプログレが好きで、テクノが好きで、トランスが好きで、最近だとEDMが好きという人にはもうたまらない作品です。Su-metalのファルセットボイスはまさに一聴ものです。もちろん、ごりごりのメタル好きやドルオタにはこの曲は大不評だと思います。
ざまあーーーです(笑)。
そして、この曲が欧州盤に収録されたことで、欧州におけるベビメタの位置はキワモノを超えて、よりアーティスティックな方向へと修正なされたのではないでしょうか。
惜しむらくは、この曲が日本盤に収録されなかったこと。
日本盤の代わりの曲は、「シンコペーション」。これもなかなかよい曲なのですが、どうしても80年代、あるいは90年代前期のロック臭が強いということです。ですから当時十代、二十代だったおっさんにとってはとても懐かしくてのれる曲ということになるのですが、わたしにはどうもなんとなく古臭いという感じがしてしまう・・・。「Amore」も似たような路線ですが、これにはドラゴンフォースを初めとしたメロディクスピードメタルの息がかかっています。その分、古臭さがなくなっているような気がします。
それでは「メタルレジスタンス」収録曲のわたしのベスト5をあげますと(Road of Resistanceは既出なので省きます)・・・

5)Tales of The Destinies
これはゴリゴリのプログレです。イエスがあって、ELPがあって、まあいろいろなプログレバンドへのオマージュとも言えます。ありがとう、KOBA-METAL。

4)The One
シンフォニックメタルっぽい。ドリーム・シアターっぽい。The One限定盤の静かなやつが最高です。それにしてもSu-metalの英語発音はたいしたものです。

3)Sis. Anger
Black Baby Metalの曲としては最高傑作ではないでしょうか。ウェンブリー・アリーナの公演では演られませんでしたが、ぜひライブで聴きたい曲です。

2)META! メタ太郎
バイキングメタルあるいはフォークメタルを髣髴とさせる良曲。子供っぽいとかマーチングソングっぽいとか言って謗るアホたちもいるがよく聴くとそこに内在するその進取性を感じることができるはず。それがわからないやつは死ね。

1)From Dusk Till Dawn
言うまでもなく、ベビメタの最高傑作。今後、この曲は伝説となって語り継がれていくことでしょう。

以上です。で、作曲者、アレンジャーを調べるとわたしが好きな曲はやはりゆよユッペさんの曲が多い。ゆよユッペよ、ありがとう!DEATH。
可能なら「From Dusk Till Dawn」はゆよユッペのアルバムに10分バージョンくらいなもので発表してほしいなあ。
ということで、最後に「From Dusk Till Dawn」の歌詞を下に貼っておきます。これは英語ネイティブの方が耳で聴いたものを書いたものでどこまで正しいかはわかりません。

Something’s got to go….
Something’s got to go…

In the air…
Pray your way
In the air… the air…

It got better…
Don’t start slow, then…
(Something’s got to go…)
It got better…
Don’t start slow, then…
(Something’s got to go…)

Dream… sing…
Climate… the weather…
Hot… colder…
And warm… memories…

Get off my face
More day after day
And reaching to fate
So instincts so faint
I’ll wake from the dream
To keep and relive
‘Cause life it is a dream
And dream’s on a BREAK ←この「BREAK」が超絶にカッコいい!!

While it’s over
Never ever
While it’s over
Never ever

In the air…
In the air…

2016年3月27日日曜日

久々の大相撲観戦

 大相撲春場所千秋楽@大阪府立体育館

今日は久しぶりに大相撲観戦に行ってきました。
これまで大相撲は2回観戦したことがあり、 いずれも春場所つまり大阪府立体育館で開催されたものでしたが、今回もその春場所でした。3回ともに知人がマス席をとってくれておりわたしはそのおこぼれにあずかったという感じです。スポーツはどのスポーツでもそうでしょうがライブで観るのが一番です。そして、大相撲のライブは本当に臨場感があり、また会場内で本物の力士を目の前の観ることができたりしますのでお勧めです。
しかし、このマス席をとるのはいまだになかなか厄介なようで、このあたりをもうちょっとなんとかしてくれればいいのになあとは思いますが、昔に比べるとかなりとりやすくなったようです。
初めての観戦は20年前くらいだと思います。2回目が15年くらい前。
今回は初めて裏正面の席でTVに映ってしまう席でした。まあそれはそれで面白かったような。
千秋楽の横綱対決はあっけない結果で、館内ブーイングの嵐でした。まあそれも仕方ない。
白鵬は言い訳をしてましたが、横綱としてはみっともないの一言です。
わたしは小学生の頃からTVで相撲観戦することが好きで、相撲場所が始まると一目散に学校から帰り、その途中にアイスクリームを購入して(夏でも冬でも)、TVの前にじっと座ってアイスクリームを食べながら静かに相撲観戦をしていました。そのわたしの姿をみて、母親は不気味がっていたそうです。
小柄な力士が好きで、陸奥嵐が好きでした。それから凡庸なわたしは、初代貴ノ花の大ファンでした。北の湖は憎き敵でしたが、今思い返すと北の湖が最強の横綱だと確信しています。
ということで、3月の更新乙でした。

