2013年11月24日日曜日

君とアニメが見たい(キバオブアキバ×BABYMETAL)

キバオブアキバとは、日本の京都発ヲタイリッシュ・デス・ポップ・バンドである。
 2008年に結成。2011年タワーレコード限定シングル「CD付きヲタイリッシュ缶バッジセット」でデビュー。
2012年3月にBABYMETALとコラボ。シングル「BABYMETAL×キバオブアキバ」リリース。
2013年「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」がTVアニメ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」のオープニングテーマに鈴木このみ n' キバオブアキバで起用された。
余談だが、彼らの目標はアニメ化であって、武道館ではない。(ニコニコ大百科より)

今年のアニメはどう考えても豊作のように思われます。「惡の華」に始まって、「進撃の巨人」「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(これは今後通称「ワタモテ」を使用します)、「キルラキル」と目が離せない作品が続いています。
「惡の華」と「進撃の巨人」は言うことなしに面白いのでここではあまり言及しませんが(「惡の華」は以前のエントリーで言及しました)、「ワタモテ」は面白いのは面白いのですが、やややり過ぎ感があるような気がわたしにはするのですが、現在の学校のコミュ障害の子供たちの現状を知らないだけだと言われるとそうなのですかと謝らざるをえないのですが、まあ、そんなマジに観るのではなく、ネタとしてみてもちょっとついていけない部分もある全面的に面白いとは言いかねるのですが、そこらへんに数多く転がっている凡庸なアニメと比べると出色の出来には相違ありません。で、その「ワタモテ」のOP曲を歌っているのがキバオブアキバというバンドです。この曲をは初めて聴いた時に、女性のボーカルとデスボイスの融合が見事で素晴らしいと感じたのですが、その時は、BABYMETALのことなど露知らずで、面白い才能あるバンドがそれも京都から出てきたとはうれしいなあと思っただけのことでした。

 

しかし!
そう、BABYMETALを知り、それに魅了されるにつれ、その持ち歌「君とアニメを見たい」がなんとこのキバオブアキバとのコラボ曲であることがわかり、めちゃ感動してしまったのです。
こんなところで繋がっているんだとひしひしとBABYMETALの偉大さを身にしみて感じました(笑)。
この曲で一番好きな歌詞は、以下のところ。

君とアニメが見たい
アニメが見たい
アニメが見たい
君となら無駄に長い
あの作品を乗り越えられる

そうです。無駄に長いあの作品を乗り越えられるwwwww
いいですねえ。
それではキバオブアキバヴァージョンとBABYMETALヴァージョンの「Animation With You(君とアニメが見たい)」を下に貼っておきます。歌詞がちょっと違いますので要注意です。




 

敢えてBABYMETALネタを書くつもりはないのですが、なぜかすべてがBABYMETALに繋がってしまう昨今でした。

2013年11月14日木曜日

TarjaとSharon、そしてSU-METAL。

Within Temptationの新曲;Paradise(What About Us?)
これまで全世界で300万枚のCD/DVDセールスを記録し、ワールド・ツアーでは50万人を動員。
ヨーロッパはもちろん世界中で絶大なる人気を誇るオWITHIN TEMPTATION。
美しい容姿のフロントウーマン、シャロン・デン・アデルを擁した、オランダ出身のシンフォニック&ゴシックメタル・バンドが、新曲4曲を収 録したビクター移籍第一弾作品となる最新EPを発表。
タイトル・トラックの“Paradise (What About Us?)”は、
シンフォニック・メタル・シーンもうひとりの歌姫、ターヤを迎えたデュエット曲。
シャロンとターヤのデュエットが正式にレコーディングされるのは今回が史上初。
まさしく二大歌姫の夢の共演となった。

