2013年12月29日日曜日

2013年ベスト・ワン

ガールズ&パンツァー』は、2012年10月から同年12月までと2013年3月に放送されたテレビアニメ。
全12話+総集編2話。略称は「ガルパン」。
 戦車を使った武道である戦車道が華道や茶道と並び大和撫子の嗜みとされている世界を描いた物語で、
兵器である戦車を美少女達が運用するという、ミリタリーと萌え要素を併せ持つ作品。
 戦車は主に第二次世界大戦時に使用された車輌で、IV号戦車の他、マチルダII歩兵戦車、M3中戦車、八九式中戦車ほか各国の戦車が登場し、各種車輌、船舶、航空機などの特徴は細部まで精密に再現され、
戦車は戦車好きのスタッフがこだわって制作している。

2011年から始めた年末恒例のベスト・ワンを今年も。
過去2年間と比較すると今年は豊潤な一年でした。すばらしい作品群に巡り会えた幸せな一年いえるでしょう。
まずは、小説。
SF系は前評判の高さに比べてがっかりの作品ばかりでした。敢えて作品名は書きません。これが現在のSFの主流なのならSF小説はますます極く限られたマニアのためだけのものへと収斂していくのでしょう。それはそれでいいのかもしれません。おっとそういえば年初に読んだ東浩紀の「クオンタムファミリー」は唯一とても面白かったです。これ一応SFってことでいいのだと思うのですが、三島由紀夫賞は受賞しているものの肝心の日本SF大賞は受賞していません。これがおそらく現在のSF界の不幸を象徴しているのではないでしょうか。内輪でまとまってしまっては外部からみるとなんとも惨めな姿にしか見えないのですが・・・。あっ、それからコニーウィルスの「航路」はkindleで購入したものの年末年始に読む予定でまた未読です。これには期待してます。
純文学では、といいつつあまり読んでないのでなんともいえません。毎月送られてきていた「新潮」が送られてこなくなり(理由はわかりません。おそらく献本期間が過ぎてしまったのでしょう。なにか意図的なものがあるとは思えませんし、そこまで何かを疑う類の人間ではわたしはありません)、ただでさえ純文学に触れる機会がなくなってしまいました。それでもあげるならやはり阿部和重の「ピストルズ」。発表年はもっと前ですがわたしが読んだのが今年ですので今年のベスト小説です。
とにかく文学関係ではおそらく今年あるいは来年が電子書籍元年になると思われます。ようやくといった感じですが、この勢いをさらに加速させて既存の出版形態を破壊してほしいものです。
次は漫画とアニメ。
これはとにかく良作品満載でした。「惡の華」「進撃の巨人」「キルラキル」「弱虫ペダル」といったところが頭抜けていたように思われます。
で、「惡の華」はアニメ版がなかなか冒険的な試みをしていたにもかかわらず最後は尻切れトンボで終わってしまい残念感一杯でしたので、漫画としてベストを「惡の華」としたいと思います。進撃、キルラ、弱虫はすでに多くの賞賛を得ているので敢えてここでわたしがベストにあげることもないような気もしますが、アニメであげるならやはり「ガールズアンドパンツァー(ガルパン)」となります。この作品はTV放映中は観ることがなかったのですが(あいにくニコ動でも放映してなかったので)、いつも視聴したいとは思っており、最近になってようやく全話視聴できました。で、いうことなしに面白く今年のアニメベスト・ワンとなりました。ストパンも大好きで、わたしはミリタリーオタではないのですが(それでも小中学生の頃は戦車の模型作りに熱中したものです)、それでもやはりミニタリーとオタとの相性はいいようです。島田フミカネさんの目の付け所はすばらしいですし、おそらくこれは島田さんが計算してどうこうしたというものではなく、島田さんが元々もっていた趣味嗜好がそのまま作品として結実したというものだと思います。この流れは現在では、ゲーム「艦隊これくしょん」へと繋がっているようで、わたしは最近はゲームにはあまり関心がない(というかゲームをする暇がない)のでまだよくわからないのですがもしアニメ化されたら絶対に観るつもりです。
漫画では、吾妻ひでおの「アル中病棟日記」が出色の出来でした。吾妻さんの作品では「失踪日記」なども滅茶苦茶面白かったですが、それに負けず劣らず「アル中」も面白かったです。
それからマン臭きつ子さんのイラスト・マンガも面白かった。マン臭きつ子のおりものワンダーランド でこれまで描いてこられたのですが、人気沸騰とともに商業誌で描く機会を得て、現在このサイトは休止となっています。残念ですが、それはそれで仕方がないです。このサイトで、秋元さんについての作品などはすげーーーーの一言です。
次は映画。
ふむふむ、いろいろといってもその数は少ないのですがそのなかで観終わってこれは凄いと思えたのは、過去のエントリーにあるように「桐島部活やめるってよ」と「立候補」の2作品だけでした。で、どちらかを選べていわれるとやはり「桐島・・」になります。
ということで、映画ベスト・ワンは「桐島・・・」ということで。
ちなみに園子温の作品は残念ながら観れていません。ですから対象外です。来年観る予定です。
次は音楽。
これはボカロの潮流がちょつとその勢いに翳りがみえてきたかなという印象を受けました。といっても人気そのものは絶大なものとなっており、ある意味上げ止まりという感じもなきしもあらずです。このまま一般的な人気を維持したまま音楽の確たる一分野としてそのテリトリーを確保そして少しづつ拡大していってほしいです。
で、音楽全般となるとやはり、もういうことなしで、今年はBABYMETALに尽きます(笑)。こんなに自分が熱中するとは自分でも意外なのですが、それくらい中毒性のあるなんともいえない変なユニットなのです。おそらく来年はBABYMETALにとっては大ブレークの年になると思われます。それをしっかり目に焼き付けたいと思います。
ということで、音楽ベスト・ワンは文句なしにBABYMETAL。
ちなみにPerfumeの新しいアルバム「LEVEL3」はすばらしかったです。中田ヤスタカはなかなか枯渇しませんねえ。CAPSULEの「CAPS LOCK」もよかった!

ということで総括して今年の総合ベスト・ワンは、

BABYMETAL

という当たり前の結果になりましたwwww
下に現時点でのBABYMETALの最強作品とわたしが確信している「ウキウキミッドナイト」を貼っておきます(以前に貼ったやつはアニメ版でした)。


追記;この投稿がこのブログをはじめてちょうど100投稿目になります。これまでこのブログに付き合ってきていただきありがとうございます。BABYMETALネタを書きはじめてから閲覧数が加速度的に上昇してきておりベビメタファンには頭の下がる思いです。本当にありがとうございます。そして、今後ともよろしくお願いします。
皆様がよき新年を迎えられんことを祈って、また来年!