2016年2月22日月曜日

7周年

新しい猫。その名は「モチ」。雄のトラ猫です。もうすぐ1歳。

 今日は2月22日。つまり、猫の日です。つまりこの創作実験室が創設されてから7年経ったということです。
それだけのことです。
糞みたいなことです。

とここまでは昨年といっしょ。
今年は新たな猫がうちに加わりました。
要は捨て猫です。なぜかうちの前に意図的に捨てられた感じがします。
仕方なく拾って、大事に育ててます。
オス猫で、幼いので暴れます。
先住猫のノルウェージャンフォレストキャットの「ヒメ」をいじめます。
困ったものです。
いつか二匹が仲良くなることを祈って、今回の投稿はここまで。

2016年2月7日日曜日

小保方晴子「あの日」を読んだ

 真実を歪めたのは誰だ?STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記
(「Book」データベースより)

 kindleで簡単に購入できたので読んだ。しかし、値段が紙と同じとはええかげんにせえよと言いたい。出版社ボロ儲けではないか。本当に多くの人に本を読んで欲しいと思うなら電子書籍で安い良書を沢山出せばいいことなのに、利益ばかり追求して、本当にまあなんというか・・・。この本もkindle版がなければ読んでいません。
その前にいちおう言っておくが、須田桃子氏「捏造の科学者」も出版された時に既に読んでいる。もちろん、これもkindleで。
小保方さんの本の内容は、今北産業で要約するなら
若山氏が怪しい。
須田さんをはじめとするマスコミはひどい。
自分は情けない限り。
となるような気がするが、そんな簡単なものでもない。 この本を読んでひとつわかったことは、小保方さんが今回の実験をすべてを掌握しているわけではなく、特にキメラマウスの制作はほぼすべて若山氏がとり行なったもので非常にナイーブ(成功率が低い、極めてテクニカルなものである)な実験であるということである。であるからこのキメラマウスの再現には若山氏はなくてはならない存在なのだが、再現実験に携わることは若山氏から拒否されているという現実があったということだ。
また、小保方さん自身はOCT4陽性を示す細胞をSTAP細胞と解釈し、それが「STAP細胞はありまーーす」に結びついているようなのだが、そしてこのOCT4陽性細胞が存在したのは事実なのであるが、それがTCR再構成やキメラマウスに至ることを再現できなかったことが最大の瑕疵となったわけである(それまでに実験データや博士論文での様々な捏造じみた瑕疵が沢山あり、それらが積もり積もって大きな疑惑へと至ったのであるが)。
この本に書かれていることがすべて真実だとはとうてい思えない。悪の烙印を押された若山氏や須田さんはこれから大変だなと同情してしまう。アマゾンレビューでもこの本を高評価する意見が多く、逆に否定する意見は少ない。多くの人が小保方さんを再評価しているような、そこまではいかなくても、これまでの全否定的な感想からもうちょっと好意的な感想へとシフトしたような気がする。
この本を小保方さんがひとりで執筆したなら小保方さんの物書きとしての実力はたいしたものである。構成といい、文章の細部といい、素晴らしい。どうみてもプロの物書き、それもノンフィクションを書き慣れている人、あるいは雑誌記者が書いたものと思われる。笹井氏が死んだことに言及した文章(笹井先生がお隠れになった・・・・)だけは、小保方さんが書いたものかもしれない。それはあまりに滑稽な修飾をまとった稚拙な文章だから(と思った)。
「あの日」に書かれていることが真実なのか、「捏造の科学者」に書かれていることが真実なのか、 それはわたしにはわからない。ただ、基礎医学および生物学の実験結果とは非常に微妙なもので、再現性が低いものも多く(現にiPS細胞でさえ当初の発現率は4%に過ぎなかった)、再現できなくてもそれは瑕疵にならないという不文律のようなものがあったような気がするし、その盲点をついて、画期的な実験結果を発表する輩もかなりいるような気がする。いうなれば生物を対象とする学問はいい加減なのである。それは生物の特徴でもあり仕方ないことのように思う。だから、臨床医学をはじめ生物対象の学問では、結局統計学に頼らざるをえなくなる。
読了後、この事件の責任をすべて小保方さんにおしつけるのはやはり無理があるように思えた。小保方さんひとりに翻弄されるほど笹井氏も若山氏もその他理研の研究者たちもバカではない。それぞれの思惑があって、それが思いもしない方向へと暴走していき、このような事件に至ってしまったような気がする。少なくとも彼ら彼女らは、自分たちが捏造記事を確信犯的に書いてもいっさい認めず謝ることさえしない捏造マスコミ記者たちよりは何千万倍も真実というものに対して真摯であると思う。かと言って、そんな捏造マスコミが真実を暴くこともあるからそれはそれで貴重な存在であることには違いない。
そんな馬鹿マスコミはiPSに対しては絶賛の記事しか書かない。
馬鹿じゃねえの・・・。
iPS細胞由来網膜色素上皮細胞シート移植第一例目が大成功!だって。
馬鹿じゃねえの・・・・。
iPSの合併症が出なかったことが証明された!
そりゃそうだけどそのための人体実験(もちろん安全性の高い)に過ぎないじゃん。
視機能は改善したのか?するわけねえだろうが・・・馬鹿じゃねえの・・・。
以前、iPS細胞由来網膜色素上皮細胞移植に関して否定的な文章をupしたところ推進派からクレームをいただいた。自分たちのやることに自信があるならこんなチンケなブログの文章ぐらいにいちいち反応するなボケ!と思ったが、教えられた2chの生物板をみるとそこにはこの移植プロジェクトに関する有象無象の罵詈雑言が書かれておりまさに「やれやれ」状態であった。であるからわたしはそんなものの一員になりたくなかったので推進派のクレームに応える形でupした文章を削除した。推進派が正しいのか否定派が正しいのかはわからない。わたしは否定派で、それは確信に近いものがあるが、科学的な根拠はない。ただ、全体主義的な感じで、iPSバンザイというマスコミの姿には気持ち悪いものを感じるし、それをうまく利用している推進派にもいかがわしさを感じる。そして、いつiPSが次のSTAP細胞になって、マスゴミによって奈落の底に落とされるか、その時はわたしはiPSの応援をしたいと思う。これは単なる天邪鬼にすぎないし、それがわたしの本質なのかもしれない。