いつものようにお風呂で有線の伊藤政則コレクションを聴いていると、聴き慣れた感じのメロディーが聴こえてくる。
むむむっ、これはもしかしてWithin Temptationではないか?
Within Temptationのアルバムはすべて持っているので、全曲既聴のはずなのだが、聴いたことのない曲ではある・・・が、聴きすすめていくと全然カッコイイメロディーではないか!それにボーカルの声はどう考えてもWithin Temptationのシャロンに違いない。
こ、これはもしかしてWithin Temptationの新曲?
そうにちがいない・・・・で、途中でこれまた聴き覚えのあるボーカルの声が聴こえる。
ちょっ、ちょっ、これNightwishのターヤではないの?
ええっ、そんなシャロンとターヤが共演することってあるの?
なんかびっくりして何が起こっているのかわからなくなる。
これはのんびりと湯船につかっている場合ではないと考え、早々に入浴を切り上げ、例のごとくネットで有線にアクセスし、先ほどまで流れていた曲が何かをチェック!
で、すぐに発見!
予想通り、Within Temptationの新曲でした。
おまけにそのタイトルは「Paradise(What About Us?) feat. Tarja」となっているではありませんか!!!
げげっ、やはり元Nightwishのボーカル、ターヤが共演しているのです!
す、すごすぎる・・・。
Nightwishはフィンランドのシンフォニック&ゴシック・メタルバンドで、Within Temptationはオランダのシンフォニック&ゴシック・メタルバンドです。
どちらも90年代中頃から活動を始め、女性ボーカルを擁して世界的な人気をはくしたメタルバンドなのです。ある人は、シンフォニック・メタルと呼び、ある人はゴシック・メタルと呼ぶというようにその呼び方は様々ですが、まあどちらでもいいのでわたしは両方併せてシンフォニック&ゴシック・メタルと呼ばさせていただきます。
昔からどちらのバンドも大好きで(Within Temptationの曲はわたしの動画にも使用させていただいてます)、特にターヤはメタル界のベスト女性ボーカリストだと思ってます。シャロンも素晴らしいですが、さすがにターヤには勝てません。ターヤの声量とその高音の伸びは凄まじいです。ターヤは学生時代にクラシック音楽で声楽を学んでいますのでその声質は本物です。まずはこの曲を聴いてみてください。ターヤの凄さをまざまざと実感できます。

 顔はちょっといかついですが、迫力満点です。すばらしいです。で、このターヤ、2005年にNightwishを解雇されてしまいました。原因はいろいろあったようですが、ただただ残念なだけでした。ターヤに代わって入った新しい女性ボーカルもなかなか素晴らしい方でしたがそれでもターヤには及びませんでした。やはりNIghtwishにはターヤが必要と考えるのですが、戻ってくることはないんだろうなあ・・・・。 で、代わって、Within TemptationのシャロンはこのPVを御覧ください。
シャロンも素晴らしいのですが、高音の伸びがターヤほどではありません。それに声圧自体もターヤに比べると細い感じがします。迫力という点では外見的にもターヤには及びませんwwwこれは良い方に捉えるならシャロンの方が女性的であるということです。ですからシャロンの方が男性ファンは多いと思いますが、わたしはターヤの方を支持します。ファンというのではありません。純粋にボーカルとしてターヤに及ぶものはいないと断言できます。 以前、この二人がライブでWithin Temptationの曲をデュエットしたことがあったのですが(YouTubeにupされてました)、それではやはりターヤの方がうまかったとおぼえています。で、とにかくこの二人が正式にデュエットしたということで喜ばしい限りです。 で、またこの曲が素晴らしい! それがこれです。
素晴らしいです。本当に素晴らしいです。この曲では、シャロンもターヤには負けていない感じです。でも、わたしがみるとやはり迫力はターヤの勝ちですwwww そしてこの二人に比べるとBABYMETALのボーカル、SU-METALはなんともたよりない気がします?いやいや、そんなことないですよ。サマソニでもライブをみる限りがんばってます。下に貼りました(元動画は削除されてしまったようですので、下のリンクをクリックしてください.。ニコ動へリンクしてます)。


ライブでここまで高音が伸びて、歌いきれるというのは素晴らしい限りです。
SU-METALが将来のジャパメタの最強歌姫になるのは間違いないことでしょう。
ということで今回も締めはBABYMETALでしたwww

2013年11月6日水曜日

さらにBABYMETAL & 神バンド

BABYMETALの背後で演奏する神バンドの面々。
主なメンバーとしては、ギターが 大村孝佳、Leda、藤岡幹大、ベースがBOH(棒手大輔)、ドラムが青山英樹など。日本屈指のテクニシャンたちが集結して壮大な音圧を奏でる。

またまたBABYMETALです(笑)。
夏フェス等でのライブの素晴らしさとと共にBABYMETALの人気はアイドルオタを越えて、メタラーや一般のロック好きの心も捉えてきているようです。
その一つの大きな原因として神バンドの存在があるといえます。ライブでの彼らの演奏は凄まじいばかりで、アイドルに興味のない、あるいはアイドルなんてとアイドルを毛嫌いする音楽ファンさえも彼らの壮絶な演奏を目の当たりにして、BABYMETALをみる目が一変してしまっているようです。
わたしは、BABYMETALのコンセプトからそしてその楽曲の素晴らしさから関心を抱くようになったわけですが、この神バンドの演奏をYouTube等で聴くにつけますますBABYMETALから目が離せなくなっています。
人気の上昇とともにBABYMETALのWikipediaもその中身が充実してきており、神バンドのメンバーもかなり詳しいことがわかるようになっています。
そして、わたしがびっくりしたのは以前のサポートメンバーとしてわたしの大好きなBlood Stain ChildのRyoさんがいたことです。
おおっ、それならBABYMETALが将来ブラステの曲をカバーすることがあるかもしれないなどと考えるとなんか胸アツですwwww
また、もう一つ知って驚いたことは、BABYMETALの曲のアレンジャーとしてゆよゆっぺが関わっているということです。
ゆよゆっぺはボカロPで、ニコ動ではおなじみの方です。
ゆよゆっぺの曲はどれもドライブ感満載でメタリックでメロディアスな感じでわたし好みなのですが、自分のiPod shuffleに録音して一番よく聴いていたのが、ゆよゆっぺがアレンジした東方の「Bad Apple!」でした。この「Bad Apple!」メタル版というようなアレンジはまさにゆよゆっぺの独壇場ともいうべきものです。この曲をBABYMETALがカバーしてくれたらうれしいんですけど。



そして、このゆよゆっぺの素晴らしいアレンジが施された曲が下に貼ったBABYMETALの「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」という曲です(ゆよゆっぺは、「BABYMETAL DEATH」等の他の曲もアレンジしています)。

聴き始めるとその歌詞の変なところからアレルギーを感じてしまう方も多いかもしれませんが、曲自体は素晴らしいです。昨今流行のダブステップまで登場してきます。そして、変と思っていた歌詞、たとえば「ゲソ!ゲソ!イカゲソが食べたい! あたしはスルメ派なーの! やだ!やだ!おじちゃんみたい! キャワイイお菓子にしようYO!」とか「アゲポよーで キンキラリーン!」などが何度も聴くうちに麻薬のような作用で耳にそして脳髄へと馴染んでくるのです。 これはやばい! 筒井康隆が阿部和重の「ピストルズ」を批評する際に、その文章がまさに麻薬のような作用を醸し出していると述べたように、BABYMETALの多くの楽曲のまるで人をおちょくったようなふざけたというかユーモア一杯というかバカバカしいというかここ笑うとこというか奇妙な歌詞はおそらくBABYMETALマニアにとっては麻薬にようなものに違いないのです。この歌詞は危ない化学反応を催す絶妙な仕掛け・化学物質のようなものです。 そして、そのハイレベルの歌詞をBABYMETALの女の子たちはマジに歌っているというなんというアンバランスさ。その奇妙に歪んだ空間こそがBABYMETALの真髄のような気もします。 で、もしかしてこのBABYMETALのアイドルとメタルの融合というコンセプトは本当に新たなメタルカテゴリーになり、それはジャパメタルと評されるかもしれない可能性を秘めていると思われます。日本のメタルは所詮本家メタルのモノマネに過ぎないような気がします。いや、バンドによっては本家も凌駕しているほどの素晴らしいものもあります。しかし、日本独自のものかといわれると確かにどうかなと思われてしまうのです。敢えていうならX JAPANがかなり日本独自のメタルといえたような気がします。それは歌謡メタルともいうべきものです。また、アニメタルも日本独自のメタルジャンルといえると思います。このアニメタルが進化した形が、BABYMETALなのかもしれない。 とにかく、まさに新たなジャパメタルの誕生を我々は目撃しようとしているわけです。 Perfumeのような感じで、世界的なアーティストとしてBABYMETALが成長していってくれんことを祈ってます。 最後に初めて聴いた時は曲はクサメタルでカッコイイのに歌詞が変!と思った「いじめ、だめ、ぜったい!」(略してIDZというらしい、これならかっこいいww)も何度も聴くとこの変な歌詞に病みつきになります。自分が怖いですwwww