2016年1月31日日曜日

モナドと多崎つくる

 筒井康隆氏が昨年後半に発表した「わが最高傑作にして、おそらくは最後の長編」と謳った作品。

年始の暇な時に、ふたつの小説を読んだ。
ひとつは筒井康隆氏の「モナドの領域」で、もうひとつは村上春樹氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。
「モナドの領域」は新潮編集長矢野さん絶賛の作品でその惹句も凄いのでこれを読まずしてどうしようという感じでわざわざ書店までいって購入した。ただ、この書店(いわゆる大型チェーン書店)にいった際に、文芸書の棚の少なさと反対にラノベの豊富さに唖然としてしまった。今やラノベの方が多数派なのである。
で、多崎つくるはkindleで購入できるようになったのでついつい購入してしまった。わざわざ書店まで行く必要がないのでkindleはとても便利だし、本棚の場所も占拠しないし、紙も使わないので地球環境にも優しい(笑)。
まずは「モナドの領域」。確かに筒井康隆氏のこれまでの作品の総集編という感じがしないでもない。過去の様々な作品の断片を見つけることができ、これは筒井康隆マニアにはたまらないような気がする。わたしは筒井氏のファンだが、マニアではない。そんなわたしでもわかるのでマニアにはたまらないであろうことは容易に想像できる。ただ、話の中頃あたりから語り始められる唯野教授的な内容はわたしには退屈で仕方なかった。でもそれが終わると最後まではさすが筒井康隆!といわんばかりの構成で感心したし、読了後には満足感を得られた。正確には長編ではなく、中編である。筒井氏の最高傑作かというとちょっと疑問符が付く。なぜなら実験小説家としての筒井康隆氏を賞賛するわたしとしては筒井氏の最後の最高傑作はとんでもない実験小説であると思うからである。わたしが読んだ限りでは「モナドの領域」には実験的な要素は少なかったように思う。そんなことはないのかもしれないがそうならそれはわたしに読む力がなかっただけのことかもしれない。わたしには「モナドの領域」は筒井氏の遺書代わりの総まとめのようなものに思え、それでも今後はとんでもない実験的短編を発表して、読者の度肝を抜いてくれるのであろうことを期待している。
で、多崎つくるは、滅茶苦茶面白かった。というかとても上手い、超絶に上手い小説だなあといつもながら村上春樹氏の作品を読む度に感じるものを今回も感じた。わたしは村上春樹氏のファンではないが、どちらかというと好きな作家であり、新作が発表されるとすぐに購入して読むということは決してないが、5年から10年後くらいに密やかに読むということを常としている。「風の歌を聴け」では、文中のTシャツの絵にちょっとびっくりしてこれいいなあと思ったが、「ノルウェーの森」の食事の描写の多さには辟易したし、かといって「神の子どもたちはみな踊る」は超絶上手いと思い、自分が少しでもこんなに上手く書けるようになればなと思ったがそうなると自分の価値なんて無になるし、そういうふうに思って作家を目指す村上春樹モドキ小説家志望者どもと同じ穴のムジナになってしまうと自戒したりもしたが、「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んでランナー村上春樹氏には足元にも及べないわと感嘆したりもした。
多崎つくるがあまりにも面白かったので、興味本位にアマゾンレビューなどを読んだが、結論がないとか有耶無耶しているとかで否定的な人が結構いて、びっくりした。なんとなく推理もの仕立ても構成だから推理小説好きの人が読むとその結論のなさに憤慨してしまうのかもしれないが、結論(というのはすべて凡庸であるとわたしは思っている)を期待する人は推理小説を読めばいいのであって村上作品など手にするのは大間違いなのである。村上春樹氏の作品は解釈を読者に委ねるのであって、読者が読者なりに考えなければいけない。そこがいいとこなんだろうと思うし、そうだからわたしは村上春樹氏がどちらかというと好きなのであるし、推理小説とかサスペンスとかそういった類のものにあまり興味がないのもそういうところからかもしれない。
ということで、なんとか1月に更新できました。乙!