イジメ、ダメ、ゼッタイ

2013年10月31日木曜日

UTAUとResolutionとDurutti Column

UTAUとは、飴屋/菖蒲(あめや・あやめ)がフリーウェアとして配布している、
Windows、Mac OS用歌声合成ソフトウェアである。2008年3月に配布が開始された。
 歌唱合成ソフトでは、「ユーザーが声を採取して作成した音源を歌唱(音階の調整など)させることが可能」なソフトの一つである。代表的なUTAUキャラとして重音テト、デフォ子などがある。

一年前?くらいからニコ動のボカラン(ボーカロイドランキング)にも別枠としてUTAUランキングなるものがつくられ、毎週のUTAUで作成された楽曲のランキングがわかるようになったのですが、どうも最近はメインのボーカロイドランキングにランキング入りした楽曲よりもこちらのUTAUにランキングインした楽曲の方が面白いものが多いような気がするのはわたしだけでしょうか?
ランキングを作成するために各曲は再生数やマイリスなどから点数化されるのですが、その点数はボカロとUTAUとではさすがに雲泥の差です。UTAUでトップの点数でもボカロではベスト30のランキングにさえ入れないことが多いです。それだけUTAUはマイナーであるとはいえるのですが、マイナーゆえの面白さというものがここにはあるのです。ボカロは視聴対象者がかなり拡大したことにより楽曲そのものもかなり凡庸化した感があります。それでも勿論すばらしい曲が時にはうpされ続けてはいますが、昔に比べるとその頻度が減った感じがしてなりません。
ちなみにボカロとUTAUの違いですが、歌声合成ソフトという点では同じですが、UTAUはフリーソフトで「ユーザーが声を採取して作成した音源を歌唱させることが可能」であり、ある意味無限に様々な歌声を生成できるのですが、その調教にはかなりの腕が必要とされるようで使い勝手という点からは、有料でメーカーサポートの付いているボカロの方がより容易に使用できるということです。といってもわたし自身が使用した経験はないのでよくわかりませんが・・・。
先日、このUTAUランキングに懐かしいボカロPの曲がランキングインしてしかもトップを奪取しました。それが下の曲です。


バンドリストPというボカロPの新作です。なんとなくクサメタル風でいい感じです。こういう曲が1位を獲得するというのがUTAUランキングの現状です(勿論良い意味で)。
このバンドリストPの昔の作品にはすばらしいものがありそのひとつが下に貼ったロシア語で歌ったトランス風の楽曲です。実際、この題名はなんと発音するのかよくわかりません。落ち着いた曲ですのでオペ室で流れる時があります(オペ室ではiPhone4がAUDYSSEY社のスピーカーに繋がれてランダムに曲を流しています)。
上の曲とはかなり曲調が違いますがどちらもわたし好みに違いありません。この曲、発表当時は当たり前のようにボカランで1位獲得してました。   
ということで、最近はボカロ曲よりもUTAU曲の方をマイリスすることが多く、そのなかでも特に気に入った曲が下の曲です(なぜか動画を貼り付けることができません。とりあえずリンク貼っておきました)。
話は変わりますが、最近ニコ動ランキングに急に登場した下の曲。ガンダムXの曲をイタリアのヘビメタバンドがカバーしたものですが、これがランキング上位にインしてその曲のすばらしさが広まると同時に原曲であるROMANTIC MODEの曲も人気急上昇です。 わたしはガンダムの登場からその拡散をつぶさに見聞きし体験してきたものですが、それほど熱中したわけでもなく、同時代のものとしては大友さんや押井さんの作品の方がずっと質が高かったためそちらの方により関心が向かい、どちらかというとガンダムには程々に付き合った程度のものです。ですからこのResolutionという曲もまったく知りませんでしたが、今聴いてもすばらしい曲だというのはよくわかります。この曲がガンダムの最初からのOP曲ならもっとガンダムを気を入れて観たのかも。なにせガンダムの最初のOP曲(「たちあがーれ、たちあがーれ、ガンダム」というやつ)はあまりに臭くて(クサメタルの場合、「くっさー」というのは褒め言葉ですが、この場合は違います。明らかにダメということです)、どうもガンダムというアニメ自体を観る気が失せた記憶があります。 しかし、このROMANTIC MODEのボーカルの女性の声量のすばらしさには感心するばかりです。この方は現在もミュージシャンとして活躍なされているようですので再び脚光を浴びることになればいいのになあと思ったりもします。ニコ動ではこの方の昔のTV放映映像がうpされていますので興味ある方はどうぞ→こちら で、下にそのイタリアのメタルバンドがカバーしたやつと原曲を貼っておきます。
まあいつも言っていることですが、昔は次から次へと新しい作品が出て消費され昔の作品はごく一部のものだけが生存して他のものは廃棄されていくだけでしたが、ネットの発達によりそれがなくなったのはありがたい限りですね。 こんなものも視聴できますよ!って、これを知っている人がどれだけいるのでしょうか?

Durutti Column "Never Know"

2013年10月11日金曜日

Close my eyes foreverからmetallicaそして再度BABYMETAL降臨

「Close my eyes forever」は米国のguitarist Lita Fordの3rd album(1988年release)に収録された曲。Ozzy Osbourneとのduetで話題を呼んだ。


わたしの家のバスユニットはヤマハ製(ヤマハはお風呂も作っているのです)で、ヤマハ製ゆえにヤマハ製の立派なデュアルスピーカーを付けており入浴しながらかなり良い音質で音楽を聴くことができるようになっているのですが、わたしは主に有線(10年くらい前からsound planetというやつに契約してます)のB21chつまり伊藤政則セレクトメタルチャンネルを聴いています。伊藤政則は高校時代にJudas Priestを聴き始めてからの尊敬する音楽批評家で、当時のジューダスのアルバムに書かれたライナーの素晴らしさは伊藤政則さまさまでした。以下に一例を。

ジューダスプリーストよ、僕は歩兵でいい。喜んで最前線に切り込んで行こう。
今更遠慮てするなよ。かまうことはない、この僕の体を踏み越えて、さあ栄光の王冠を握ってくれ。
君たちの栄光は僕の誇りでもあるのだから。もう僕は君たちにこの身の全てを委ねた。

 素晴らしいですねえ。で、先日、お風呂でこの伊藤政則チャンネルを聴いているとそこにあの懐かしい曲「close my eyes forever」がかかってきたではありませんか。それも新しいアレンジのものです。これが、とてもかっけええーーーでした。お風呂かた出るとすぐに有線のサイトにアクセスしてこの曲がどのアーティストのものかを調べました(すぐに調べることができるのです。有線さまさまです)。するとDeviceというプロジェクトグループのものであることがわかり、今年4月にリリースされたアルバムの中に収録されていることがわかりましたので早速iTunesで購入しました。他の曲もすべてメタル曲でしたが、やはりこの「close my eyes forever」が出色の出来でした。
この「close my eyes forever」はわたしが米国に留学している時によく街に流れており、また、むこうのメタル専門ラジオで頻繁に流されていました。そして、歌詞が簡単で日本人のわたしにもすぐにわかり親しみやすかったこともあり、わたしはこの曲がすぐに好きになったのでした(単純です)。下にDeviceとオリジナルのLita&Ozzy版を貼っておきます。
 

トップの画像に書かれた歌詞が繰り返される、そしてその歌詞の内容にとてもとてもひかれたことを思い出します。それはわたしには寺山修司の赤糸で縫い閉じられた物語を想起させ、赤糸で瞼を縫い閉じる光景を思い出させるのでした。 当時、この曲と似たようなタイトルで「Don't close your eyes」という曲も流行っていたような気がします。これもよく聴きました。ただ、歌詞の内容は大したことはありません。
 

Kixというバンドですが、一発屋で終わったような記憶があるのですがよく知りません。でもこの曲だけはよく聴きました。 で、留学中の当時、その他によくラジオから流れてきたのが、metallicaの「nothing else matters」です。これもよく聴いたなあああ。感心するくらいよく聴きました。