2015年12月20日日曜日

2015年ベストワン



 村上隆の五百羅漢図展(森美術館にて2015/10/31--2016/3/6) 
日本中の美術大学から大勢のスタッフを集め、200人を超えるスタッフとともに、
全長100メートルに及ぶ巨大絵画が短時間で一気に完成させられた。
中国の古代思想で東西南北を司る四神(青竜(せいりゅう)白虎(びゃっこ)朱雀(すざく)玄武(げんぶ)) の名を冠した4面で構成される本作は、
宗教と芸術、人間の死や限界をテーマとし、村上の新たな創作の境地を示す記念碑的な作品といえる。

 恒例のベストワンです。
といっても今年は本業の医師としての仕事で大きなプロジェクトの任に着いたため、そちらの方に主に関心が向かってしまい、どうも趣味方面への取り組みがおざなりになったというのが現実でした。それでもガンと来る素晴らしい作品に出会えればそれは確としたものとしてわたしの記憶に残ったはずなのですが、そういうものがあまりなかったような・・・。
ベビメタも新年のキツネ祭りには参戦できましたが、以降の公演はどれも落選で、なんとかサマソニには駆けつけることができただけで、先日の横浜アリーナにも結局参戦できませんでした。来年は、4月1日にニューアルバム全世界一斉発売とともに2日に英国ウェンブリー・アリーナでの単独公演から世界ツアーが始まり、締めは東京ドームということですからなんとか東京ドームには参戦したいと思っていますが、抽選にあたるかどうか・・・。人気が出すぎるのも考えものです。
そういえば大森望さんがベビメタの横浜アリーナ公演に初参戦して、その感想をツイートしていたのですが、それほど関心なさそうで、それはおっさんドルオタとしての大森さんとしてはあり得べき姿勢だと思いました。どうもベビメタのメイトもどんどんとドルオタはいなくなっているようで、それに代わって、ライトなロックファンがついてきているようです。
わたしはドルオタは糞と思っているので、それはいい傾向だと思っています。社会が成熟してくるとアイドルというのは駆逐されるべき対象だと思っており、AKBとかジャニーズとかエグザイルとか糞みたいなやつらははやくみんな死んでしまえばいいのにと思っています。
あーでも、一部のコアな人たちは残ったほうがいいのかも。ドルオタってディープな濃い人達が多いのでそれはそれで創造性のあるものではあるのです。芥川賞で、漫才師と普通の人がダブル受賞したのですが、一見して普通の人である羽田さんの方が異常な人であることがわかり、漫才師の人はあまりに常識的な凡庸な人であることがわかって、なにかひとり納得してしまった(何を納得したのかはひとまず伏せておきましょう)のですが、芥川賞というのは文芸の世界で唯一残された最大公約数的平凡界との接点であるがゆえにそれはそれでよい選択であったと思われます。
ということで本に関しては取り上げるべきものはなし。
映画もなし。
糞映画は結構取り上げたのでこれ以上はなし。
音楽もベビメタ以上のものはなし。で、ベビメタも今年特にというものもなし。
あーーーあっ、今年のベストワンはなにもないで終わるかなと思っていたところ、年末に行った村上隆氏の五百羅漢図展で度肝を抜かれました。
ドバイかどこかで初めてお披露目され、その凄さの噂は聞いていたのですが、ここまで凄いとは・・・。
ということで、文句無しに今年のベストワンは村上隆氏の五百羅漢図となりました。
来年3月まで開催されていますので、未見の方はぜひ!見に行くべし!



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