メタリカは今も活躍しているメタルバンドの大御所です。わたしくらいの年齢のメタルファンになると大御所はやはりジューダスということになり、メタリカなんて甘っちょろい・・てなことにもなるのですが、まあそこはおさえておいて、メタリカいいですねえ。でもメタルは2000年以降から様々なジャンルに分かれていき、裾野が広くなった感じでどんどん進化していっている感じがします。現時点ではわたしはトランスメタルがイチオシです。 で、このメタリカが今年のサマソニで絶賛した日本のメタルアーティストが、過去のエントリーでわたしも推したあのBABYMETALなのです。ニコニコ動画に今年のサマソニでのBABTMETALのライブがうpされました(WOWOWでオンエアーされたものです)。これが凄まじくすばらしい!「神バンド」という生バンドがバックにつき、このバンドの生演奏はまさに「神 」です。ちなみに並みいるバンド(メタリカも含む)を差し置いて、BABYMETALは今年のサマソニベストアクトをゲットしたそうです。げげげっ・・・これはBABTMETALは頂点まで登りつめるかもしれない・・なんてことを期待しました。 このライブの模様は、ここ(ニコ動)で視聴できます。


そして、このBABYMETALのライブブルーレイが11月に発売されるとのこと。そのtrailerが以下です。

BABYMETALすごいなあ・・・・。ほんとすごいDeath!www
ということで、今回はメタルばかりでした。
でも本当は、メタルよりもプログレの方が好きなのです・・・・他にミニマムミュージックも好きだし、テクノは勿論だし、クラシックも勿論だし、現代音楽も好きだし・・・どうも見境がないだけのような気がします。すいません。

2013年9月23日月曜日

映画「立候補」を観た。

羽柴誠三秀吉、外山恒一、マック赤坂といった泡沫(ほうまつ)候補が、
敗れようと何度でも選挙に立候補する目的と原動力に迫るドキュメンタリー。
選挙に立候補するも、ほぼ負けるだろうと言われ続けてきた候補者たちの選挙活動を追う。
メガホンを取るのは、『フジヤマにミサイル』に続いて本作が2作目となる藤岡利充。
供託金を支払い、選挙活動を行い、奇異の目で見られながらも立候補する彼らが、
その理由を明かす様子は注目。
(YAHOO!映画より)

前々からこの映画「立候補」は観てみたいと思っていたのですが、上映館がひどく限られていたためその機会もなく、またいつかどこかでWOWOWとか邦画チャンネルとかで放映されるのを根気よく待つしかないのかなあと思っていました。そんな折、ツイッターで蛭田亜紗子さんがこの映画を観て、ラストは涙が止まらなかったと呟いていたので、ますます観たくなった次第なのですが、ちょうどそんな折(再度登場)、ある医療機器メーカーの新製品に関するadvisery boarding meetingというものに出席するために東京へ行くことになり、旅費・宿泊費すべてメーカー持ちというラッキーな機会に恵まれたため、これはまさに「立候補」を観る絶好の機会以外なんでもないと思い、東京東中野にあるポレポレ東中野まで「立候補」を観に行きました。
ポレポレ東中野は名画座のような劇場で、京都なら今なら京都シネマ、昔なら朝日シネマとかもっと昔なら京一会館のような感じの雰囲気がありました。「立候補」は午後7時からの上映1回のみで、観客は20人くらいだったと思われます。本当は一桁を予想していたのですが、意外に多かったです。
で、映画「立候補」ですが 、メインのキャラはマック赤坂氏です。主として前回の大阪府知事選の選挙模様を追っており、7人の候補者のうち、いわゆる泡沫候補といわれる4人にインタヴューをとり、選挙活動の模様を写しています。この泡沫候補が皆すべてかなり変わった人たちでした。皆がある意味、愛すべきキャラでした。で、マック赤坂氏以外の泡沫候補者たちはほとんど選挙活動なるものはしていないというのが現実でした。そもそも組織というものがなく、個人で立候補した人たちばかりでした。この人達のドキュメンタリーをもっと深く掘り下げていくととてつもない作品になりそうな予感があるのですが、彼らがそこまで取材に応じてくれるというのは難しいというのが現実のようです。
で、映画はこの泡沫候補の一人であるマック赤坂氏の選挙活動の様子を写していくのですが、これがまあメチャクチャです。マック赤坂氏は本当にメチャクチャで、真のアナーキストといえるような気がします。組織なるものはやはり存在せず、唯一の秘書はアルバイトで雇われた櫻井さんという中年男性ですが、この方もいろいろと癖がある方で面白い。そして、マック赤坂といっしょに選挙活動していくうちに人柄が変化していくのがわかります。なんかマック赤坂とともに人格が破綻していっているようなそんな気がします。でも彼には家族があり、子供があり、そんな姿もカメラは写していきます。
マック赤坂の息子は父親の貿易会社(といってもかなり小さい)の経営を引き継いでいるのですが、この大阪府知事選の時は父親のやっていることに不平不満を漏らしていました。が、その後の衆議院選挙東京地方区ではなんといつのまにか秘書みたいな役割になって櫻井さんと同様に狂っていってます(いや覚醒したという方が正しいのかも)。その姿があまりにすばらしい! 
大阪府知事選の最終日、橋下・松井陣営の街頭演説に自分の街頭演説カーで乗り付けて演説を始めるマック赤坂に向かって橋下・松井支持者たちからの強烈なヤジが浴びせられます。それでも必死に演説をするマック赤坂。なんなんだ、これは・・・・こんな場面、ニュースでまったく放映されてないぞ・・・思わず、マック赤坂はメチャクチャやけどこんなんやったらそのメチャクチャなマック赤坂支持するしかない!と叫びたくなりました。そして、これはすなわちわたし自身もがマック赤坂の狂気に巻き込まれてしまっているその証左にすぎないのでしょう。でもマック赤坂の情けないところは、橋下氏に演説の時間を与えてもらい、しまいに橋下氏の政策を支持するような演説をしてしまうというところです。あーー、このヘタレぶりがまたかわいいではありませんか。
次の衆議院選挙では、東京秋葉原で安倍首相の街頭演説に同じようにマック赤坂は闖入します。そして、集まった自民支持者の罵声を一身に集めます。そんな自民支持者に向かって挑発するのがあの息子なのです。なんじゃ、こりゃ・・・すごすぎる・・・。
負けを覚悟で望む戦というものが美しいものであるのは間違いありません。
ここに登場する泡沫候補者というのは真っ当な視線で評価するとメチャクチャな人たちに他なりません。でも、そんなメチャクチャな人たちにもなんというか言いようのない誇りと正当性と美しさが隠れているのです。
この「立候補」という映画を面白いと思える人は現時点では少ないと思います。いやでもそうでもないかもしれない。多いかも・・・面白いと思える人が多くなるとそれだけこの社会は成熟したものと言えるのかもしれません。現代の日本社会はそこまで成熟してきているでしょうか。
ちなみに映画の宣伝で、外山恒一氏や羽柴秀吉氏という泡沫候補についても述べられていますが、登場する場面はほんのわずかです。外山恒一氏の東京都知事選での選挙演説は秀逸でした。昔、YouTubeで初めて観たときはびっくりして爆笑しました。こんなすごいお笑いは今までに経験したことがないと思いました。これぞ真のお笑いではないかと思いました。糞吉本芸人たちには到達どころか幻視さえすることができないお笑いの頂点を観た思いでした。下に外山恒一氏の伝説の演説とマック赤坂氏の演説を貼っておきます。
「立候補」を観終わって、わたしは涙は出てきませんでした。それでもなにがどうというのかうまく表現できないぐちゃぐちゃした感動が頭のなかに渦巻いていました。それだけすばらしい作品でした。


          


2013年9月17日火曜日

阿部和重はえらい

阿部 和重(あべ かずしげ、1968年9月23日 )は、山形県東根市神町出身の小説家。
日本映画学校卒業。演出助手などを経て、1994年に『アメリカの夜』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。1997年の『インディヴィジュアル・プロジェクション』で注目を集める。
テロリズム、インターネット、ロリコンといった現代的なトピックを散りばめつつ、物語の形式性を強く意識した作品を多数発表している。2004年に『シンセミア』で伊藤整文学賞および毎日出版文化賞を、2005年に『グランド・フィナーレ』で芥川龍之介賞(芥川賞)をそれぞれ受賞。『シンセミア』をはじめ、いくつかの作品には「神町」を中心とする設定上の繋がりがあり、インタビューなどでは「神町サーガ」の構想を語っている。
(wikipediaより)

阿部和重は確か昔「アメリカの夜」と「インディヴィジュアル・プロジェクション」を読んだ記憶があり、それほど印象には残っていなかった、というか当時はわたしも執筆活動をしていたので影響されないように意図的に避けているような感じがあり、上記2作も実は素直に読めていなかったような気もします。で、その後の作品は読んでいなかったのですが、「□」と「シンセミア」が電子書籍化されているのを知り、Kindleで読みました。
「□」はまあこんなもんかなあとそれほど印象に残るものではなく、でも面白いといえば面白いというぼやっとした印象しか残らなかったのですが、「シンセミア」はとても面白かったです。長編ですので、読むのが苦痛かなあと思ったりもしましたが、そんなことはまったくなく(面白い作品は長編でもその長さがとても大事になってどちらかというとまだ終わらないでくれえと思ったりもするわけです)、久々に文章を読むことに贅沢な時間を感じることができたすばらしい作品でした。この「シンセミア」の紙書籍はかなり分厚くてそれだけで読む気が失せるのですが、電子書籍になるとそんなことはまったく感じることがなく、薄くて軽いkindle端末でさくさくと読めるわけです。これは本当に楽です。
「シンセミア」の内容ですが、まあそれについては敢えてここで書く必要はないと思います。数多くの登場人物がいます。舞台は、阿部和重の出身地山形県神町です。そうそう阿部和重の神町3部作について、それらを中上健次の熊野の作品と比べる批評等が多く、それがわたしを阿部和重から遠ざける理由のひとつになってました。中上健次は初期作品はとても好きなのですが、「枯木灘」以降の熊野を舞台とする作品はどうも肌に合わないというか読んでいても面白いと思われないので、同じような作品なら勘弁だなあと思い、読むのを躊躇っていました。しかし、ここで電子書籍化されたのがよい機会と思い、読んだのがよかった!登場人物ほぼすべてがろくでも無いやつらばかりです。いやはや、愛すべきというキャラはほとんどいません。わたしは中山という警察官だけは愛すべきキャラだと思いましたが。そんな神町の人々を描いた作品ですが、本当にすばらしいです。ストーリーがどうのこうのはどうでもいいです。神町の人々が本当にすばらしいです。でも、おそらく、いや絶対に神町の実際の人たちはこの「シンセミア」を読むと腹が立つでしょう。神町の人々がみなこんなろくでもない人間だとは思わないでほしいと訴えるでしょう。いや、それくらいこの「シンセミア」はすばらしいです。
この続編にあたる「ピストルズ」もすぐに読みたいと思い、電子書籍を探しましたがありませんでした。残念。仕方なく書籍を購入しました。で、届けられた書籍をみて、唖然。分厚いやんけ・・・。これでは寝転がって読めないやんけ、くそっ!ということで本自体は手元にあるのですが読み始めることはなかったのですが、豈図らんや、今月になって「ピストルズ」も電子書籍化されたのです。
阿部和重はえらい!
紙書籍を購入したのにもかかわらず、わたしは電子書籍版も購入しました。これでさくさくと「ピストルズ」を読むことができるでしょう。
で、その値段。書籍は1995円。まあこの分厚さからいえば安いのではないでしょうか。
で、電子書籍は、上下巻合わせたやつが475円。なんと安い!すばらしい!電子書籍化してもこれが千円以上するならあまり電子書籍化の意味はないのですが、以前わたしが書いたように500円前後の値段ならそれは神値段なのです。
阿部和重はえらい!
何度でも言います。阿部和重はえらい。
で、面白いのは、電子書籍では上下巻別々にも購入でき、その値段が上巻299円、下巻600円と設定されていることです。なんと巧妙に計算された値段ではありませんか。上巻は安くして、それで下巻も読みたくなった人には最初に躊躇った罰ですよと言わんばかりに高めの値段で買わせる。いやあ、すばらしいです。いやまあそんな意地悪ではないと思いますが、こういう価額設定というのは面白いです。
ちなみに「□」は千円以上して内容もイマイチで高価な買い物だったという印象ですが、「シンセミア」は文庫版が上下セットで2000円越え、電子書籍は1300円です。
阿部和重の初期作品もこういう価額設定で電子書籍化してくれないかなあ・・・そしたらすべて購入するのになあ・・・・・。
阿部さん、がんばってください!